ニュース
メモリモジュールやSSDでおなじみの「Crucial」ブランドが終了。AI需要増加で大規模顧客に注力
今回の発表は,AI市場の成長にともなう,データセンターにおけるメモリとストレージの需要の増加を受けたものだ。Micronによると,より大規模な顧客への製品供給とサポートを強化する方針だという。
なお,Crucial製品の出荷は,2026年2月まで継続し,移行期間中は,保証サービスやサポートも引き続き行われるとのことだ。
![]() |
このところAI用データセンターの急増にともない,サーバーに搭載するDRAMMやNANDフラッシュの需要に対して,供給が追いついていない。2025年10月には,Open AIが次世代データーセンター向けに,Samsung ElectronicsやSK HynixとDRAMM供給の契約を締結したように,今後もこの流れは加速しそうだ。
大規模事業者への供給を優先されたことにより,大きな影響を受けているのが,一般消費者向けのメモリモジュールや,ストレージだ。10月半ばからじりじりと価格が上がりはじめ,11月に入ってから一気に高騰。9月頃と比べて,3倍以上の価格で販売されている製品もある。
グラフィックスカードに搭載するGDDRメモリや,スマートフォン向けメモリの供給も絞られつつあるという報道もあり,さまざまな製品への影響も懸念される。ゲーマーとしても,気になる状況が続きそうである。
- この記事のURL:


















