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高騰するパーツを確保し,レトロゲームを動かせるPCを組み上げろ。ボードゲーム「ComputerJunkyard」のKickstarterキャンペーンが展開中
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ComputerJunkyardは,最大4人でプレイでき,プレイヤーたちは限りあるPCのパーツを奪い合うライバルとなる。パーツを正しく組み上げて,バグなく動作するPCを作り,レトロゲームを最初に起動できたプレイヤーが勝利する。
プレイヤーのそれぞれに「プレイしたいレトロゲーム」のカードが渡され,そこには推奨動作環境=どのパーツがいくつ必要になるかが書かれている。つまり,プレイヤーごとに欲しいパーツの種類と数が異なっているわけだ。
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パーツは現実同様に「CPU」「RAM(メモリ)」「ビデオカード」「電源」「HDD」「サウンドカード」といった種類が存在し,それぞれがカードになっている。古い環境であるためかパーツの数は限られており,ショップの在庫が減るほど値段が上がっていく。ほかのプレイヤーが持つパーツを盗んだり,交渉して手に入れたりといった工夫を凝らし,予算の範囲内でPCを組み上げていく。
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PCの組み立てフェイズでは,制限時間2分のあいだに各パーツを組み合わせ,正常に動作するようにしていく。組み合わせ方もPCIスロットにビデオカードを差し込み,マザーボードからケーブルを伸ばしてHDDやCD-ROMドライブをつないで……と正しい接続をしたうえで,パーツをベースにキッチリ収める必要がある。
時にはライバルからPCにバグを仕込まれることもある。バグがある限りゲームが動作することはないし,取り除くにはダイスで良い目を出すか「バグスプレー」のカードを使うしかないのだ。
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プレッジ(支援)は39ドル(約5900円)でゲーム本体を入手でき,75ドル(約1万1000円)のコースでは拡張パック「KICKSTARTER Expansion」「LIGHTNING STRIKE Expansion」「PERIPHERAL HARDWARE Expansion」もセットになる。また,199ドル(約3万円)ではお題となるレトロゲームのオリジナルカードを作れる権利が与えられる。
キャンペーンは日本時間2025年4月18日7:54まで。リワードは10月に発送予定となっている。イラン,ロシア,ベネズエラ,アフガニスタン,キューバへの発送はできないが,ほかの地域についてはメールで問い合わせて欲しいとのことだ。
レトロゲームを遊ぶために当時の環境でPCを組み上げるというのがなんともマニアックである。レトロゲームのタイトルやカードに描かれたパーツの形もそれっぽく,PCを自作するのに四苦八苦した思い出を持つ人にはたまらないだろう。
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Kickstarterキャンペーン「ComputerJunkyard」
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