「King of the World」で，なりすまし女性プレイヤーに厳しい処置

　「ネカマ禁止！　女性キャラクターを使うプレイヤーは，本人が生物学的に女性であることを証明せよ」という厳しいお達しが出たのは，中国最大手のゲームプロバイダである盛大（Shanda）の子会社Aurora Technologyがサービス中のMMORPG「King of the World」でのこと。いうまでもなく，ネカマとはネットワーク上で女性のふりをする男性のこと。相手をだましたりからかったりというケースもあるが，一般的にネットゲームで男性が女性キャラクターを使うこと自体，日本ではとくに問題になっていないように思える。
　どうしてそんなことになったのかについての公式の説明は見あたらないが，考えれば考えるほど，気になって眠れなくなりそうだ。うふふ。もしかすると，一人っ子政策のために男性の割合が爆発的に増えた中国の現状が関係している可能性もあるが，たぶん違うだろう。
　いずれにしろ，King of the Worldで女性キャラクターを使うプレイヤーは，ウェブカメラによって自分が女性であることを証明しなくてはならず，もしそれができない場合，アカウントの凍結といった厳しい処分が待っているのだ。何を見せなきゃいけないのか必要以上に気になるが，なんとなく，いくらでも抜け道はあるような雰囲気なきにしもあらず。ともあれ，心当たりのある人はお気をつけください。