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リネージュ2は,日本でプレイできるMMORPGとして長寿タイトルの1つであり,今年の6月にサービス21周年を迎える。
現在は,サービス開始当初から続くリネージュ2の最新コンテンツをプレイできる「ライブサービス」,サービス開始当初の雰囲気やバランスで,キャラクター育成や大人数プレイが楽しめる「クラシックサービス」,ソロプレイでも遊べるようにサポートが充実した「アデンサービス」と,3つのサービスが行われている。
詳しい違いは下の画像にあるとおりだが,ここに4つめのサービスとして「エヴァサービス」が新たに加わることになる。
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その「エヴァサービス」のサービス開始に先駆けて,エヌシージャパンでメディア向けの体験会が実施された。エヴァサービスの概要説明や実機での先行プレイが行われたので,本稿ではその模様をお届けしよう。
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「新たなる人生の歩み」とテーマに一歩を踏み出す“新生リネージュ2”
2004年6月25日にサービスがスタートしたリネージュ2だが,4月から「新生リネージュ2」としてスタートするのだという。
「新生リネージュ2」のコンセプトは,“生まれ変わり,新たな人生を歩みだすこと”。プレイ時間が長く,ほかのプレイヤーとの交流が不可欠でもあるMMORPGを“人生”と位置付け,新たな人生の歩みはじめとして「新生」としたそうだ。
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新生するにあたって,リネージュ2のロゴデザインも一新する。「新生リネージュ2」というキャッチコピーについて新井氏は,「“新生”という言葉を耳にした日本のMMORPGプレイヤーは,別の作品を思い浮かべると思います。別の言葉にしようとも考えましたが,“新しく生まれ変わるリネージュ2”として分かりやすく,そしてそのメッセージが伝わる言葉としてふさわしいものは,ほかにないと思い採用しました」と説明した。
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リネージュ2なのにPKがない!? 新サービス「エヴァサービス」の3つの特徴を紹介
新生リネージュ2の象徴となるのが,4つめのサービスである「エヴァサービス」だ。
エヴァサービスは,アデンサービスをベースに改修されたもので,韓国では2023年にサービスがスタートしている。それを日本のプレイヤー向けに1年半もの時間をかけてローカライズを行ったとのことだ。
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エヴァサービスには「リネージュ2初のNON-PVP」「課金システムの変化」「新しい成長導線」の3つの特徴がある。
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リネージュ2と言えば,フィールドでの個人プレイヤー,または血盟同士によるPvPやPKがごく当たり前のMMORPGだ。しかし,エヴァサービスでは一般フィールド上でのPvPができない仕様だ。そのおかげで,PKにおびえることなくのびのびとフィールドで狩りができて,キャラクターの育成に集中できるという。
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ただ,PvPがないサービスというわけでもない。エヴァサービスのサーバー構成は,一般サーバーとワールドサーバーの2種類があり,プレイヤーはどちらかを選んでプレイできる。
一般サーバーのフィールドはNON-PvP,ワールドサーバーのフィールドではPvPが可能となっており,ワールドサーバーはPvPというリスクへのリターンという意味で,報酬などがワンランクアップしているという。
また,ワールドサーバーには鋼鉄の塔というPvPコンテンツも実装されるとのことだ。
オンラインゲームにおいて,PvP好きのプレイヤーが多い韓国のゲーム,しかもリネージュ2でNON-PvPのサービスが出てきたことに驚きを隠せないが,その理由として新井氏は「フィールドでのNON-PvPタイトルが韓国でも人気を博しており,フィールドでの無差別PvPやPKを嫌うプレイヤーが増えている」そうで,トレンドが多少変化してきていると語った。
「課金システムの変化」については,課金モデルを「ゲームパス」とL2コインの2種類に絞り,ガチャは採用しないということだ。もちろん,基本プレイ無料であることは,ほかのサービスと同様である。
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本サービスの「ゲームパス」は,購入すると1か月間,狩りが便利になったり,効率的な狩りができるようになる多数の消耗品が手に入ったりというもので,よくあるデイリーコンテンツクリア時にボーナスが付くものや,システム的な利便性が追加されるものではない。そのため,イメージはアイテムパックというほうが近いかもしれない。
ゲームパスは毎月1日に更新され,1つ2000円を予定しており,1か月に最大5つまで購入できる。ゲームパスで入手した消耗品には刻印が付いており,取引所には出せない。
これらのほかに,ゲーム内経済の活性化の一環として,取引所を設置。取引所では,L2コインやアデナ(ゲーム内マネー)などによる売買が可能となる。
ちなみに,エヴァサービスのゲームパスが好評ならほかのサービスに導入する可能性があるか聞いてみると,「もちろん,あります!」と答えた新井氏。ただ,「課金形態などを考えるとそのままは難しい。そのサービスの新サーバーという形で運用するしかないかも」と続け,導入するにしても一筋縄ではいかない運営の難しさを吐露した。
「新しい成長導線」は,本来狩りゲーであるリネージュ2を楽しんでもらうために,経験値テーブルを調整し,レベルアップの緩和を行うというものだ。
それにとどまらず,ゲームプレイ開始から装備やスキル一式を支給するなど,手厚いサポートも受けられる。ゲームを始めたけどよく分からず,すぐに辞めてしまうプレイヤーも安心してプレイできるはずだ。
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爆速すぎるレベルアップで序盤の育成が楽すぎる!
新井氏の説明後,実際にエヴァサービスを実機でプレイ。今回は運営チームからオススメのクラスが提示され,そのなかからスピリットを選んでプレイした。
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キャラクター作成を終えてゲームをスタートすると,世界樹の村にキャラクターが降り立つ。同時にクエストがスタートし,これを追っていくことでプレイが進んでいく。
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最初の会話を終えると,戦闘訓練や狩りに話が進んでいくが,狩場まではすべてファストトラベルで行けて,MMORPGでよくある「移動先が分からない」や「移動に時間がかかる」といったことがない。
また,リネージュ2では自動狩り機能が実装されていることもあり,それをオンにすれば自動で狩りもしてくれるので楽なことこのうえない。
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そうしてクエストを進めていくこと約15分。レベルは20に到達し,一次転職できた。狩りは自動なので,実質的にクエストのボタンを押しているだけでコレである。もちろん,転職もボタン1つで完了できる。
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一次転職後もクエストを進めていくだけで,ガンガンとレベルが上がり,レベル40の二次転職を挟み,プレイ開始から30分ほどするとレベル48に到達していた。画面の撮影などをしていたこともあり若干ゆっくりだったが,ほかのメディアさんなどはレベル50を超えた人もいたそうだ。
三次転職ができるレベル76まではプレゼントボックスなどのサポートが続くそうだが,さすがにそこへ到達するのは2,3時間程のプレイでは無理で,もう少し時間がかかるとのこと。
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エヴァサービスの特徴の1つである「新しい成長導線」のおかげか,レベル上げをはじめ,キャラクターの育成は快適だし,装備をそろえるのに手間がかからない。おまけにPKの心配をする必要もないため,狩りにだけ集中して遊べるのは,これまでのリネージュ2にないプレイ感と言えるかもしれない。
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序盤を手厚くサポートして快適にゲームを楽しめることが,エヴァサービスの特徴の1つとして挙げるほど,重要なポイントだというのがよく分かる体験プレイだった。
ただ,クエスト先までファストトラベルで行けてしまうためか,リネージュ2の世界を――例えば,いまいる狩り場が世界のどこなのか,街や村,城がどこにあるのかなど――まったく把握できずにプレイが進んでしまうことは少し気になった。利便性が良すぎて,広大なマップを探索するMMORPGらしさがあまり感じられないのだ。
サポートが終わる三次転職まではチュートリアルみたいなもので,そこまでは一気に駆け抜けてもらい,本格的なMMORPG感,多くのコンテンツは,そこから楽しんでもらうという意図なのかもしれない。ただ,もう少し世界を旅するようなクエストがあってもいいのではないかと思えた。
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決着は一瞬! 特製マウスパッドをかけたメディア対抗戦の行方は?
体験プレイのあと,メディア対抗の超越ダンジョンタイムアタックが開催された。これは,用意された高レベルのキャラクターを使って,超越ダンジョンでどれだけ生き残れるかを競うメディア対抗戦だ。
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超越ダンジョンは,最長で10分間,次々と現れるモンスターを狩り続けられるコンテンツで,今回の対抗戦では一番長く生き延びたメディアが優勝となる。
しかし,出現する敵はかなり強く,何も対処しないと即終わってしまうとのことで,最初の5分は運営パワーで無敵となり,5分経過後から勝負のスタートとなった。
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最初の5分で戦い方を模索しようというありがたいルールだが,正直かなりキツい。無敵じゃなければ実際に即終わっていたレベルだ。なんとかスキルでモンスターを倒し,スキルの選択と使用を試行錯誤で確認。5分経過後のスタート時に周囲の敵を倒し切っていれば時間が稼げるのではと考えたが,所詮は浅知恵。30秒……いや,20秒ほどであっけなく倒れてしまった。
結果,優勝を逃してしまったのだが,参加賞ということだろうか,特製マウスパッド5枚をもらえた。気になる読者は,今後のWeekly 4Gamerの読者プレゼントコーナーをチェックしてほしい。
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最後に今後の予定として,TVアニメ「陰の実力者になりたくて!」とのコラボが行われる。コラボは,サービスによって内容が異なるとのことで,もちろんエヴァサービスでも実施される。詳細は「こちら」の記事を確認してほしい。
すでに公開されているとおり,エヴァサービスは2025年4月9日ローンチとなるが,スタート時間は20:00を予定しているそうだ。これはこれまでの午前中やお昼のスタートでは「社会人は無理(新井氏)」ということなのだとか。ローンチ時のサーバー数は2つを用意しているが,事前登録数やサービス直後の状態を見て適宜変更するという。
また,秋葉原や大阪など,一部のヨドバシカメラとビックカメラでパッケージ版が4000円(予定)で発売されるとのこと。パッケージにはスキルが手に入る魔法書が入っているそうだ。ほかにも,さまざまななイベントを企画しているようなので,続報を待ちたい。
古いタイプ――というとネガティブに聞こえるかもしれないが,MMORPG全盛期の混沌とした“なんでもあり”なリネージュ2は,ほかの作品にない魅力があるように思う。
今回スタートするエヴァサービスは,実に日本のプレイヤー向きのサービスだ。リネージュ2に興味がありながらも,なんでもありの雰囲気だったからこそ手を出しづらかったという人にとっては,もってこいの機会と言えるだろう。4月9日までエヴァサービスの事前登録も行われているので,登録を済ませつつ,新サービスの開始にあわせてリネージュ2の世界に触れてみよう。





















































