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印刷2006/02/10 15:54

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システムソフト・アルファー,「大戦略VIII」の発売日を決定

 昨年,発売20周年を迎え,まさに「日本のPCゲームの歴史と共にある名作」と言い切っちゃってそんなに間違いないんじゃないかな,という気がする大戦略シリーズだが,システムソフト・アルファーは,本日,最新作である「大戦略VIII」3月30日に発売すると発表した。価格は1万290円(税込)。
 現在,ちょっと過激で危ないシナリオが売りの「現代大戦略」シリーズと,システム的な新機軸を打ち出す,いわゆる「ナンバー付き大戦略」シリーズの2本柱で進化しつつある同シリーズだが,大戦略VIIIはもちろん後者の系譜に属する新作となる。



 これまでにもお伝えしてきたように,大戦略VIIIの最大の特徴は,ゲームのシンボルとも言える「ヘックス」(六角形のマス)がついに廃止され,部隊の配置がよりフレキシブルに行えることになったことだろう。大まかな区切りとして,ヘックスの代わりに正方形の「ブロック」が採用されているのだが,それぞれのブロックは100×100の座標で管理されているため,1マップ80×80ブロックということは,えーと……。ともかく従来では考えられなかったほど柔軟な部隊運用が可能になり,規模の大きな戦闘が可能になるはずだ。
 さらに,これまた「ついに」全地形,全兵器がフル3Dで描かれることになったのも大きな特徴となる。最新鋭戦車,戦闘機,戦艦がリアルなモデリングとテクスチャで表現され,戦闘シーンもより迫力あるものとなっているのだ。砂塵を巻き上げながら疾駆する戦闘車両,白い航跡を引いて進む艦艇群など,マニア心をくすぐりまくるこだわりも嬉しいところ。フル3Dである以上,もちろん視点の変更も思いのままで,一つの部隊にカメラを固定した「部隊視点モード」と,好きな位置,角度で戦場を眺められる「フリーカメラモード」の二つが用意されており,画面写真からも分かるように,見た目の変化はかなり大きい。古参の大戦略プレイヤーほど,驚いてしまうはずだ。



 さて,肝心のゲームシステムだが,システムソフト・アルファーによると「まったく新しいインターバル方式」を採用しているとのこと。基本的にはリアルタイム制となるが,まず2D画面で部隊に命令を与え,3D画面で彼らの行動を確認。ただし,ゲーム中で1000カウントが経過すると自動的に2D画面に復帰し,そこで必要ならば,隷下各部隊に再度,命令を下せる方式になる。実際のプレイ感がどういうものになるのかは,今のところ分からないけど,常に新しいシステムに挑戦する「ナンバー付き大戦略」らしい部分と言える。

 それ以外にも数々の新システムを盛り込んだ大戦略VIII。筋金入りのダイセンリャカーはもちろん,これを機会に大戦略を始めてみるか,という人も,3月30日を楽しみに待っていよう。(松本隆一)

  • 関連タイトル:

    大戦略 VIII

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