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【PR】テストしてきた4Gamerだから分かる,「Logicool Gのお勧めゲームデバイス2017冬」。最新技術の解説を添えて
ここ数年,ロジクール(日本以外ではLogitech International)のゲーマー向け製品ブランド「Logicool G」(日本以外では「Logitech G」)は乗りに乗っている。わずか2年ほどの間に,「Romer-G」(ローマ―G)に始まり,「Pro-G」(プロG),「LIGHTSPEED」(ライトスピード),「POWERPLAY」(パワープレイ),そして「HERO」(ヒーロー)といった具合に次々に独自要素を世に放ち,しかもこれらすべてがゲーマー向けデバイスの完成度を一段(以上)上へ引き上げるという,すさまじい状況だ。
ただ,あまりにも各技術の新規性が高く,かつ製品の選択肢も豊富であるため,どれを選んだらいいか分からないという人も多いだろう。いきなりキーワードばかりが並んで引き気味という人もいるかもしれないので,まずは技術キーワードを理解するための,簡単な説明を以下のとおり行っておきたい。
- Romer-G:ロジクールと日本のオムロン スイッチアンドデバイスが共同で開発した,オリジナルメカニカルスイッチ。方向性はゲーマー向けキーボードで定番の「Cherry MX Red」(=Cherry赤軸)に近いが,ストローク(stroke,総押し込み距離)とアクチュエーションポイント(actuation point,キースイッチの入力が入る距離)が短くなっているため,キー入力は一般的なゲーマー向けキーボードより浅くて済み,いきおい,速く入力できる(関連記事)
- Pro-G:ロジクール独自開発のヘッドセット用スピーカー(※正確には「スピーカードライバー」だが,スピーカーという理解でいい)。低域から高域までバランスよく出力でき,かつ,音の歪みも少ないのが特徴とされ,実際,ソースの音を忠実に再生できることを4Gamerでは確認できている(関連記事)
- LIGHTSPEED:スマートフォンやワイヤレスヘッドフォンなど,ほかのワイヤレスデバイスが多数あるような環境でも安定して高速に通信できるワイヤレス技術。ロジクールは「ワイヤードマウスより速い」としているのだが,4Gamerでは検証によりその主張が正しいことを確認済みだ(関連記事)。導入当初は名前がなく,後から付けられた名称なので,4Gamerの過去記事だとLIGHTSPEEDとは呼んでいないこともある
- POWERPLAY:ワイヤレスマウスを充電から解放する技術。マウスパッドの下に,ワイヤレス充電機能付き台座を敷くことで,対応マウスにおいて充電作業を不要にする(関連記事)
- HERO:ゲーマー向けマウスのセンサー最大手として知られるPixArt Imaging(ピックスアートイメージング,以下 PixArt)。ロジクールを始めとする大手メーカーは同社のセンサー,もしくはそのカスタマイズモデルを採用するのが通例だったが,そんな「PixArt Imaging一強」体制に挑む,独自開発の光学センサーだ(関連記事)。その完成度が高いことはレビュー記事で確認済み
幸いにして,いま紹介した技術キーワードに,見かけ倒しのものは1つもない。なのでこれらを押さえておくと,Logicool Gのゲームデバイス選びはぐっと楽になるはずだ。
ただ,もうちょっと楽をしたいという人もいるだろう。今回は,テーマ別に3パターン(+α)をチョイスしてみたので,迷ったらこの3パターンを軸に購入検討してみてほしい。
※以下,「実勢価格」とあるものは2017年12月16日時点のものです。価格は変動しますので,注意してください。
オススメ1.LIGHTSPEEDワイヤレスコース
マウス:G703(実勢価格:9200〜1万2900円程度)
キーボード:G613(実勢価格:1万200〜1万7000円程度)
ヘッドセット:G533(実勢価格:1万2000〜1万5700円程度)
G613 |
G533 |
バッテリーは内蔵式。公称のバッテリー駆動時間はLEDイルミネーション利用時に24時間,非利用時に32時間となっている。
本体右奥部のボタン群とスライドスイッチ |
ワイヤレス接続専用モデルということで,本体右側面には電源のオン/オフ用となるスライドスイッチがある。もっとも,そこはバッテリー駆動時間が約18か月のG613,基本的には電源はオンのままでいいだろう |
本体公称サイズは478(W)
別途,[Windows]キーの有効/無効や,ゲーム中にマイク入力の有効/無効,サウンド出力音量などの切り換えを行うための追加ボタンやスライドスイッチも搭載する。
バッテリーとして機能する単3型乾電池2個搭載時の公称重量は1460g。公称バッテリー駆動時間は最大18か月だ。
最後にG533は,標準的な2.4GHz帯を使って通信するタイプのPC用ワイヤレス接続型ヘッドセットとなる。重量は実測約351gと,バッテリーパックを内蔵する割には軽いほうだ。
G703およびG613と並べても違和感のない,落ち着いたルックスのG533。オーバーヘッド型で,エンクロージャは密閉型という,ゲーマー向けヘッドセットらしい仕様でもある |
Pro-Gドライバーの周囲を囲むイヤーパッドはやや粗めのメッシュ地。装着感は軽い。バッテリー駆動時間は最大約15時間と長いが,実際,長時間使い続けても重さが苦にはなりにくかった |
バーチャルサラウンドサウンド機能として「DTS Headphone:X」を採用しているため,その出力設定を変更することにより,FPSで音の移動を追いたいというニーズにも,RPGやADVでゲームの音に包まれたいというニーズにも応えられる点も特筆しておきたい。
ワイヤレス接続という帯域面の制限を抱えながら,マイク入力品質が破綻していないのも注目すべきところで,現状,最も万能なゲーマー向けワイヤレス接続型ヘッドセットの1つと言える。
プラスαも考えてみる
POWERPLAYは一部のスマートフォンが対応するワイヤレス充電をゲーマー向けマウスにもたらすもので,「POWERPLAY Wireless Charging System」(国内製品名:POWERPLAY ワイヤレス 充電システム,以下 技術・製品ともにPOWERPLAYと呼ぶ)を購入してG703と組み合わせれば,以後,マウスの充電のことを考える必要は事実上なくなる。バッテリー残量警告が出たらケーブルをつないで充電という,面倒な作業から解放される「楽さ」は圧倒的なので,ぜひ一度試してみてほしい。
そうなると当然「バッテリー交換のことを気にしなくていいレベルのバッテリー駆動時間は欲しいけれど,そこまでの投資はできない」という人も出てくるだろう。その場合は,ゲームで使っても18か月という長いバッテリー駆動時間を期待できる「G603 LIGHTSPEED Wireless Gaming Mouse」(国内製品名:G603 LIGHTSPEED ワイヤレス ゲーミング マウス,以下 G603)がある。
G603なら,実勢価格は8600〜9500円程度(※2017年12月16日現在)で,公称のバッテリー駆動時間は最大で18か月。どんなにヘビーに使った場合でもバッテリー交換が1年以上不要というのは,面倒くさがりの人にとって大きな魅力と言えるだろう。
こちらは単3型乾電池1〜2本で駆動するタイプのため,テールヘビー(※本体後方が重くなること)となり,マウスを頻繁に持ち上げながらFPSで使うような人には合わない可能性もあるのだが,それでも考慮に入れる価値はあるはずだ。
またG603の場合,完全新作のHEROセンサーを利用できるので,新しいモノ好きの人も要検討である。
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オススメ2.プロ仕様のゲームデバイスが欲しい人向けのProコース
マウス:Pro Gaming Mouse(実勢価格:5500〜7900円程度)
キーボード:Pro Gaming Keyboard(実勢価格:1万600〜1万5800円程度)
ヘッドセット:G433(実勢価格:1万900〜1万5800円程度)
そもそもワイヤレス対応モデルはコスト的に見合わないと考える人もいると思うが,そういう場合に検討したいのが,「Pro Gaming Mouse」(国内製品名:PROゲーミングマウス,型番:G-PPD-001)と,「Pro Mechanical Gaming Keyboard」(国内製品名:PROテンキーレスメカニカルゲーミングキーボード,型番:G-PPD-001,以下 Pro Gaming Keyboard),「G433 7.1 Wired Surround Gaming Headset」(G433 7.1 有線 サラウンド ゲーミング ヘッドセット,以下 G433)の組み合わせだ。
Pro Gaming Keyboard |
G433 |
綺麗なLEDイルミネーションを利用できて,かつ10キーレスゆえにキーボードの右側でマウス用のスペースを広く取れるRomer-Gキーボード。これがPro Gaming Keyboardの魅力とまとめられる。
音の話が出たので続けると,Pro-Gドライバーの採用や,DTS Head
着脱式のブームマイクは,USB接続時に常時有効のノイズリダクション機能が非常に強力であり,とてもクリアな音が得られるのも魅力。総じて,非常に優等生的なヘッドセットである。
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オススメ3.本物を低コストで揃えたい人向けのProdigyコース
マウス:G403(実勢価格:6000〜6900円程度)
キーボード:G413(実勢価格:11500〜1万3200円程度)
ヘッドセット:G233(実勢価格:9400〜1万1300円程度)
G413 |
G233 |
ロジクールは,G403の製品名に入る「Prodigy」(プロディジ―)に「シンプルな使い勝手を提供する製品」という意味を込めている(関連記事)。その意味でG403は,ピュアに現代のIE3.0的使い勝手を提供するマウスと言っていいだろう。
次にG413は,Romer-Gキーボードとして初めて,筐体からキーが浮いた,いわゆるフローティングデザインを採用したモデルとなっている。国内ラインナップは製品型番「G413CB」となる「Carbon」と,同「G413rSV」である「Silver」の2モデル。後者が事実上のAmazon.co.jp限定モデルで,逆にAmazon.co.jpでは前者の取り扱いがないという点はとてもユニークだ。
追加のキーやボタンはないので,クセのないキーボードと紹介することができる。それだけに面白いのは,本体にUSB 2.0 Type-Aポートを1つ引き回せる仕様になっており,PCとの接続端子も2系統になっているところだ |
キーは台座から浮くタイプだ |
剛性の高いアルミ合金製天板にキースイッチが取り付けられているというその仕様上,キースイッチの打鍵感はとてもしっかりしている。一方で,机に置いたとき,キートップがかなり高い位置に来るため,人によってはリストレスト(パームレスト)が必要になるかもしれない。いずれにせよ,シンプルでしっかりした打鍵感のキーボードが欲しいなら選ぶ価値のある製品だ。
Sports-Meshとマイクロファイバー,2種類のイヤーパッドを交換できる点や,Pro-Gドライバーを採用するオーバーヘッド&密閉型仕様である点,PC以外にゲーム機やスマートフォンとも接続できる,充実の付属ケーブルといった基本仕様に違いはないので,見た目と,DTS Headphone:X対応のUSBサウンドデバイス付属か否か,そして価格でG433とG233のどちらを選ぶかは決めてしまって大丈夫だ。
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どれを選んでも外れのない,現行のLogicool Gラインナップ
半ば繰り返しになるが,Logicool Gの現行製品ラインナップには「外れ」の製品が1つもない。もちろん,形状が異なれば多かれ少なかれ向き不向きも出てくるので,できれば店頭で実機を触るなどして確認が必要になったりもするのだが,迷ったら,今回紹介したセットをぜひ選んでみてほしい。
もちろん,記事の構成上,組み合わせて紹介しているが,自分で考えるという人なら,手元の環境や予算の都合に合わせて一部の組み合わせを変更しても問題ない。後悔しないゲームデバイスとして,2017年のLogicool Gは本当にお勧めできるのだ。
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- 関連タイトル:
Logitech G/Logicool G
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