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Blade Chronicle: Samurai Online
  • Aiming
  • 発売日:2009/05/21
  • 価格:サービス終了
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印刷2008/12/12 14:09

プレイレポート

和の心で剣(マウス)を振るう,「Blade Chronicle: Samurai Online」先行プレイレポートを掲載

画像集#002のサムネイル/和の心で剣(マウス)を振るう,「Blade Chronicle: Samurai Online」先行プレイレポートを掲載
 ゲームズアリーナが12月4日に発表したばかりの新作タイトル,「Blade Chronicle: Samurai Online」(以下,Blade Chronicle)。純国産だからこそ再現可能な「和」の世界観や,インプレッションサイトで公開されているスクリーンショットに注目している読者も多いのではないだろうか。クローズドβテストの実施が近く予定されており,テスター募集も12月10日16:00よりスタート関連記事)という慌しいスケジュールの中,本タイトルを先行プレイする機会が得られた。
 先日のニュースでお伝えした「スタイル(型)システム」や「斬る」感覚が味わえる戦闘システムとは一体どんなものなのか,ここで詳しいレポートをお届けしよう。

 ゲーム開始時に行うキャラクターメイキングでは,男女の性別と体格(身長),髪型と髪の色,肌の色,顔つきを選べる。男女両方のキャラクターを試してみたところ,女性の場合,顔つきも髪型も無難というか模範的な美人タイプしか選択肢にないのだが,男性にはSamurai Onlineという名にふさわしい(?),むさくるしく男らしい顔立ちが用意されていた。これについては好みの問題もあるだろうが……。
 この時点でカスタマイズできるのは外見だけで,ステータスやスタイルなどは後々プレイヤーが決めていくこととなる。名前が決まればあとはチュートリアルへと進むだけだ。

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画面左上には武器のレベルと名称,上から順に体力,技力,心力が表示されている
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 Blade Chronicleの舞台は極東に浮かぶ島国,日ノ本で時代は幕末。着物姿のNPCに日本家屋という風景の中,異形の物「妖物」(あやかし)が跳梁跋扈するという不思議な世界が造り上げられている。チュートリアルではムービーを交えつつ,移動と攻撃方法といった基本操作について学べるのだが,同時に次々と現れる妖物や語られるバックストーリーを通じて,Blade Chronicleが持つ独特の雰囲気が感じられるようになっている。

 基本操作は,移動がマウスでのポイント指定,またはW/A/S/Dキー,周辺モンスター(NPC)へのターゲットは,マウスクリック,マウスホイールのスクロール,Tabキーのいずれかで選択/変更することができる。

 さて,冒頭でも述べた“直感的に斬る感覚が味わえる”戦闘システムについてだが,「マウスアクション」と呼べば,おおよそのイメージがつかめるだろうか。ターゲットに接近した状態で,マウスの左ボタンを押したまま下に動かせば,上段から斬りつけ,逆に上に動かせば突き,左右に動かせばそれぞれの方向に水平斬りといった攻撃アクションにつながる。まさに自らの手で妖物に斬りかかる感覚が味わえるというわけだ。
 武器の種類によって攻撃範囲やアクションは異なり,いくつかの攻撃方法を組み合わせることで,格闘ゲームにあるようなコンボも出せるという。ちなみに,キーボード操作でも武器を振るうことは可能なのだが,ここは一つ,マウスで華麗に振り回してほしい。

 画面の左上には赤,青,黄の3つのバーが表示されており,一番上にある赤いバーがプレイヤーの体力だ。また,敵を攻撃するたびに,画面左上に表示される青色のバーが蓄積されていく。これは「技力」と呼ばれ,武器ごとに異なる攻撃/支援スキルを発動するときに消費するもので,一般的なRPGにおけるMPと同じものだ。必要な技力がたまったら,スペースキーを押しながら特定の方向へマウスを動かすことでスキルが発動される。なお,攻撃/支援スキルは,四つのスロットに登録でき,それぞれ上下左右の方向に対応しており,↑マークのスロットであれば,スペース+上方向で,スキルが発動するわけだ。
 同時に,攻撃すればするほど黄色いバーも蓄積されていく。こちらのバーはプレイヤーの「心力」,つまり,文字通りキャラクターの心の状態を示している。心力が貯まりすぎるとプレイヤーの防御力が下がったり,一部スキルが発動できなくなったりする一方で,特定の剣技が使用可能になるなど,メリットとデメリットが表裏一体で設定されているため,心力を無視して連続で戦闘するのは難しい。一定時間,戦闘行動を取らなければ心力が減っていくが,同時に技力も減少してしまう。無闇やたらに敵を斬りつけるのではなく,侍らしく戦闘の感覚を掴まなければならないのだ。

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 チュートリアルが終わるといよいよ最初の都,「美玖」へ移動。目を覚ますといきなりだが,鍛冶屋のおやじがプレイヤーのために家を借りて用意してくれるという歓迎っぷり。世の中そんな善人はそうそういないものだが,もらえるものはありがたく受け取っておこう。
 粗末だが広い我が家は箪笥にアイテムを収納したり,家具を増やすといったハウジングの楽しみ以外に,重要な役割がある。プレイヤーは手に入れた武器を3本まで常に持ち運び=帯刀できるのだが,“帯刀する武器の交換”はこの自宅でしかできない。出かけた先でより高性能な武器を入手しても,その場ですぐには使えないというわけだ。

目が覚めたばかりのプレイヤーに,自宅の使い方や鍛冶屋の位置を教えてくれる優しい幼子。とりあえず,家を貸してくれるおやじが居る鍛冶屋を訪問してお礼を言わねば
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武器の帯刀は自宅でしか行えない。それにしても床の間まである,やけに広い部屋だ。この時代に,これを無償で貸してくれるって普通なら怪しい……
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複数の武器を持っているなら,帯刀ウィンドウにドラッグ&ドロップするだけ。三つの“帯刀している武器”はいつでも出先で持ちかえ可能となる


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 ゲームをスタートしたら,まずは町の中をぶらぶら散歩してみることをオススメする。日本独特の町並みの再現性は高く,なかなか美しいグラフィックスだ。頭上に「?」アイコンが出ているNPCは話しかければクエストがもらえる。序盤はお使いやモンスター討伐系のクエストばかりなので,お小遣い稼ぎと地理を覚えるにはちょうどよいだろう。
 町の外でコウモリやらネズミといったモンスターを倒すと,アイテムと経験値を獲得できる。既存のMMORPGであれば経験値が貯まればプレイヤーキャラクターがレベルアップし,ステータスやらスキルのボーナスポイントを手に入れるところだが,本タイトルでは経験値を獲得し成長するのは帯刀している武器であり,体力や技力,防御力などのステータス値もすべて武器に依存しているのが特徴となっている。武器を持ち変えればその武器のレベル(段)に比例して,各種ステータス値もそのたびに変動していくのだ。

 キャラクターは,装備した武器のタイプにより「守護の型」「重撃の型」「壮術の型」と戦闘スタイルが大きく変わっていく。これが「スタイル(型)システム」と呼ばれる所以である。既存RPGでいうところの職業のようなものだ。守護はその名のとおり防御力に優れる盾役,重撃は攻撃力メイン,壮術は回復スキルを使える支援タイプとなる。先述のとおり,三つまで帯刀できる武器はいつでも好きな時に持ちかえられるが,これは同じ型の武器に限られるとのこと。ただし,たとえば守護の型の武器であっても種類によって,“攻撃向け”“防御向け”とそれぞれ特徴を持っているという。このように,状況やパーティメンバーの顔ぶれに合わせて,柔軟に戦闘スタイルを変えられる自由度の高さは評価したい。
 戦闘時に得られる経験値だが,装備している武器だけではなく帯刀しているそのほか二つの武器も同時に獲得,成長していくシステムになっている。1本の武器だけ成長してしまい,それに合わせるためにほかの武器に持ち変えて一から……ということはなさそうだ。もちろん,まだ武器のレベルが低い友達と合わせて,レベルの低い武器で一緒にプレイするといった選択も可能だろう。ちなみに戦闘不能時のデスペナルティだが,レベル6以上から発生し,「武器の破損」「経験値10%減少」と意外に大きいので注意が必要だろう。ただし,一度上昇したレベルが下がることはないとのことだ。


左から「守護の型」,「重撃の型」,「壮術の型」の三つだが,これ以外の型も今後実装される予定である
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攻撃やスキル発動時の構えも,当然それぞれの武器で異なる
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 最後にアバター要素もしっかり力をいれているので,そちらも紹介しておこう。和の世界観をベースにはしているが,一応ここはファンタジー世界という設定なので,ウサ耳やらネコ耳,メイドカチューシャにインテリ眼鏡といった唐突過ぎるアバターがあることは大目に見て欲しい。袴姿に思い切り現代風のインテリ眼鏡や尻尾を装備してみたのだが,これが意外によく似合うのだ……。お洒落装備やネタ装備はこれからも順次追加されるそうで,チラっと覗かせてもらったのだがネコ耳を遥かに上回る,個人的に衝撃的なアバターの名前もリストに並んでいたことだけお伝えしておこう。

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 クローズドβテストでは初期村とその周辺マップが公開され,レベルキャップは30となる予定だ。また,今回のテストプレイでは体験できなかったが,採集と生産もできるとのことだ。「まだまだシステム面では不十分なところもあるが,そこはプレイヤーの皆様の意見を聞いて改善していきます。日本人だからこそ作れる和風ファンタジーでぜひロールプレイを楽しんでみてください」とのことなので,西洋神話やら中世をベースにしたRPGよりも,純和風の世界でロールプレイをあれこれ楽しみたい! という人は,クローズドβテスターにぜひとも応募してみよう。

クローズドβテスター募集の詳細はこちら


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