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[韓国ゲーム事情#526]今度はオンラインバレーボールゲーム
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印刷2006/04/18 22:22

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[韓国ゲーム事情#526]今度はオンラインバレーボールゲーム

Kimの韓国最新PCゲーム事情#526

オンラインバレーボールゲーム「Spike」が話題に(2006/4/18)

Text by Kim Dong Wook特派員



 オンラインバスケットボールゲーム,オンラインサッカーゲームに続いて,オンラインバレーボールゲームが登場し,話題を呼んでいる。
 エクストリームバレーボールをコンセプトに,MARVEL QUESTが開発した「Spike」がそれだ。本作では,近日中にクローズドβテストが行われる。

 Spikeは,正統なバレーボールではなく,アメリカなどで人気を集めている都市型スポーツ,エクストリームバレーボール(ストリートバレーボール)を題材にしたタイトル。オンラインで気軽に楽しめるバレーボールゲームとしては,世界初の試みかもしれない。



 本作でサポートしているのは,現在のところ2人対2人と,3人対3人のモードだが,今後は3人対2人といった変則的な組み合わせも追加される予定。プレイヤーキャラクターは,試合を通じて経験値を溜めることでレベルアップ。ステータスにポイントを配分したり,4種のポジションに応じたスキルを習得したりできるなど,RPGのような育成要素も盛り込まれている。

 得点方法は,通常のバレーボールとはずいぶん異なっている。選手がボールをタッチ(サーブ,レシーブ,トスなど)するたびに1点ずつポイントが累積していき,最終的にスパイクを成功させると,最大20点の累積ポイントを一気に獲得できる。勝利条件は99点先取だが,プレイ時間はそう長くならないようだ。
 なお,このルールの採用により,既存の多くのスポーツゲームのように,得点差が大きくなっても最後まで逆転の可能性が残る。そのため,プレイヤーは試合終了まで気を抜くことができない。

 また,本作ではオンラインゲームの長所である,協力プレイを非常に重視している。レベルが低いチームでも,全員が協力プレイ用スキルを習得していれば,セッターポジションのプレイヤーがスキルを発動し,残り二人のプレイヤーもタイミングよくボールにタッチするだけで,パワフルなクイック攻撃やスパイクを決められる。
 協力プレイ用のスキルは今後,本作のコミュニティ性強化にも大きく役立ちそうだ。



 本作の総括プロデューサーであるHan Young Jae取締役は,「韓国でバレーボールは,サッカーや野球,バスケットボールに比べれば,人気の低い競技であると私達は認識しています。しかし,現実の競技に人気がないからといって,オンラインゲームとして楽しくないという偏見を,このSpikeで払拭する自信があります。バレーボールは,ほかのどんなスポーツよりも,最後まで緊張感を味わえる種目です。オンラインゲームの長所でもあるアバターシステムや,スキル習得システムなどが融合し,非常に面白いタイトルになるはずです」と語っている。

 本作の開発にあたっているのは,16人のスタッフ。2004年10月に開発をスタートして以来,現在ではほぼオープンβテストが可能な水準まで出来上がってきているという。
 気になるサービススケジュールは,同社の関係者によると「韓国内の大手パブリッシャはもちろん,日本や中国のパブリッシャともサービスについて協議中です。スケジュールは,近日中に公開できるでしょう」とのことだ。

  • 関連タイトル:

    Spike

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