［COMPUTEX］ASUSのR.O.G.発表会速報。GTX 780搭載のスリムデスクトップPCやG-SYNCディスプレイ，マザーボード，マウスなどが登場

　台湾時間2014年6月3日，COMPUTEX TAIPEI 2014が開幕した。ASUSTeK Computerは，初日の朝恒例となっている「R.O.G.」（Republic of Gamers）の報道関係者向けイベントを今年も開催し，その場で，スリムデスクトップPC「G20」やゲーマー向けマザーボード「Maximus VII Formula」「Maximus VII Impact」，2560×1440ドット解像度のG-SYNC対応ディスプレイ「Swift PG278Q」，デュアル「Radeon R9 290X」で世界最速と謳われるグラフィックスカード「ARES III」などを発表した。取り急ぎ速報でお伝えしたい。

スリムデスクトップPC G20

GTX 780を内蔵するスリムデスクトップPC「G20」（写真中央）。左はGTX 750 Tiを内蔵してさらにコンパクトなデスクトップPC「GR8」だ

容積12.5リットルの筐体に，Core i7とGTX 780を内蔵

下側から給気して上側から排気する構造を採用。動作音は25dB，アイドル時消費電力は20Wを実現したという

Maximus VII Formula

ゲーマー向けのフラグシップATXマザーボード「Maximus VII Formula」

表と裏を装甲板のようなカバー「ROG Armor」で覆う構造は，前モデルの特徴を継承している

空冷・液冷両対応の電源部ヒートシンク「CrossChill Copper」は，前モデル「Maximus VI Formula」の改良版だ

無線LAN機能やM.2インタフェースを備えた小型拡張カードが「mPCIe COMBO III」に改良された。SATA Express対応コネクタを2基用意する点も特徴だ

Maximus VII Impact

ゲーマー向けMini-ITXマザーボードのIntel 9シリーズ版「Maximus VII Impact」

マザーボード上に建ち並ぶドーターカードがさらに増加している

追加されたドーターカードの1つ「Impact Control II」には，操作ボタンが用意されているようだ。もう1つの「Impact Coolhub」は，ファンコントロール機能や，過電圧・過電流保護機能「LN2 Mode」を制御するものらしい

CrossBlade Ranger

Kaveri対応のR.O.G.マザーボード「CrossBlade Ranger」

ゲーマー向けでない，一般的なキーボードをハードウェアマクロ対応にする機能「KeyBot」の搭載がウリ

Swift PG278Q

2014 International CESで発表されたG-SYNC対応27インチ液晶ディスプレイのSwift PG278Qがついに登場した

G-SYNC対応に加えてリフレッシュレート144Hzにも対応するなど，ゲーマーの注目を集めそうな製品となっている

Gladius

トラッキング速度200IPS，最大加速度50Gの光学センサーを搭載する「Gladius」（グレイディアス）

キースイッチをユーザーレベルで交換できるのが特徴だ

ARES III

2基のR9 290Xを1枚のカード上に搭載するARES III（写真中央左）を装着したデモ機

簡易液冷機構を備え，R9 290Xを2枚搭載しながら，1スロット分の厚さを実現

数量限定で，生産台数は500台とのこと。入手は難しいかもしれない

R.O.G.公式Webサイト（英語）

COMPUTEX TAIPEI 2014取材記事一覧