連載
GTA4連載 ニコの海岸物語 in Liberty City / 第4回:紆余曲折はあるが,今日も順調にのし上がっていくNiko
完全日本語版の発売がやや遅れてしまって,ちょっと残念な「Grand Theft Auto IV」(以下,GTA4)だが,この週刊連載「ニコの海岸物語 in Liberty City」は遅れないので大丈夫だ。さあ,今日も元気に裏稼業に励みまくろう。努力した者だけが報われるのである。
さて,砲火によって家と会社を失ってしまったRomanだったが,保険が下りたためタクシー会社を再建し,さらにAlgonquinに高級マンションまで購入してしまったから豪勢だ。
Romanタクシーが再び利用できるようになるのはNikoとしてもうれしい限りだし,新たなマンションはセーフハウスとして自由に出入りが可能となる。立地もよく,近場には駐車場やカーディーラーもあり,いろいろ便利なことこの上なしだ。
Nikoの仕事に関しては,Playboy X絡みのミッションが終了することでさらに次の段階へ進む。クライアントもガラリと入れ替わり,それに伴って難度もグッと上がってくる。いよいよゲームも正念場である。
挑んではみたものの呆気なく失敗してしまうミッションも多いかもしれないが,そこはトライ&エラーを繰り返してがんばっていただきたい。
というわけで,今回は,Francis,U.L.Paper,Packieの主なミッションを解説していこう。
FrancisはLiberty City警察Westminster署の署長だが,Nikoの経歴を知ったうえで秘密裏に仕事を依頼してくる。表向きは誰からも尊敬される人柄のようだが,実は保身が最優先であり,腹の中は真っ黒という人物だ。GTAシリーズではおなじみのタイプですな。
依頼は,Francisにとって不利な情報を得たであろう,Tom Goldbergという弁護士を始末してほしいというもの。しかしそう簡単に接近できる相手ではないため,Nikoが弁護士のサイトで人材募集に申し込み,面接を受けられるように段取りを踏まなければならない。ネットカフェから弁護士のサイトにアクセスし,「CAREERS」→「SUBMIT RESUME」とクリックしていけば手続きは完了。しばらくすると秘書から連絡が入り,面接の日時が確定するはずだ。
面接の際はネクタイ付きのスーツを着用して受付へ。Goldbergの部屋へ案内されて,面接が始まったら一とおり話を聞いておこう。とある警察官の汚職について語り出すが,おそらくFrancisのことに違いない。
つまらない話を聞き終えたら,手早くGoldbergを片づけ,ファイルを回収。すると物音を聞いた秘書がやってきて,現場を見られた瞬間に指名手配レベルが上がってしまう。来訪時に使ったエントランスには鍵がかかっているため,警備員を倒しながら下階に行き,別のエントランスから外へ脱出。周辺にいる警官を突破して車に乗り込み,手配レベルが消えるまで逃走。最後にFrancisのもとへファイルを届ければミッション終了。いっちょあがり!
Francisの次の依頼は,ある売人を片付けること。
本来なら警察が対処して然るべきところだが,証拠集めに1年以上を要するらしく,そんな面倒な手続きは踏んでいられないらしい。なんというか,およそ警察署長とは思えない言動だが,悪人には今すぐ消えてもらいたいという気持ちは分からないでもない。Nikoだって,あんまり善い人じゃないけど。
指定された集合住宅に到着すると,その2階にターゲットのClarenceを発見できる。踏み込んでいくと,すぐに手下達との戦闘が始まるので,立ち塞がる者を次々と倒しつつ,上階へと逃げていくClarenceを追走しよう。
屋上でClarenceを追い詰めると,彼を生かすか殺すかの選択になる。どちらを選んでもストーリーに変化はないが,生かしておけば,あとでランダムキャラクター(コラム参照)として遭遇する可能性あり。いずれにしても処分を下した瞬間に指名手配がついてしまうため,急いで建物から脱出して追ってくるパトカーを振り切らなくてはならない。
もとより助けるつもりがないのであれば,建物の外からClarenceを視認できる位置まで移動し,スナイパーライフルを使えば一発で終了。この場合も指名手配はつくが,すぐに車に乗り込んでしまえば楽に逃走できる。
HOLLAND NIGHTで始末した(しなかったかもしれないが)Clarenceに代わって別の人間が組織のボスになってしまったらしく,目論見が外れたFrancisはキレ気味。そして今度はその新しいボスを消してくれとNikoに依頼してくる。きりがない。
Francisが車と共にスナイパーライフルの弾丸を用意してくれるので,まずはそれを回収し,指定された場所まで移動。ターゲットが住んでいるアパートの向かいの建物の屋上へ行き,そこから4階の部屋にいる目標を狙撃することになるのだが,こちらからは死角となる場所に座っているため,どうにかして窓側におびき寄せなければならない。
手段は二つあり,一つは外壁にあるアンテナを破壊する方法。アンテナが壊れるとテレビが映らなくなり,様子を見ようとターゲットが立ち上がる。もう一つはターゲットの家に電話をかけて受話器をとらせる方法。スコープを最大倍率にするとターゲット宅の電話機に表示されている番号が確認できるので,携帯電話からこの番号にかけてやれば,やはりターゲットが立ち上がってくれる。
ターゲットが窓から見える位置に移動してきたら,あとはスナイパーライフルでやるべきことをやるだけ。何発か撃てるだけのチャンスはあるが,外しまくるとターゲットはアパート外へ逃げてしまう。もしそうなっても慌てず騒がず,こちらもすぐに建物から出て車で追いかけよう。結果的に始末できれば何も問題はないのだ。
U.L.Paperは人物名ではなく,新聞社の名前。そこに勤める人物がNikoに仕事を依頼してくるのだが,クライアントの詳細は謎に包まれている。会話の流れからすると,どうやら政府と通じている人間のようだ。政府がらみの仕事とは,Nikoも偉くなったものである。
このミッションでは,まず携帯電話に送られてくる画像からターゲットの居場所をつきとめるのだが,そのためにはパトカーの端末にアクセスする必要がある。911にコールするなりしてパトカーを手に入れたら,「Search Police Records」→「Search by Photo」と選択していき,画像の男を検索しよう。
登録されている情報からDukesの倉庫が目標の居場所と判明するが,そこには10人近い敵がいて,ターゲットだけでなく,そのすべてを始末しなければならない。したがって,倉庫に突入する際は体力を一杯にして,さらに新品の防弾チョッキを用意し,ある程度の銃撃に晒されても耐えられるようにしておいたほうがいいだろう。
どうしてもうまくいかないときは,向かいのビルの屋上にのぼり,そこから狙撃するという手もある。こちらの存在に気づかれたとしても相手の攻撃はほとんど当たらず,倉庫から逃げ出していく敵もいないので,一人ずつゆっくりとスナイピングできる。
PORTRAIT OF A KILLERに引き続き,テロリストに資金提供を行っている人物を始末してほしいと頼まれるNikoだったが,このミッションはそのストーリーの前半に当たる。
車に乗って,まずはCivilization Plazaへ移動。到着すると携帯電話に連絡が入り,そこから飛び立つヘリコプターを追走し,着陸を待って確保するようにと指示される。ヘリコプターは右に左にと位置を変えながら飛んでいくが,基本的には道なりに走っていけばよいだけなので,事故さえ気をつけていれば追跡自体は問題ない。
やっかいなのはヘリコプターが着陸した場所だ。道路から若干距離があるうえ,周囲には複数の人影が見える。また通路に設置されたゲートにも二人の監視員がいて,素直には通らせてもらえそうにない。といってモタついているとヘリコプターは再び離陸し,ミッション失敗になってしまう。
となれば,ここは力業で突破してしまうのが早そうだ。要はヘリコプターを奪取すればよいのだから,車に乗ったままゲートを突破してヘリコプターに横付けし,まわりの銃撃は完全無視で即座に乗り込んでしまう。すぐに離陸しないと運転席から引きずり下ろされることもあるため,行動は迅速に。あとは南の空港までヘリコプターを飛ばし,無事に着陸させればOKだ。
DUST OFFの続き。「ターゲットの乗ったヘリコプターがフライト中」との連絡が入り,こちらも先ほど入手したヘリコプターで追跡にかかる。どういうわけか,JacobがガンナーとしてNikoと共に搭乗するが,彼もやはりU.L.Paperに依頼されたのだろうか。
ヘリコプターを離陸させたら,すぐにターゲットの追跡を開始。距離が開きすぎるとミッション失敗となってしまうため,ここでは残念ながら景色を楽しむ余裕はない。相手はビル群をかいくぐりながら複雑なコースを飛んでいくので,引き離されないようにひたすらついていかなくてはならない。しばらくすると海上に出るのだが,ここからはJacobの出番だ。
彼がターゲットに向けてロケットランチャーをぶっ放し始めたら,距離と高度をうまく合わせ,命中しやすいように機体をコントロールしてやろう。無事にターゲットを仕留めたら,指定の場所でJacobを降ろしてミッション終了。Nikoはヘリコプターに乗ったままだが,ここで降りてもよいし,持ち帰って無理矢理パーキングエリアに置くこともできなくはない。
Elizabetaの仕事で行動を共にしたPackieが,Nikoに仕事を依頼してきた。
内容は,Packieを含めた三人の仲間と手を組み,マフィアから金を盗み出すという計画に協力するというもの。計四人での行動となるため,あらかじめ4ドアの車を用意してミッションに臨めば,無駄な手間が省けてよい。
マフィアの居場所はAlgonquin橋の下にある廃棄物処理場。その駐車場に車を停めたら,金網を乗り越えて裏手から攻撃を仕掛けていく。まずは外にいる敵をすべて片づけ,そのあとは建物内へ移動。扉を開けると同時に発砲されるので,すぐに遮蔽物に身を隠すように。
銃撃戦が落ち着いたら2階へ上がり,金の入ったバッグを回収。それと同時に新たな敵が建物内に入ってくるが,ここからは倒しても倒しても無限に敵が現れるため,いちいち応戦せずにさっさと裏口から脱出してしまおう。裏口を出て海上に泊まっているボートを確認したら,泳いでいって乗り込み,Packieと一緒に桟橋まで逃げればクリアだ。
Packieから提案される次の仕事は,銀行から金を奪うこと。すなわち銀行強盗だ。できればそんな危険な橋は渡りたくないところだが,クリアしなければ先に進めないというのであればやるしかない。
ここでも仲間三人との行動となるため,移動には4ドアの車が必須。またスーツと革靴を着用しておく必要もある。FINAL INTERVIEWの際に使用したはずなので,セーフハウスで着替えておこう。
AlgonquinにあるBank of Libertyに到着したら行動開始。仲間が爆弾を使って金庫室の扉を破壊してくれるので,中に入ってお金を回収。それと同時に警官隊や特殊部隊が到着し,銀行周辺は厳戒態勢となってしまう。この時点で指名手配レベルは★六つ。大変だ。
ここでは残念ながら,裏口から逃げたり,警察を欺くような逃走方法は用意されておらず,大多数の警官と正面から銃撃戦を繰り広げなければならない。基本的にはPackie達と足並みを揃えるように動くことを心がけ,彼らが撃ち合いをしているときはNikoも周辺の警官を排除することに専念し,彼らが移動を始めたら,後をついていくようにするとよい。
しばらくすると地下鉄に逃げ込むことになるが,ここにも警官達が現れ,引き続き撃ち合いの展開となる。ホームを挟んでの戦闘では,早まって線路に下りると電車に轢かれてしまうおそれがあるため十分に注意しよう。
戦闘が落ち着いて,Packie達が線路沿いに移動を始めたらついていき,指示どおりに非常階段から地上へ……と行きたいところだが,外はまだ厳戒態勢が続いていて逃げ切るのは容易ではない。そのまま線路沿いをひたすら走っていくと,いずれ警戒範囲から抜け出すことができるので,先に指名手配を解除してしまうのがオススメだ。あとは地上に出てPackie宅に戻れば,見事に銀行強盗成功! 報酬の$250000があれば武器も服も買い放題で,しばらくお金に困ることもなくなるはずだ。
街中を移動していると,ときどきレーダーに青い人型のマーカーが表示されることがある。これがランダムキャラクターだ。出現日時が定まっておらず,ランダムに現れることからこう呼ばれており,全部で14人のキャラクターがNikoにサブミッションを与えてくれる。そのうちの3名(Ivan,Cherise,Clarence)はメインミッションで生死の選択をNikoに託された人物であるため,やっちゃっていた場合は登場しない。
サブミッションの内容としては,車で移動するだけだったり,ケンカの仲裁や浮気調査など,軽めのものが多い。とくに手こずるような内容ではないので,移動中にマーカーを見かけたらチャレンジするとよい小銭稼ぎになる。
仮にランダムキャラクターを完全にスルーしてもメインミッションに影響はないが,ポーズメニューのStatsから確認できる「Game progress」(ゲーム達成度)を100%に近づけたいのであれば,サブミッションもこなしておく必要がある。その際は,Nikoに生死を託された3名を除く,11名分のサブミッションを完遂する必要があるのだ。
|
- 関連タイトル:
グランド・セフト・オートIV PC版 【完全日本語版】
- この記事のURL:
キーワード
(C)2006-2008 Rockstar Games, Inc. Rockstar Games, the Rockstar Games r logo, Grand Theft Auto and the Grand Theft Auto logo are trademarks and/or registered trademarks of Take-Two Interactive Software. Windows and the Windows Vista Start button logo are trademarks of the Microsoft group of companies, and‘Games for Windows’ and the Windows Vista Start button logo are used under license from Microsoft. All other marks and trademarks are properties of their respective owners. All rights reserved. An internet connection and certain service registrations are required for activation and use of this software. The content of this videogame is purely fictional, and is not intended to represent or depict any actual event, person, orentity. Any similarity between any depiction in this game and any actual event, person, or entity is purely coincidental. The makers and publishers of this videogame do not in any way endorse, condone orencourage engaging in any conduct depicted in this videogame.