陣形を整えよ！　「信長の野望・天道」の合戦が明らかにされる最新情報第2弾公開

　9月4日に発売予定の，歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズ最新作，「信長の野望・天道」（以下，天道）の最新情報第2弾が，本日（7月24日）公開された。

　情報第1弾では，内政を行うために城と各地にある集落を“道”で繋いで支配し，そして勢力圏を広げていく様子が公開されたが，今回は，“合戦”に関する情報が公開されている。本作における合戦システムは，どのようになっているのだろうか。

「信長の野望・天道」公式サイト

前線の維持に欠かせない“軍事施設”

　天道の合戦において重要となるのは“軍事施設”だ。軍事施設は，「砦」や「櫓」（やぐら），「兵糧庫」といった5種類の建築物が用意されており，前線などに建築することで，合戦を有利に導くものになっている。

　「砦」は，敵部隊に対して弓矢で攻撃する施設になっており，大型で耐久力が高い。一方「櫓」は，同じく弓矢で攻撃する施設だが，小型で耐久力が低いものになっている。その用途は前者が守備を固めるもの，後者が敵を攻めるときの最前線で活躍するものになるのだろう。
　このほか，敵部隊に対して奇襲攻撃を仕掛けられる「狼煙台」，自軍部隊の士気の低下を防ぐ「兵糧庫」，部隊の士気を回復させる「陣屋」が建築できる。
　プレイヤーは，敵部隊の移動経路や，自勢力の進軍ルートに，これらの軍事施設を効果的に建築し，戦略レベルの攻防を繰り広げるのだ。

●砦	●櫓
●狼煙台	●兵糧庫

●陣屋

●集落と砦 集落の入口を塞ぐように砦を建て，集落の守備を固める

●工作隊と兵糧庫 国境の街道沿いに兵糧庫を建て，工作隊の士気を維持させる

●敵部隊と狼煙台 襲来した敵部隊を狼煙台からの奇襲攻撃で混乱させる

　また，今作でももちろん，勢力圏拡大の要となる“支城”の建築ができる。支城と集落を道で繋ぐことで，城とほぼ同じ機能を備えられるようになっており，うまく配置できれば城から遠く離れた前線基地として活躍するだろう。

●支城を建てる 支城も工作隊で建築する

●国内に三つの支城 各方角に支城を建てれば，隣国からの攻撃にも迅速に対応できる

最大5部隊で共に行動する“陣形”

　では，戦術レベルでは戦い方にどのような変化があるのだろうか。天道では，最大で5部隊を一つの“陣形”として組める。
　具体的に説明すると，部隊を陣形に組み込むと，その各部隊はつねに行動を共にするようになる。防御に優れた陣形や，城攻めに優れた陣形など，さまざまな組み合わせが楽しめるわけだ。
　ただし，移動速度のベースがその組み合わせで一番足の遅い部隊のものになるなど，組み合わせ次第でメリット，デメリットが発生するようだ。そのため，状況に応じて部隊編制を考える必要があるだろう。

●出陣コマンド 部隊の組み合わせ次第で，陣形全体の強さが変化する	●騎馬隊のみで編制 軍勢の機動力は最も足の遅い部隊に揃えられる。なので，騎馬隊のみで編制すれば，すばやい行動も可能だ
●足軽隊と鉄砲隊で編制 守備力の高い足軽隊であれば，鉄砲隊を守りながら戦える	●大筒隊と鉄砲隊で編制 拠点を攻撃するには大筒隊などの兵器が必須だ。この編制ならば遠くから無傷で攻撃も可能

　陣形は，このように部隊を一つに纏めて戦えるという要素以外に，その名のとおり戦いにおける部隊の“陣形”を決めるものでもある。陣形は9種類用意されており，それぞれ効果が異なっている。どの陣形がその部隊の力を最大限に発揮できるのか，その状況に適しているのかを判断して，選択していこう。

●九つの陣形効果

●鶴翼 戦法連携が発動する確率を高める陣形	●魚鱗 足軽隊や騎馬隊の攻撃力を高める陣形	●雁行 弓隊や鉄砲隊の攻撃力を高める陣形
●偃月 全兵科の攻撃力を高める陣形	●鋒矢 全兵科の破壊力を高める陣形	●方円 全兵科の防御力を高める陣形
●衡軛 戦法に対する防御力を高める陣形	●錐行 機動力を高める陣形	●包囲 城を包囲攻撃するための陣形

闘志を溜めて戦法を発動。さらに同じ兵科で“戦法連携”が発動！

　戦闘状態に入った部隊は，「信長の野望・革新」でも登場した“闘志”ゲージを溜めることで，強力な技「戦法」を発動できる。戦法は，一人の武将が一つだけ所有しているので，どの戦法が現在の状況で有利となるのか，出陣させる武将の選択が重要になる。

●闘志を溜める 戦い続けることで闘志が溜まる	●戦法発動 闘志を使って戦法発動，敵兵力が大幅に減少
●戦法「鬼謀」 兵力を削り取る戦法だけでなく，敵を状態異常に陥らせる戦法も	●戦法「竜撃」 独自の戦法を持つ武将もいる。これは，伊達政宗の鉄砲戦法「竜撃」だ

　さらに，戦法を発動した部隊の陣に同じ兵科の部隊がいれば，連携攻撃が発動する場合がある。連携を狙うという意味で，陣形の組み方を考えるのも一つの手段となるわけだ。

●戦法発動 島津家必殺の鉄砲戦法「捨奸（すてがまり）」を発動

●戦法連携発動 同じ鉄砲隊の島津貴久が連携する

●敵に大ダメージ 通常の戦法攻撃よりも甚大な被害を与える

　また，同じ陣形にいるすべての部隊の能力を高めるという新しい戦法も本作で登場するが，これを使える武将は一握りというちょっとレアな戦法だ。それだけに，うまく発動させることができれば，非常に高い効果を生む戦法となっているようだ。

●金剛之備 攻撃力と破壊力，戦法の威力を高める効果がある。拠点攻撃時などに使うとよい

●鉄壁之備 攻撃力と戦法の威力を高めると同時に，敵の戦法威力を弱める効果がある。

●覇王之備 攻撃力と戦法威力を高め，さらに戦法連携の確率を高める。織田信長が発動できる

　以上のように，今回は合戦に関わる要素が公開されたが，本作で行われる合戦が想像できただろうか。
　集落の支配を進めつつ，軍事施設や支城をうまく配置し，自国に有利な戦況を整えたいところだ。そして，直接の戦闘に関わる陣形は，戦法連携にも関係した重要な要素だ。さまざまな組み合わせを試して，そのときの状況にどの戦術が適しているのかを見極めたい。


　なお，公式サイトも本日更新されているので，こちらも忘れずに確認しておこう。最新情報第3弾の公開は8月7日の予定だ。

「信長の野望・天道」公式サイト