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Electronic Artsが販売を担当する横スクロール型アクション「Shank」は,2010年8月にPlayStation NetworkとXbox Liveで配信開始
「Shank」公式サイト
新作タイトルが続々と発表された,Electronic Artsのプレス向けイベント「EA Showcase 2010」
Shankは,カナダのバンクーバーを拠点にする独立系開発チーム,Klei Entertainmentが開発しているゲームで,2010年のIndependent Games Festivalで「Excellence in Visual Art」部門にノミネートされるなど,表現力の高さが評価されている。
一見するとカジュアルなタイトルのようだが,鎖やチェーンソーを利用して押し寄せる敵を次々に惨殺していくという,かなりバイオレンスな内容である。北米では18歳未満プレイ禁止のタイトルになる模様だ。
ストーリーは明らかにされていないが,西部劇を現代に持ってきたような世界観で,「荒野」と「暴力」の取り合わせが,どこかタランティーノの映画を思わせる。脚本に「God of War」などで知られるMarianne Krawczyk(マリアン・クラウジック)氏が参加しているほか,カナダのテレビアニメ「Atomic Betty」を手がけたJeff Agala(ジェフ・アガラ)氏がリードアニメーターを務めるなど,インディーズ作品としてはかなりの経歴を持った人々が集まっている。こうした点も,本作の魅力の一つだろう。
今回の発表では,2人用のCo-op(協力プレイ)の存在も明らかになった。なんとなく,テクノスジャパンの横スクロールアクション「ダブルドラゴン」(1987年)を思い出させるプレイが楽しめる。各マップには,やたら体がでかい中ボスが待ち構えており,個性的な攻撃を繰り出してプレイヤーを苦しめていた。
最近,独立系開発会社との関係を積極的に深めている印象の強いElectronic Artsだが,このShankも意外なヒット作になる可能性が高そうだ。
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(C)Klei Entertainment 2009
(C)Klei Entertainment 2009