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  • 発売日:2010/12/20
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印刷2010/07/31 19:45

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キーワードは“立体視”+“ヘッドトラッキング”。「METAL GEAR ARCADE」のロケテストで,FPSの未来を垣間見た

 この週末(7月30日〜8月1日),神奈川県のアミューズメント施設「ラウンドワン横浜西口店」と都内「アドアーズ渋谷店」にて,KONAMIのアーケード用3Dガンアクション「METAL GEAR ARCADE」のロケテストが行われている。
 今回は「アドアーズ渋谷店」にお邪魔し,同作をプレイしてきたのでその様子をお伝えしていこう。

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「METAL GEAR ARCADE」公式サイト


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 本作は,「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」に収録された後,単独販売もされたオンライン対戦モード「METAL GEAR ONLINE」をベースに,アーケード向けにチューニングが施された3Dガンシューティングゲームだ。
 立体視モニターと5.1チャンネルの立体音響によって表現された臨場感溢れる戦場を,専用の「ガンコントローラー」を使った操作で駆け抜けるという,まさにアーケードならではのゲーム体験が楽しめるタイトルとなっている。

 今回のロケテストでは,店舗間を繋いだネットワークで4vs.4のオンライン対戦が行える「全国対戦モード」と,店内の仲間と協力してミッションをこなしていく「ミッションモード」がプレイできた。とくに後者は本作オリジナルのモードで,今回のロケテストが初公開となる。

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 それでは実際のプレイに移っていこう。筐体に着席したら,まず先ほどのガンコントローラーと,備え付けの3Dメガネの二つを,文字どおり“装備”する。実は筆者は今回のテストが本作初プレイになるのだが,本作が初めて発表された2月のAOU2010で公開されたバージョンからは,この部分にも改良が加えられているとのこと。3Dメガネとガンコントローラーは,それぞれデザインの変更や軽量化が行われ,以前よりずっと遊びやすくなっているのだ。筆者もAOU2010でプレイした人から重いと聞いていたのだが,今回プレイした感じではとくに違和感なく遊ぶことができた。

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 操作方法は今回のテストから2種類が用意されていて,ゲーム開始時に好きな方を選択できる。一つはガンコントローラーのみを使って操作する「ガンコントローラー操作タイプ」で,もう一つが3Dメガネに付属したヘッドトラッキングシステムを併用する「ヘッドコントローラー操作タイプ」だ。

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 ガンコントローラー操作タイプは,銃口をを向けた先に視界が移動するもので,一般的なFPSにほぼ近い操作系だ。初心者にはこちらがオススメとのこと。ヘッドコントローラー操作タイプでは,視界の移動を頭の向きで行い,照準をガンコントローラーで行う。つまり視界と照準を別に動かせるということで,より高度な動きができるようになる。またヘッドコントローラー操作タイプでは,銃を下ろして照準を画面外に出すことで,TPS視点に切り替えることも可能で,最初は操作に戸惑うだろうが,慣れればこちらの方が便利そうである。

さまざまな機能が満載のガンコントローラー。操作を覚えるまでは,こちらだけでも結構大変かもしれない
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「ヘッドコントローラー操作タイプ」では,照準とは別に視界の位置を示すカーソル(“I”に挟まれた四角いボックス)が画面に表示される
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ミッションモードでは,CPUを相手にしたさまざまな協力プレイが楽しめる。ミッションの内容は,今のところオブジェクティブのようなものはあまりなく,どちらかというと特殊ルールに近い内容のようだ
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 ひととおりチュートリアルをこなした後は,「全国対戦モード」に挑戦してみた。全国対戦モードは,FPSでいうところの,いわゆるチームデスマッチで,4vs.4の店舗間対戦が楽しめるというもの。プレイしてみた感じでは,やはりまだ操作に戸惑う部分が多いものの,味方の動きに合わせて前線を押し上げていく感覚などは,通常のオンラインFPSとも共通するプレイフィールといえる。リコイル防止の3点バーストなども有効で,普段からFPSをプレイしている人なら,違和感なく楽しめるだろう。

 プレイ後はゲーム中の戦果に合わせた経験値と,ゴールドからブロンドまでのチケットが報酬として配布される。経験値は溜めることで階級が上がり,それとともに新たな武器がアンロックされていく。アンロックされた武器は,配布されたチケットを使って購入する形だ。今回のロケテスト版では選択できなかったが,アバターの見た目を変更するアイテムなどもあるようで,正式稼働での実装が楽しみな要素といえるだろう。これらのキャラクターデータは,KONAMIのアーケード用データカード「e-AMUSEMENT PASS」に保存可能で,もちろん次回のプレイにも持ち越すことができる。

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 さて今回プレイしてみて気になったのは,やはりその特殊な操作方法だろう。例えば画面右下に表示されている装備/残弾表示を確認しようとして頭が動いてしまい,キャラクターがあらぬ方向を向いてしまうなど,慣れないとどうしてもストレスを感じてしまう場面があった。この場合はきっと頭は動かさず,目線だけで確認するのが正しいのだろうが,頭では分かっていてもなかなか体が付いてこないものだ。
 ただこの辺りにはKONAMIもかなり気を使っているようなので,今冬に予定されている正式稼働時には,今以上にチューニングが施され遊びやすくなっていることだろう。

FPSで普段マウスの設定をハイセンシ気味している筆者は,ヘッドトラッキングの視点移動スピードがちょっと気になる。この辺り,設定で調整できればいうことないのだが
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 立体視+ヘッドトラッキングシステムという,ゲームの未来がちょっと垣間見えるような本作。立体視ディスプレイや「TrackIR」などを組み合わせれば,家庭で実現できないわけではないが,一般的に普及するのはまだまだまだ先のハズ。そんなアーケードならではのゲーム体験をいち早く試してみたい人は,ぜひ明日まで行われているロケテストに参加してみよう。

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今回タイトル画面のみの出演となるスネーク氏。正式稼働後は,ゲーム中でも彼に出会えるようになるかも?
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先週7月24日までは,同じくKONAMIの新作リズムゲーム「pop'n music 19 TUNE STREET」のロケテストも秋葉原で行われていた。「ラブプラスアーケード(仮)」も含め,最近アーケードタイトルに力が入っているKONAMI。こちらも楽しみなタイトルだ
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「pop'n music 19 TUNE STREET」ロケテスト情報


※画像は開発中のものです。また「METAL GEAR ARCADE」は立体視映像のため,画像がブレているものがあります。
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    METAL GEAR ARCADE

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