TGS 2010一般公開日初日(9月18日),会場のイベントステージにおいて,バンダイナムコゲームスによる
「新作ロボットゲームスペシャルステージ」が行われた。
このステージは,バンダイナムコゲームスから発売予定の新作ロボット系タイトルのプロデューサー達が一堂に会して,順に,自身が手がける作品の紹介を行っていくというもの。出演したのは,「スーパーロボット大戦L」プロデューサーの寺田貴信氏,「
劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜 Hybrid Pack」プロデューサーの広野 啓氏,そして「ガンダム無双3」(
PS3/
Xbox 360)プロデューサーの後藤能考氏と,コーエーテクモゲームスの鯉沼久史氏だ。
舞台上でプロデューサーが紹介されたあとには,スペシャルゲストとして,声優の中村悠一氏が登場した。中村氏はマクロスFなどの作品に出演しているだけでなく,トークの内容から察するに,ロボット系ゲームタイトルにもかなり詳しいようだった。
![画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / [TGS 2010]声優の古谷 徹氏,中村悠一氏も登場。バンダイナムコゲームスの「新作ロボットゲームスペシャルステージ」レポート](/games/119/G011996/20100919032/TN/002.jpg) 寺田貴信氏 |
ステージではまず「
スーパーロボット大戦L」が紹介された。プロデューサーの寺田氏はここで,TGS 2010開幕直前まで時間をかけて作り込んできたという,ゲームの見せ場を集めたムービーを公開した。ムービー内では,「鉄のラインバレル」「マクロスF」「戦え!!イクサー1」など,今作でシリーズ初登場となる作品のロボット達が活躍する姿が確認できた。
![画像ギャラリー No.006のサムネイル画像 / [TGS 2010]声優の古谷 徹氏,中村悠一氏も登場。バンダイナムコゲームスの「新作ロボットゲームスペシャルステージ」レポート](/games/119/G011996/20100919032/TN/006.jpg) 中村悠一氏(中央) |
中村氏はこの作品に,マクロスFのヒロインであるランカ・リーやシェリル・ノームが出てくるのかどうかが気にかかっていた様子。その理由は,人気の高い彼女達が登場すると,自身の演じる主人公・早乙女アルトが目立たなくなってしまう(可能性がある)からだと笑いながら説明した。
寺田氏によれば,本作にはランカもシェリルも登場するが,あくまでもゲームのメイン要素は戦いであるため,実際にバルキリーに乗って戦うアルトが目立たなくなってしまうことはないので安心してほしいとのことだった。
またステージでは,本作に登場するオリジナルロボットやオリジナルキャラクターに加え,本作に実装されるパートナーバトルシステムなどの紹介も行われた。
![画像ギャラリー No.003のサムネイル画像 / [TGS 2010]声優の古谷 徹氏,中村悠一氏も登場。バンダイナムコゲームスの「新作ロボットゲームスペシャルステージ」レポート](/games/119/G011996/20100919032/TN/003.jpg) 広野 啓氏 |
続いて,プロデューサー広野 啓氏によって「劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜 Hybrid Pack」の紹介が行われた。
このパッケージは2009年11月に劇場公開された「劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜」の本編映像と,PlayStation 3用ソフト「マクロストライアルフロンティア」がセットになったものだ。
広野氏によれば,「マクロストライアルフロンティア」は,PSPで発売された「マクロスエースフロンティア」「マクロスアルティメットフロンティア」のシステムがベースになっているが,グラフィックスの品質はHD画質まで向上しており,またミッションと機体の組み合わせパターンも豊富で,長く遊び続けられる内容になっているとのこと。中村氏は,事前情報から本作のことを“PSP用作品プラスアルファ”くらいの内容だと想像していたが,実際に見てみると非常にグラフィックスが美しく,驚いたとのことだった。
![画像ギャラリー No.004のサムネイル画像 / [TGS 2010]声優の古谷 徹氏,中村悠一氏も登場。バンダイナムコゲームスの「新作ロボットゲームスペシャルステージ」レポート](/games/119/G011996/20100919032/TN/004.jpg) 後藤能考氏 |
![画像ギャラリー No.005のサムネイル画像 / [TGS 2010]声優の古谷 徹氏,中村悠一氏も登場。バンダイナムコゲームスの「新作ロボットゲームスペシャルステージ」レポート](/games/119/G011996/20100919032/TN/005.jpg) 鯉沼久史氏 |
イベント中盤にさしかかったところで中村氏がステージを降り,入れ替わりで声優の古谷 徹氏が登場した。アムロ・レイ役で有名な古谷氏とともに,ステージで紹介された作品は,もちろん「ガンダム無双3」だ。
![画像ギャラリー No.011のサムネイル画像 / [TGS 2010]声優の古谷 徹氏,中村悠一氏も登場。バンダイナムコゲームスの「新作ロボットゲームスペシャルステージ」レポート](/games/119/G011996/20100919032/TN/011.jpg) 古谷 徹氏(中央) |
ステージ上では古谷氏の手によって,TGS 2010バージョンの本作が実際にプレイされた。TGS 2010バージョンでは,ユニコーンガンダムとゴッドガンダムがプレイアブルなのだが,古谷氏はここで,古谷氏と関わりが深い(と言われている)リボーンズガンダムを使いたかったと発言し,持ち前のサービス精神と茶目っ気でもってプロデューサーの後藤氏,鯉沼氏を困らせ,会場の笑いを誘っていた。さらに古谷氏からは,「ガンダム無双3は伊達じゃない!」,(敵に切られたあとに)「切ったな!? おやじにも切られたことないのに!」といった発言も飛び出し,会場は大いに盛り上がっていた。プレイの結果は残念ながら“制圧失敗”となってしまったが,古谷氏は最新作のプレイフィールに満足していた様子だった。