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コンパクトなフルキーボード「VANGUARD PRO 96」と約36gのハイエンドマウス「SABRE v2 PRO」は勝利を引き寄せるデバイスだ【PR】
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印刷2025/10/10 12:00

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コンパクトなフルキーボード「VANGUARD PRO 96」と約36gのハイエンドマウス「SABRE v2 PRO」は勝利を引き寄せるデバイスだ【PR】

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 既報のとおり,Corsairが,新しいゲーマー向けのワイヤードキーボード「VANGUARD PRO 96」と,ワイヤレスマウス「SABRE v2 PRO」を発表した。

VANGUARD PRO 96(左),SABRE v2 PRO(右)
メーカー:Corsair
販売代理店直販価格:3万2980円1万5980円(税込,※2025年10月10日現在)
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 Corsairが「Designed by Pros. Built to Win」(プロゲーマーが勝利のために設計)とアピールするとおり,どちらも見どころの多い新製品だ。これらの機能や性能を紹介していこう。


●目次


10キーレスサイズのフルキーボード VANGUARD PRO 96


 VANGUARD PRO 96は,Corsair独自の磁気ホールセンサー式キースイッチ「MGX Hyperdrive」を採用したキーボードだ。VANGUARD PRO 96の特徴は,サイズとキー配列にある。

VANGUARD PRO 96
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 VANGUARD PRO 96のフットプリントは,公称本体サイズで388(W)×141(D)mmだ。これは,おおむね10キーレスキーボードに近いサイズで,Corsairによると,同社製10キーレスキーボードと,ほぼ同幅だという。

キーボードの幅は388mm。フルキーボードとしては異例のサイズだ
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 このサイズにもかかわらず,10キーやカラー液晶,ロータリーダイヤル,そして[G]キーといった多彩な機能を搭載する点が,VANGUARD PRO 96の大きな特徴だ。
 同じ[G]キーを備えるCorsair製フルキーボードの「K95 RGB PLATINUM」が,横幅約465mmもあるのに比べると,77mmも小さい。

フルサイズのCorsair K95 RGB PLATINUMと比較。K95から10キーを省略したのとほぼ同じサイズだ
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 製品名に入っている「96」という数字は,フルキーボードに対して96%のサイズであることを示す。机上のマウススペースを広く取りたいが,10キーレスは困るというゲーマーにとって,VANGUARD PRO 96は待望のキーボードといえるだろう。

 今回試用したVANGUARD PRO 96は,国内市場向けの日本語配列モデルだ。フルキーボードに比べると,[Print Screen]キーと[DEL]キーがファンクションキーの列に移され,それ以外の[PageUp/PageDown]キーや[Insert]キーなどは,[Fn]キーと10キーの同時押しに割り付けられている。
 ゲーム以外での使用頻度が高い矢印キーは,逆T字配列のままで,無理にキーピッチを変えてもいないので,すぐに慣れるだろう。

フルキーボードでは10キー左にある特殊キーは,[Fn]キーと他のキーの同時押しに割り当てられている
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 また,最近のCorsair製日本語配列キーボードでは定番になっているが,[変換/無変換]キーを,ほかのメインキーと同じ19mmピッチにしているおかげで,[Space]キーは約105mmの幅を確保している。[Space]キーはゲームでよく使うので,ここも評価できるポイントだ。


カスタマイズ可能な「Gキー」やロータリーダイヤル


 VANGUARD PRO 96のキーにおいて,もうひとつ特徴的なのが,左側面に並ぶ5個の「Gキー」と,「Game Mode」ボタンだ。

左側面に並ぶキースイッチ。写真左側がGame Modeボタンで,続く[G1]〜[G5]がGキーだ
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 側面にならぶこれらのキーは,マウスボタンに近い感触のスイッチを採用している。キーというよりはスイッチに近いが,その配置がなかなか絶妙だ。左手を[W/A/S/D]キーにおいたとき,Gキーが小指で押せる位置に並んでいるのだ。

 大型キーボードでも,Gキー類は指を大きく動かさないと押せないため,ゲーム中には使いづらい製品もある。しかし,VANGUARD PRO 96のGキーは,この配置のおかげで,積極的に使いやすい。本体サイズを押さえる意図でGキーを無理に並べているように見えるが,実はよく考えられた配置なのである。
 なお,[G]キーやGame Modeボタンは,本体左側面に並んでいるが,左側面に手や物をぶつけても,キーが押されることはなかった。ここもよくできているなと感心させられた点だ。

 VANGUARD PRO 96における外見上のアクセントになっているのが,10キーの奥にあるカラー液晶パネルとロータリーダイヤルだろう。

カラー液晶パネル(中央)とロータリーダイヤル(右)
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ロータリーダイヤルで音量調整をすると,画面で変化を確認できる
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 カラー液晶パネルは,画面サイズが1.9インチで,解像度320×170ドット,視認性の高いIPS方式の液晶パネルを採用する。
 通常は,Corsairのシンボルマークのアニメーションのほか,キーボードやPCステータスが表示されているが,後述する設定ツールを使って,オリジナルのGIFアニメを,VANGUARD PRO 96内蔵のフラッシュメモリに転送して表示させることも可能だ。

 ロータリーダイヤルは,直径12mmと操作しやすいサイズである。ゲームプレイ中でも,音量調節をすぐに行え,ダイヤルを押し込むとサウンド出力を消音できるほか,任意の機能を割り当てることも可能だ。

Virtual Stream Deck(上)と設定ツール(下)
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 ちなみに,本稿執筆時点はβ版で,完全な対応が完了していなかったが,VANGUARD PRO 96は,Corsairの「Virtual Stream Deck」アプリに対応予定である。
 Virtual Stream Deckとは,Corsairの配信者向け製品ブランド「Elgato」の人気キーパッド「Stream Deck」シリーズの機能を,マウスやキーボードで使えるようにする機能だ。VANGUARD PRO 96の場合,[G]キーやロータリーダイヤルにも,Stream Deckの操作を割り当てられるとのこと。ロータリーダイヤルの使い勝手が,さらに広がるだろう。

MGX Hyperdrive
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 先述したとおり,VANGUARD PRO 96は,Corsair独自の磁気ホールセンサー式キースイッチ「MGX Hyperdrive」の採用により,可変アクチュエーションポイント機能や「ラピッドトリガー」,「SOCD」(Simultaneous Opposing Cardinal Directions,反対方向への同時入力)といったゲーマー向けキーボードのトレンドを漏らさず備えているのが大きな特徴でもある。
 ちなみに,CorsairではSOCDを「FlashTap」と呼んでいる。同時にキーを押したときの振る舞いを,設定ツールで制御できる仕組みだ。

半透明なハウジングにはキーごとにカラーLEDを備えている
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 そのほかにも,最大8000Hzのポーリングレート(USBレポートレート)に対応しており,レイテンシを極限まで抑えた入力が可能だ。設定したポーリングレートが,キーボード上の液晶画面で確認できる点も,VANGUARD PRO 96の便利な点だろう。


VANGUARD PRO 96の外観をチェック


 VANGUARD PRO 96の外観も見ていこう。

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底面には,ケーブルを背面3か所,左右1か所ずつの計5か所から出すための溝がある
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 本体天面にキースイッチを並べた,いわゆるフローティングデザインで,キーキャップを含まないキーボード面は,机上からの高さが[Space]キーの列で約21mm,ファンクションキーの列で約27mmだった。
 机上から[Space]キーのキートップまでの高さは,約35mmある。キーキャップの高さは,列によって異なるが14〜15mm程度だ。パームレストがあったほうが多くの人にとって使いやすい高さだろう。

天板の上にキースイッチを並べているので,キートップまでの高さはそれなりにある
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 底面のスタンドを立てると,奥側ファンクションキーの列が約5mm持ち上がり,傾斜角がつく仕様だ。

底面のチルトスタンドは1段式。左がスタンドを立てない状態で,右はスタンドを立てた状態だ
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 VANGUARD PRO 96には,パームレストが付属している。表面はつや消しで,適度な滑りがあるクッションが貼られており,触り心地の良いパームレストだ。幅は本体と同じで,奥行きは75mm,高さは約25mmだ。
 キートップの高さをおおむね感じなくできるので,併用したい付属品だろう。

着脱式のパームレスト。磁石でキーボード本体にくっつく仕組みだ
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 VANGUARD PRO 96の本体重量は,ケーブル込みで実測約1.1kgだった。サイズのわりに重いが,内部に4層構造の静音化機構が組み込まれているためだろう。
 キータイプ時も非常に静かなキーボードで,Corsairの最上位モデルらしい高級感があるキーボードに仕上がっているのは評価できる。

VANGUARD PRO 96の内部構造図。
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ハイエンドのスペックを36gに収めた超軽量マウス


 続いて紹介するSABRE v2 PROは,公称本体重量が約36gという超軽量のワイヤレスマウスだ。

SABRE v2 PRO
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SABRE v2 PROと付属のUSBワイヤレスアダプタ(左),USBケーブル(右)。オーソドックスなデザインの右手用マウスだ
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 実際に手に持ってみると,びっくりするくらい軽い。この重量なら,50Gの加速も無理なく可能と思わせるほどだ。フリックやターンといった動作を,素早く高速に行えるマウスといえよう。

家庭用の計量器による表示は34gだった。2g程度は計測側での誤差だろうが,とにかく軽い
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 ボタン数は標準的な5個で,メインボタンには,Corsairが独自のチューニングを施したタクタイルメカニカルスイッチを採用する。

左右メインボタンとセンタークリック付きスクロールホイール,左側面にサイドボタンが2つというシンプルなデザインだ
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 SABRE v2 PROは,Corsairの最新光学センサー「Marksman S 33K DPI Sensor」を採用しているのも特徴のひとつだ。
 Marksman S 33K DPI Sensorは,トラッキング速度が750 IPSで,最大加速度50G,トラッキング解像度は最大33000DPIという高いスペックを誇る,Corsairのオリジナルセンサーである。

 トラッキング解像度は100〜33000 DPIの範囲で,50 DPI刻みで調整が可能だ。ディスプレイの解像度がフルHDから4Kまで,余裕でカバーできる解像度を持つと,Corsairはアピールしている。
 また,最大750 IPSのトラッキング速度と50Gの最大加速度により,どのような状況や速度であっても,敵を見失うことはない精度を実現しているそうだ。

底面中央にセンサー孔がある。電源スイッチとセンサー,前後2つのソールとシンプルな構成だ
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 ワイヤレス接続は,Corsair独自接続方式のみ。付属のUSBワイヤレスアダプタは,最大8000Hzのポーリングレート(USBレポートレート)に対応しており,とくにワイヤレス接続において8000Hzによるレイテンシ低減効果が大きいそうだ。

最大8000Hz対応のUSBワイヤレスアダプタ。背面にクリップがついている
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 バッテリー駆動時間は,ポーリングレートの速度設定によって変わる。標準の1000Hz設定で最長70時間,8000Hz時は最長16時間だ。素晴らしく長いというほどではないが,実用性を損なわない程度には長持ちといえよう。
 軽量化のために内蔵バッテリーの容量は,わずか約210mAhだ。軽さと駆動時間のバランスを取ったということだろう。

 軽量なSABRE v2 PROには,装飾的なLEDイルミネーションはない。LEDはスクロールホイールの下に組み込まれたインジケータLEDのみだ。

LEDが点灯すると,スクロールホイールの隙間から光が見える。ボタンの隙間も光っているが,上からはあまり見えない
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 インジケータLEDは,DPI設定を切り替えたときに,プロファイルに対応する色で3秒間点滅する。ちなみにデフォルトでは,右クリック+「戻る」ボタンを3秒間同時に押すと,DPIが切り替わる設定だ。

 本体サイズは,実測で約120(L)×63(W)×38(H)mmと,比較的こぶりなマウスだ。筆者は,日本の成人男性としては極めて手が小さいほうだが,そんな筆者にも手に馴染むサイズ感で,つかみ持ちや被せ持ちも行いやすいマウスという印象である。
 なお,製品パッケージにはグリップテープと,底面のソールが付属する。好みに応じてグリップ感や滑り感のチューニングが可能だ。

 軽くて小ぶりなマウスだが,決して華奢ではない。Corsairによると,厳選した本体素材と独自のボタンスイッチの採用により,高い耐久性を備えているという。
 保証期間も2年間に設定されているので,マウスを過酷に使用するゲーマーにとって心強い製品と言っていいだろう。


アプリのインストール不要な新しい設定ツール「Web Hub」


Web HubをWebブラウザで開いたところ
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 Corsairのゲーマー向けデバイスといえば,統合設定ソフトウェア「iCUE」で,さまざまなカスタマイズを行えることで知られている。
 VANGUARD PRO 96とSABRE v2 PROは,もちろんiCUEに対応する製品だが,Corsairが新製品から順次対応を進めている新しいWebベースの設定ツール「Web Hub」にも対応しているのが大きな特徴だ。
 Web Hubの利点は,PCにiCUEをインストールしなくて,デバイスを使うのに必要な設定を行える点にある。

 Web Hubは,Webブラウザを利用したiCUEという感じのツールだ。製品パッケージにあるURLを,Webブラウザで開くとアクセスできる。
 Web Hubにアクセスすると,Web Hub対応デバイス一覧でデバイスへの接続要求が表示されるので,接続すると設定ページが開く仕組みだ。

VANGUARD PRO 96のWeb Hubトップ画面
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SABRE v2 PROのWeb Hubトップ画面
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 基本的にWeb Hubの画面は,iCUEをWebブラウザに移したようなレイアウトだ。操作方法もiCUEとほぼ同じで,左ペインのメニューで設定したい項目を選び,右ペインで設定するという構成である。

 それでは,VANGUARD PRO 96の特徴的な設定を紹介しておこう。
 トップページには,LEDイルミネーションの設定である「ライティング効果」や,キーアサインを変更する「キー割り当て」といった,ゲーマー向けキーボードではおなじみの設定が並ぶ。
 なお,キー割り当てでは,[G]キーやマクロも設定できる。

キー割り当ての画面
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 「Multi-Actionキー」は,MGX Hyperdriveキースイッチならではの設定で,キーを押し込む深さに応じて,2種類のアクションを実行する機能だ。たとえば,[W]キーを浅く押したら前進,深く押し込んだらダッシュ前進といった動作を割り当てられる。

Multi-Actionキーの画面
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 「キーアクチュエーション」は,キーのアクチュエーションポイント(オンになる深さ)と,ラピットトリガーの設定だ。

キーアクチュエーションの画面。アクチュエーションポイントとラピットトリガー機能の有効,無効や,感度を設定する
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 VANGUARD PRO 96の特徴でもある「FlashTap」(SOCD)の設定も,Web Hubでできる。
 FlashTapの動作は,後で押したキーを有効にする「後優先」と,先に押したキー入力を維持する「先優先」,2キーを同時に押すとキーを離したことになる「ニュートラル」の3パターンがある。

 言うまでもないが,キーが同時に押されたときの挙動は,ゲームによって変わるので,FlashTapを利用したいゲームに合わせて,3パターンのいずれかを選べばいい。

FlashTapで有効化できる挙動は3パターンあるので,ゲームに合わせて決めよう
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 なお,キーアクチュエーションとFlashTapは,Game Modeをオンにしたときだけ有効にする設定も可能だ。普段は無効にしてキーボードを使い,必要なゲームのプレイ時だけ,左側面のGame Modeボタンを押して,キーアクチュエーションやFlashTapを有効化するという使いかたができる。

 Game Modeではほかにも,ポーリングレートを8000Hzに変えたり,Windowsキーロックといった機能も有効にできる。これらの機能が必要なのはゲームプレイ時だけなので,Game Modeに設定しておくと便利だ。

Game Modeがオンのときに有効になる設定項目。キーアクチュエーションとFlashTapは,これらと別に設定できる
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 VANGUARD PRO 96固有の設定が,キーボード右奥も液晶画面に表示するカスタム画像を設定する「画面」設定だ。
 ここでは,最大500KBまでのアニメーションGIF画像を,本体フラッシュメモリにアップロードできる。アップロードした画像は,[Fn]+[←/→]キーで選択する仕組みだ。ちょっとしたアクセントをキーボードに持たせたいときに,役立つかもしれない。

4Gamerロゴをアップロードしてみた(左)。VANGUARDの PRO 96の液晶画面に表示するとこうなる(右)
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 SABRE v2 PROのWeb Hubは,もう少しシンプルだ。
 本稿執筆時点のβ版でできたのは,左クリックを除く4つのマウスボタンに対するカスタマイズと,DPI設定のみである。

ボタンに割り当てられる機能は,メニューにある10項目。今回は2項目だけ試せた
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 ボタンに割り当てられる機能は,マクロやボタンの無効化を含む10種類。マクロは,「マクロマネージャ」で登録できる。

マクロマネージャを使うと,マウスクリックやキー押下をマクロ化できる
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 マウスボタンに割り当てられるDPI設定で面白いのは,任意のボタンを押している間だけ,DPI設定を下げる「スナイパーキー」だ。
 たとえば,マウスの「進む」ボタン(ボタン5)にスナイパーキーを割り当て,DPIを「200」にしておくと,進むボタンを押している間だけは,トラッキング解像度が200DPIに下がるので,エイムの精度を上げられるわけだ。少し慣れは必要だが,非常に効果的だ。

 また,DPI設定は,1〜5種類(ステージ)を登録しておける。それぞれのステージに,異なるDPIを設定しておくと,右クリック+「戻る」ボタンの3秒押しで,ステージを切り替えられる仕組みだ。これもけっこう便利に使える。

DPIは最大5種類をマウスに登録しておき,利用中に切り替えられる
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 ポーリングレートやバッテリー残量,ファームウェアの確認は,「デバイス設定」で行える。
 ただ,ポーリングレートを引き上げると,バッテリー駆動時間が短くなる。VANGUARD PRO 96は,Game Mode時だけポーリングレートを上げる設定があった。だが,本稿執筆時点でのSABRE v2 PROは,そのような設定はない。ポーリングレートは,ゲームでの動きに合わせて,適切に設定を変えることをお勧めしておこう。

ポーリングレートは「デバイス設定」で変更する
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FlashTapやスナイパーキーの効果は確実にある


 さて,VANGUARD PRO 96とSABRE v2 PROが,実際のゲームプレイでどんな効果をもたらすのか。今回は,エイム練習サービス「Aim Lab」の「VALORANTトレーニング」を使って確かめてみた。

 まずは,VANGUARD PRO 96でのキャラクター操作を試してみたが,FlashTapの効果は絶大だ。
 これまでは,[A]キーと[D]キーを同時に押してしまうと,瞬間的に動きが止まっていた。ここでFlashTapを「後優先」にしておくと,タイムラグなしに左右の移動を切り替えられる。
 普通のキーボードでは不可能だった,素早い左右の動きができるので,慣れてくるとFlashTapがないキーボードを使うことが信じられないくらいのレベルになってくる。

 SABRE v2 PROで実感できたのは,素早くマウスを振ることで180度ターンが確実に決められるトラッキングの正確さと,スナイパーキーの効果だ。
 デフォルトのDPI設定を1200にして,スナイパーキーに400を割り当てて試したが,AIMの瞬間にスナイパーキーを押すことで,命中精度やヘッドショット率を10%弱くらい引き上げることができるようだ。

Aim Labでの練習結果。スナイパーキーの併用で,移動命中精度を60%半ばから70%前後まで,ヘッドショットの成功回数も向上した
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 スナイパーキーは,若干の慣れが必要だが,AIM精度を向上させるのに効果的である。もう少し慣れれば,さらに精度を引き上げられるだろう。SABRE v2 PROを入手したなら活用を検討したい機能である。


勝利を引き寄せるVANGUARD PRO 96とSABRE v2 PRO


 VANGUARD PRO 96とSABRE v2 PROは,Corsairの最新ゲーマー向けデバイスらしい性能と機能を備えた製品だ。「勝つためにプロが設計した」と,Corsairがアピールするとおりの完成度を備えているといえよう。
 ゲームプレイの質を高めたいゲーマーなら,ぜひとも検討したい製品ではないだろうか。

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    Corsair Gaming(旧称:Vengeance Gaming)

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