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劇的すぎる展開に会場が湧いた「鉄拳タッグ2」5on5大会「MASTERCUP.5」フォトレポート。日韓鉄拳事情の違いを聞いたミニインタビューも掲載
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印刷2013/02/14 00:00

イベント

劇的すぎる展開に会場が湧いた「鉄拳タッグ2」5on5大会「MASTERCUP.5」フォトレポート。日韓鉄拳事情の違いを聞いたミニインタビューも掲載

 2013年2月10日,「鉄拳タッグトーナメント2 アンリミテッド」を競技種目とした5on5トーナメント「MASTERCUP.5」が,東京・青海のアミューズメント施設「東京レジャーランド パレットタウン店」にて開催された。

東京レジャーランド パレットタウン店の一角を貸し切り,多数のアーケード筐体が設置された大会会場。プレイヤー達の熱気のためか,屋内は軽く汗ばむほどに
画像集#001のサムネイル/劇的すぎる展開に会場が湧いた「鉄拳タッグ2」5on5大会「MASTERCUP.5」フォトレポート。日韓鉄拳事情の違いを聞いたミニインタビューも掲載

 鉄拳シリーズの大規模5on5大会であるMASTERCUPは,「鉄拳5」時代に開催された「軍総杯」に端を発する,鉄拳シリーズ最大規模のお祭りイベントだ。その歴史は脈々と受け継がれ,MASTERCUPの名称になってから今大会で5回目を数え,日本各地から125チーム,625人ものプレイヤーが参加。韓国からの参戦者や,2D格闘ゲーム出身のプレイヤーまで巻き込み,史上最高の盛り上がりを見せることとなった。
 本稿では,その熱気に溢れた会場の様子を,多数の写真と共にお伝えしていこう。また鉄拳シリーズといえば,強豪揃いで知られる韓国勢も気になるところ。会場で見かけた韓国チームの面々にも,日韓における鉄拳事情の違いなどについて聞いてみたので,そちらもチェックしてみてほしい。

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注目の一戦を映し出す大型スクリーンを見守るプレイヤー達。白熱する戦いの行方を,固唾を飲んで見守っていた
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大会の模様は,ニコニコ動画の公式生放送による中継も行われ,のべ16万人以上の視聴者数を獲得。写真は実況のげんや氏(左)と,解説のハメコ。氏(右)
協賛として名を連ねたMad Catz / Razer / HORIの各ブースには,コンシューマ版の試遊台が設置されていた。なおMad Catzブースでは,アーケードスティックなどが特別価格で販売されており,ついつい衝動買いするプレイヤーも
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「MASTERCUP」公式サイト

「鉄拳TAG TOURNAMENT2」公式サイト



日本各地から625人が集結した予選トーナメント


 大会がスタートした8:00。会場は朝から1次予選に参加する選手達で,すでに満員の状態となっていた。1次予選は5on5の勝ち抜き戦で行われ,1ブロック4〜5チームによるトーナメント形式で進行していく。125チームもの参加者達を捌いていくこともあって,ブロック数も31ブロックと,一般的な大会の規模を大きく上回るものとなった。

早朝からスタートした1次予選。日本各地から625人ものプレイヤーが参加した本大会だが,ここで半数以上のチームが消えて行くことととなった
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 今大会のレギュレーションでは,各ブロックの1位通過チームは,そのまま2次予選へと進むことができるが,ここで2位または3位となってしまうと,ワイルドカードという予備予選を経ることになってしまう。ワイルドカードは,全62チームによる「代表者1名によるシングルトーナメント」の形式となり,勝ち残った1チームのみが2次予選へ進むことができる。
 チームメイトのプレイを静かに見守るチームもあれば,一丸となって声をあげ応援するチームもあり,チームの雰囲気はそれぞれだが,どのチームも真剣なことに変わりはない。

全62チームの大将格が代表として戦うワイルドカード。シングルトーナメントであるため実力はもちろん,運までが問われる過酷な生き残り合戦だ。そのワイルドカードの決勝は,関西圏のプレイヤーをメインとしたチーム「大日本風力発電所関西支社」の38選手と池袋を拠点とするチーム「びっくりマンボー☆」のTERU選手によって争われることに(写真は38選手)。ちなみに前回大会となる「MASTERCUP.4」では,ノビ選手がワイルドカードを勝ち上がり,その勢いでチームを優勝に導いている
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結果ワイルドカードを制したのは,「びっくりマンボー☆」のTERU選手。「鉄拳4」時代から実力者として知られる古参プレイヤーだ。なおワイルドカードを勝ち抜いたTERU選手とそのチームメイトには,バンダイナムコゲームスより特別称号「もがく者」が贈られた
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 続く2次予選は,1次予選を1位通過した31チームと,ワイルドカードを勝ち抜いた1チーム――計32チームの中から,決勝トーナメントへ進む8チームを絞り込むこととなる。32チームが8つのブロックに分けられ,5on5のトーナメントを勝ち抜いていく。各ブロックを制し,見事決勝トーナメントに駒を進めたのは,以下の強豪チーム達だ。

※選手名は敬称略,エントリー時の並び順。

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「リアル寝っぱ」
めいら/LEI・LEO,たけぼー/LAW・GAN,らむちゃん/NIN・JAY,あっちゃん/MIG・BOB,二毛作/JAC・KUM
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「しゃなプロデュース」
しゃなちゃん/LAR・BOB,きむくん/LAR・ALI,Gon/EDD・CHR,しょくん/EDD・CHR,ser/EDD・JAY
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「東京ヒップホップ愛好会」
ノビ/DRA・LAR,ユウ/FEN・LEO,しょちゃん/DEV・NIN,ぺこス/BOB・JINP,まんば/BOB・JAY
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「神戸レジャーランド内田橋店」
マト/BRY・BOB,はーと/KAZ・ARM,ゆうゆう/ZAF・XIA,よすりん/KIN・ARM,さかば/RAV・LAR
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「move mind(ぴゃ)」
れいら/PAU・BRU,ぴゃぶ ken'94/KAZ・ASU,はぁぐぅ Ex/ROJ・JINP,パンダマニア(父)/PAN・KUM,アバンギャルダーのきなみ/HWO
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「大日本風力発電所(外伝)」
スペシャルハんマーs/LEE・DRA,弦キッズ/BOB・LEO,くりくん/LIL・LAR,ゆーた/LEO・HWO,ゆったりゆーき/LAW・LEE
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「Specialist」
FRB AO/ALI・MIG,LATING/LEO・LAR,KAREI/JINP・LAR,PON/KIN・MAR,ZEUGARU/OGR・JAC
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「(株)Asian.gate」
まぁぶぅ/BRY・STE,茶柱/LEE・LEI,りょう/DEV・HEI,影丸/JAC・BRU,古水/LEI・DRA

関西の実力者を集めた「新関西われわれクラス」を始めとした注目チームらも,2次予選で次々と敗退。各地方の強豪が集まったチームが多く残っているだけに,優勝候補と目されるチームといえども気を抜けない戦いが繰り広げられた
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韓国代表の「レバーはまるだ!」は2次予選で惜しくも敗退。後に「これだけ真剣にプレイしたのは初めて」と語ったhelp me選手の強さが際立っていたのが印象的で,その動きには日本のトッププレイヤー達も関心しきりの様子だった
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韓国勢の試合では,筐体のレバーも韓国プレイヤーにはお馴染みの「ナスレバー」に交換。国際的な大会ならではの配慮だ


猛者達による決勝トーナメントの結末は?


 いよいよ迎えた決勝トーナメント。激戦をくぐり抜けてきた8チームにより,1チームの優勝を決めるトーナメントが開始となった。この時点で時計は19:00をまわり,丸1日を要した本大会も,いよいよ大詰めを迎える。負けてしまったチームの選手達も,スクリーンに映し出される勝負の行方を見守っている。

 トーナメントの対戦カードは,くじ引きによって順番を決め,その順に従ってトーナメントのスタート位置を選択していく,いわゆるK-1方式(フォーチュンボックス式)によって決定された。
 1回戦の注目カードは,日本最強プレイヤーとの呼び声が高いりょう選手を擁する優勝候補の一角「(株)Asian.gate」と,若手を中心に編成された,同じく優勝候補の「Specialist」の一戦。この試合では,Specialistの先鋒・PON選手が,まぁぶぅ選手茶柱選手古水選手を3人抜きするという展開で(株)Asian.gateを下し,そのままの勢いで,トーナメントを勝ち上がり,決勝戦まで勝ち進むこととなった。

破竹の勢いで勝ち進んだ「Specialist」。闘劇覇者のLATING選手(写真中央)とFRB AO選手を中心としたチームではあるが,ほかのメンバーも随所で活躍を見せ,若手プレイヤーの底力を感じさせた
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 そのSpecialistを決勝で迎え撃ったのは,日本を代表するプレイヤーであるノビ選手ユウ選手をはじめ,関東を代表するトッププレイヤーが集まった優勝候補筆頭「東京ヒップホップ愛好会」だ。まさに125チームの頂点を決める決勝戦に相応しいカードということで,取っては取られの総力戦が予想された……のだが,蓋を開けてみれば一方的な展開が待っていた。なんとSpecialistの先鋒・ZEUGARU選手が,東京ヒップホップ愛好会のまんば選手しょちゃん選手,ユウ選手,ノビ選手を4人抜き。まさかの事態に,会場は動揺に包まれる。……しかし,本大会の「ドラマ」はここで終わらなかった。

オーガ&ジャック6という小回りの利かない構成ながら,驚異的な浮かせ技のヒット率で有名プレイヤー達をなぎ倒していったZEUGARU選手。大舞台での活躍が目立つ選手で,本大会でも台風の目に
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まさかの逆5タテ! 決勝戦を劇的な展開で制したのは「東京ヒップホップ愛好会」


 誰もが「勝負あり」と思った決勝戦。東京ヒップホップ愛好会の大将・ぺこス選手の反撃はここから始まる。

決勝戦,対戦中のぺこス選手
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 波に乗るZEUGARU選手の動きに冷静に対処し,勝利を収めたあと,あれよあれよという間にKAREI選手LATING選手,PON選手の3人を沈め,Specialistの大将・FRB AO選手を引きずり出す。まさかの逆王手に驚く観客をよそに,勢いの止まらないぺこス選手。ついにFRB AO選手にも土をつけ,長きにわたる大会の結末は,奇跡の逆5タテという形で幕を閉じることとなった。
 なお,この試合の模様は,後日MASTERCUPの公式サイトなどに掲載される予定とのこと。見逃した人は,ぜひチェックしてみよう。

優勝の栄冠は,見事東京ヒップホップ愛好会の手に
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FRB AO選手は,この日1試合も予選に出ていなかったことも災いしてか,本来の実力を発揮しきれていないようだった。試合後は,悔しさのあまりチームメイトとともに泣き崩れる場面も
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試合後には緊張が解けて,立ち上がることができないほどだったという,ぺこス選手。驚異の逆5タテという最高のパフォーマンスに対して,参加者からは惜しみない拍手が贈られた


韓国チーム「レバーはまるだ!」に聞く,韓国鉄拳事情


4Gamer:
 韓国から5人のメンバーを集めて,日本の大会に参加するには大変な労力が必要だと思います。韓国で鉄拳が人気なのは,もちろん知っていますが,日本の大会は賞金もないですよね。なぜ参加しようと思ったのでしょうか。

韓国チーム「レバーはまるだ!」代表・help me選手
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help me選手:
 こういった大会は,韓国と日本の鉄拳文化の違いというものを肌で感じられる大きなチャンスだと思っています。だから,特別な理由があるわけではなく,純粋な興味が参加のきっかけです。僕らは鉄拳が大好きなんで(笑)。

4Gamer:
 実際に参加してみて,日本と韓国の違いというのは感じられましたか?

help me選手:
 まずプレイスタイルに関しては,日本のプレイヤーは韓国のプレイヤーよりも「安定」を求める傾向にあると思います。韓国の人は,ダメージが高いコンボがあれば,それが難しくても必死に練習する。日本の人はどちらかといえば,簡単な「安定コンボ」を狙う人が多い気がしました。

4Gamer:
 日本,とくに関東は昔からそういう傾向にある気がしますね。あとは,大会ということを意識して簡単なコンボを選択していたのかもしれません。

help me選手:
 それから,使用キャラクターにも偏りがあるように感じました。強いキャラクターを使って,似た戦い方をする人が多い印象です。韓国のほうが,自分の好きなキャラで何とか勝ってやろうというプレイスタイルの人が多いと思いますね。ただし,タッグの片方のキャラクターに「勝ちやすいキャラ」を選ぶのは日本と一緒です(笑)。

4Gamer:
 それは例えばラースとか?

help me選手:
 ええ,韓国でもタッグの片方にラースを入れる戦術が流行しました。ですが,ラース使いが増えた結果,ラース対策が浸透し,以前ほど簡単には勝てなくなったんですよ。今現在韓国で流行しているキャタクターはブルースですね。コンボダメージがとにかく高いのが魅力です。

4Gamer:
 プレイスタイル以外の面では,日本と韓国の違いというのは感じましたか?

help me選手:
 大会の雰囲気が違います。韓国での大会というのは,世界大会の予選などの公式的な大会や,Tekken Busters(※)のような商業的な大会がほとんどです。ですから,今回のMASTERCUPのような,純粋にプレイヤーが楽しむための大会というのはほとんどない。今回の大会は,みんなで一丸となってプレイして,応援をしながら盛り上がることができたので,本当に楽しかったです。日本のこういった大会の文化は,非常に素晴らしいと思います。

※賞金の懸かった鉄拳のリーグ戦を放映する韓国のTV番組。

4Gamer:
 それはとても嬉しい感想ですね。韓国でも,そのようなプレイヤー主催の大会が今後増えて行くことに期待したいです。
 ところで今,商業的な大会という話題が出ましたが,韓国ではプロゲーマーのライセンスを国が発行していますよね。鉄拳プレイヤーの中で,プロのライセンスを持っている人はいるのですか?

help me選手:
 大きな大会で何回か入賞するのが,ライセンス審査の条件になっています。鉄拳プレイヤーでは,knee,JDCR,hole manなどがプロゲーマーのライセンスを持っていますよ。

韓国代表の面々。周りはすべて敵のアウェーの中で,お互いに声を掛け合ってベストを尽くしていた
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4Gamer:
 ライセンスを持っていることのメリットは何でしょうか。

help me選手:
 職業として正式に認められているため,大会で得た賞金に対して支払う税金が,少し緩和されます。しかし現在,国内では賞金付きの鉄拳の大会はほとんど行われていないため,その恩恵を受ける機会はほとんどないですね。そのほか,ライセンスを持っているプレイヤーは企業からの注目を集めやすいという間接的な利点があります。海外の大会へ出場するときなどに,支援を受けやすいんです。

4Gamer:
 幾人かのプロゲーマーの名前が挙がりましたが,その実力は?

help me選手:
 最強に近いのは,only practice,HAO,kneeの3人……あと私ですね(笑)。only practiceはとにかく研究が凄くて,彼の作った「only practice式」のネタは,58種類あるといわれています。彼と対戦した人は,対戦しているというよりも,彼の作ったシステムの実験台にされているような印象を受けるみたいです(笑)。でも彼のお陰で,韓国の鉄拳の戦術は大きく進化したといえるでしょう。
 HAOは非常に強いプレイヤーなのですが喫煙者で,韓国のゲームセンターは全面禁煙なために集中力が続かないという弱点があります(笑)。その点,kneeはみんなが集まるゲームセンターの徒歩5分のところに住んでいて,いつも万全の体調でプレイしているので有利ですね。家で配信を見ていて,みんなの段位をチェックしているんですよ。

4Gamer:
 ようやく段位戦が終わったと思って一息ついていたら,万全な体調のkneeが突如として現れて,対戦を申し込んでくるというのは恐ろしいですね(笑)。

help me選手:
 私達の中では今「ドラゴンボールごっこ」がはやっているので,そういう風にkneeが現れたときは「バカでかい気を持ったやつが近づいてくる……なんてこった……」みたいなことを言うんです。知らない乱入者が来たときは「戦闘力…たったの5か…ゴミめ…」とかね(笑)。

lowHigh選手:
 ちなみに私は段位戦の最初の30分だけ強いので,「ゴテンクス」と呼ばれています(笑)。

(一同笑)

4Gamer:
 皆さん対戦を楽しんでいられるようで何よりです(笑)。本当に鉄拳が好きなんですね。では,最後に日本のプレイヤー達に何かあれば一言お願いします。

help me選手:
 韓国の鉄拳の凄さを日本の人達にもっと見せたかったのですが,少し残念な結果になってしまいました。ですが,日本のプレイヤーのみなさんと交流することができ,非常に楽しい時間を過ごすことができたことに大変感謝しています。実は今,韓国でもいくつかの面白い大会を企画しているところなので,今度は日本のみなさんに参加してもらえたら嬉しいなと思っています。カムサハムニダ!

4Gamer:
 長時間の大会のあとにインタビューに付き合っていただき,本当にありがとうございました!

決勝トーナメント前に,会場に応援に駆けつけた本作の総合プロデューサー・原田勝弘氏。大会終了後に感想をうかがったところ,「格闘ゲームって,遊びの土台でしかないんですよ。主人公はプレイヤー自身。その“プレイヤーが主役になる瞬間”というのを,今回は見ることができました。いいものを見せてもらったな,という気持ちでいっぱいです」とのこと
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 鉄拳シリーズの歴史に残るだろう,劇的な盛り上がりをみせ,21:00過ぎに幕となった「MASTERCUP.5」。大会運営チームによれば,今この時期の大会で,「本当に盛り上がるのか?」「本当に人が集まるのか?」などの不安もあったそうだが,どうやらそれはまったくの杞憂だったようだ。
 プレイヤー主導で行われた本イベントは,まさに「プレイヤーによる,プレイヤーのための,プレイヤーの大会」というべき,大成功の大会だったように思う。この感動を再び味わいたいという気持ちだけでも,格闘ゲームはやめられない。長丁場のイベントを支えきった大会運営チーム,素晴らしいゲームを生み出し,サポートしてくれたメーカー,そして鉄拳を愛するすべてのプレイヤーに感謝しつつ,本稿の締めとしたい。

優勝チームには特別称号「M5覇者」のほか,協賛のMad Catzから「Tekken Tag Tournament 2 Arcade FightStick Tournament Edition S+」5台が,またまたHORIからは「ソウルキャリバーV 対応スティック」5台が,そしてRazerからヘッドセット「Razer Kraken Pro - Green」3セットが贈られた。さらに準優勝チームには特別称号「覇王の卵」と,「鉄拳TAG2非売品Tシャツ」「三島財閥特別パーカー」が贈られた
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「MASTERCUP」公式サイト

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