ニュース
Samsungの新型XR HMD「Galaxy XR」が登場。OSにAndroid XR採用でアプリをXR向けに最適化
米国と韓国では,すでに販売を開始しており,米国市場における価格は,1799.99ドル(約27万3000円)となっている。なお,日本市場での販売予定については,明らかになっていない。
![]() |
Galaxy XRは,「Project Moohan」という開発コードネームで知られるXR HMDで,GoogleがXR HMDやスマートグラス向けに開発した最新OS「Android XR」を搭載するのが特徴だ。
GoogleマップやYouTube,Googleフォトといったアプリに加えて,画面内に表示された画像やテキストを囲んで範囲指定して,関連した内容を検索する「かこって検索」などの機能を,XR HMD向けに最適化しているという。
![]() |
![]() |
内蔵するディスプレイは,有機ELパネルを採用しており,解像度は3552×3940ドットとなる。最大リフレッシュレートは90Hzで,標準設定時は72Hz表示になるとのこと。視野角は,水平方向が109度,垂直方向が100度だ。本体の前面に搭載する高解像度カメラにより,パススルー表示にも対応する。
なお,Galaxy XRは,瞳孔間距離を54〜70mmの間で調整できるが,視度調整機能は搭載しないため,眼鏡ユーザーは別売りのインサートレンズを使う必要があるそうだ。
Galaxy XRは,バッテリーパックをHMD本体と分離することで,額当てクッションを装着した状態でも,公称本体重量は約545gと,比較的軽い。バッテリーパックの重さは約302gで,通常使用時で最大2時間,動画視聴時で最大2.5時間のバッテリー駆動が可能だという。
![]() |
搭載SoC(System on a chip)は,Qualcomm製のVR/AR/MR向けSoC「Snapdragon XR2+ Gen 2」を採用する。Snapdragon XR2+ Gen 2は,MetaのVR HMD「Meta Quest 3」に搭載する「Snapdragon XR2 Gen 2」をベースとして,CPUとGPUの動作周波数を引き上げたものだ。
また,Galaxy XRのメインメモリ容量は16GB,内蔵ストレージ容量は256GBとなる。
Galaxy XRの発表に合わせて,Unity Technologiesは,Android XRにおける「Unity 6」のサポートを表明した。
Android XR向けに最低化されたGoogleマップや,NFL公認のVRシミュレーションゲーム「NFL Pro Era」,Android XRの操作を紹介する「Inside [JOB]」といったローンチタイトルの開発をサポートしたとのことだ。
Galaxy XRの製品情報ページ
- 関連タイトル:

Galaxy
- この記事のURL:






















