パッケージ
The Witcher 3: Wild Hunt公式サイトへ
  • CD PROJEKT
  • 発売日:2015/05/19
  • 価格:59.99ドル
    ウィッチャー3 ワイルドハント コンプリートエディションが2022年12月14日に発売
読者の評価
95
投稿数:11
レビューを投稿する
準備中
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
[E3 2013]オープンワールドとなった「The Witcher 3: Wild Hunt」のマップは前作比35倍の広さに。E3会場でライブデモを見てきた
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2013/06/14 00:00

イベント

[E3 2013]オープンワールドとなった「The Witcher 3: Wild Hunt」のマップは前作比35倍の広さに。E3会場でライブデモを見てきた

 E3 2013のCD Projekt REDブースでは,PlayStation 4に続いてXbox Oneへの対応が公式発表された「The Witcher 3: Wild Hunt」PC / PS4 / Xbox One)の,トータルで45分ほどにも及ぶライブデモが視聴できた。

第1作の頃はアポなしでも開発者総出で出迎えてくれたものだが……E3のブースはご覧の混雑具合だ。いまやゲーム業界関係者から注目を一身に浴びるメーカーになったのは明らかだろう
画像集#002のサムネイル/[E3 2013]オープンワールドとなった「The Witcher 3: Wild Hunt」のマップは前作比35倍の広さに。E3会場でライブデモを見てきた

 もはや,あらためて説明するまでもないかもしれないが,The Witcherはポーランドの小説家アンドレイ・サプコウスキ氏によるファンタジー小説シリーズ「The Witcher」(邦題:エルフの血脈 〜 魔法剣士ゲラルト) をベースにした,ハック&スラッシュ型のアクションRPGシリーズ。Wild Huntはその最新作だ。
 本作には,CD Projekt REDが自社開発したゲームエンジン最新版「REDEngine 3」が採用されており,DirectX 11ベースの技術をコアにしたグラフィックスは,ファンのみならず,ゲーム業界でも注目されている。
 そんなThe Witcher 3の制作発表が行われたのは,今年2月に入ってからのこと(関連記事)。ライブデモがクローズドながらも披露されるのは,今回のE3 2013が初めてである。



前作比35倍の広大なマップでは,人々が日常生活を送っている


 ストーリーは前作の続きとなっており,Nilfgaardの帝国軍が北方に侵攻を開始するなか,異次元世界の不気味な騎兵団であり,主人公Geralt(ゲラルト)とも深い因縁があると思われる“Wild Hunt(ワイルドハント)”までが登場し,世界各地は混乱に陥っていく……という背景がある。

 今回のデモは,Kaer Tholdeという北海の島にある王国の領主に会いにいくシーンから始まった。この島のあるSkellige地方だけでも「The Witcher 2: Assassins of Kings」と同規模の広さを持つらしく,さらに,今回は海岸から船で海に漕ぎ出せたりと,全体では前作比35倍もの広大なマップになっているのだという。
 だからといって,何もない大地や海が地平線まで続いていたり,山に阻まれて進めないというところはほとんどなく,街や村の間にも住居や砦が存在し,崩れ落ちた廃墟や座礁に乗り上げた大型船などもあって,「見るべきものや探索したくなる地形」が,そこかしこに設けられているという。

画像集#005のサムネイル/[E3 2013]オープンワールドとなった「The Witcher 3: Wild Hunt」のマップは前作比35倍の広さに。E3会場でライブデモを見てきた

 また,ゲーム中のNPC達は自分なりの日常生活を送っており,リアルタイムで変化する気象システムとの連携により,例えば晴れた日には船に乗って,歌いながら海に繰り出す漁師も存在するそうだ。ほかにも,海沿いでは魚肉などの海産物が安く手に入り,山では獣肉が安いといった,地方によって異なる物価の要素もあるという。

 さて,デモで紹介された島の王との会話によると,ゲラルトは,Bjornという男性を探し出してほしいと頼まれたようだ。彼は,Wild Huntの攻撃を受けて壊滅した,Dalvikという地方の村の唯一の生存者であり,その内情を調査してほしいのだという。

 その旅の途中では,通りがかった農村で暴漢に襲われている村民を助けたり,廃墟でトナカイのような立派な角を付けたモンスターと戦ったりといった,ランダムなイベントも発生した。ちなみに,出会ったモンスターには3つめの目が付いており,その目が持つテレパシーのような力で,プレイヤーの視覚を一時的に制限するというスキルを持っているようだ。かなりの深手を負ったと判断したのか,この目くらましを利用して逃げ去るという知能も持っていた。

画像集#004のサムネイル/[E3 2013]オープンワールドとなった「The Witcher 3: Wild Hunt」のマップは前作比35倍の広さに。E3会場でライブデモを見てきた

 そうこうして,Bjornを見つけ出したゲラルトだったが,彼が避難していた村では,住人が古くから守護神として崇めていたというモンスターによって殺害されるという事件が起きている。そして,守護神へのさらなる祈りを主張する長老と,モンスターの駆逐を求める若者とで意見が割れてしまうのだ。
 そこでゲラルトは,モンスターによる村人殺害の真相を突き止めることを買って出る。こうして,新たなサイドクエストが発生したのだ。

画像集#006のサムネイル/[E3 2013]オープンワールドとなった「The Witcher 3: Wild Hunt」のマップは前作比35倍の広さに。E3会場でライブデモを見てきた

 では,モンスターは,どうやって見つけるのだろうか。The Witcher 3では,魔法剣士の新しいスキルとして,「Monster Tracking」という能力が加えられており,これを利用するようだ。
 このスキルを発動すると画面は白黒になるが,モンスターの足跡やマーキング,さらには住処などが赤く表示され,その居場所を突き止めることができるようになる。また,遠い場所でも,血のにおいにでも釣られるのだろうか? モンスターの周囲を舞うカラスが赤く表示されるのだという。このように,先ほど廃墟で登場したモンスターも,自分の傷を癒そうと戻ったねぐらまで,その気なら追跡可能だという。

画像集#008のサムネイル/[E3 2013]オープンワールドとなった「The Witcher 3: Wild Hunt」のマップは前作比35倍の広さに。E3会場でライブデモを見てきた

 このほか今作では,前作で多くのゲーマーに不評だった「ボスモンスター」および,それを倒すとき利用するクイックタイムなどのシステムが削除され,モンスターはどれも倒し甲斐のあるものになっているという。また,一度倒した相手が持つ習性や特殊能力といった情報は,ジャーナルの「Monster List」に保存され,次回の戦闘時,有利に運べるようになるとのことだ。

 さて,今回の村の守護神の場合は,朽ちた木のような体に,鹿の頭骨のような顔をしたLeshenという倒すべきモンスターであることが分かった。そこで村に戻って若者のグループに加担することを表明し,実際にLeshenを退治するための旅に出ることになったのである。

画像集#007のサムネイル/[E3 2013]オープンワールドとなった「The Witcher 3: Wild Hunt」のマップは前作比35倍の広さに。E3会場でライブデモを見てきた

 そのリッチな世界観やグラフィックスの細かさ,壮大な風景まで見るべきポイントが多いThe Witcher 3:Wild Huntだが,今回のイベントで,本作が「Geralt of Rivia」の三部作最終章になると発表されている。つまりゲラルトが主人公として扱われる最終章の作品になるわけだ。
 なお,PC版では前作からセーブデータを引き継げるようになっており,登場人物の人間関係が新作にも影響されることになるらしい。今のところは,「2014年中のリリース」というあいまいな発売時期が明らかにされているだけだが,今後も注目の作品でことは間違いないだろう。

画像集#009のサムネイル/[E3 2013]オープンワールドとなった「The Witcher 3: Wild Hunt」のマップは前作比35倍の広さに。E3会場でライブデモを見てきた

画像集#003のサムネイル/[E3 2013]オープンワールドとなった「The Witcher 3: Wild Hunt」のマップは前作比35倍の広さに。E3会場でライブデモを見てきた

「The Witcher 3: Wild Hunt」公式サイト

4GamerのE3 2013特設ページ

  • 関連タイトル:

    The Witcher 3: Wild Hunt

  • 関連タイトル:

    ウィッチャー3 ワイルドハント

  • 関連タイトル:

    ウィッチャー3 ワイルドハント

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:12月24日〜12月25日