［TGS 2013］3DS用「初音ミク Project mirai 2」の新操作モード「タッチモード」を体験。手軽な操作でミクのダンスを楽しめる

　東京ゲームショウ2013のセガブースには，ニンテンドー3DS用ソフト「初音ミク Project mirai 2」がプレイアブル出展されている。本作は，いまや日本が世界に誇るバーチャルアイドルへと成長した「初音ミク」をモチーフにしたリズムゲームだ。2013年11月28日に発売の予定である。

　収録曲数が47曲へと大きく増えた本作。ゲームモードも，従来の「ボタンモード」に加えて，新たに下画面のタッチで入力する「タッチモード」が選べるようになったのも大きな変化だ。今回のデモバージョンでは，新しいタッチモードでプレイしてみた。

気楽に遊べるタッチモードが追加

　タッチモードでは難易度を「ラクラク/ホドヨク/トコトン」の中から選べ，難易度に応じて画面に飛び込んでくるマークの種類と，ニンテンドー3DSの下画面でタッチできる範囲が変わるようだ。たとえば一番簡単なラクラクだと，マークは1種類で，タッチする際は下画面のどこでも大丈夫だ。

ゲームモードは「ボタンモード」と「タッチモード」の2本立てに（左）。難易度を「ラクラク」にすると，どこをタッチしても反応するので実に簡単

　一方，ホドヨクの難易度だとマークは2種類で，3DSの下画面は2分割。トコトンでは3種類で3分割，といった具合だ。また，タッチする際は「長押し」や「スライド」のアクションを求められることもある。
　トコトンで下画面が3分割されていても，タッチできる範囲は思いのほか広いので，従来のボタンモードよりも，タッチモードはさらに気楽に遊べる印象だ。

　ちなみに，ボタンモードの操作は基本的には変わっておらず，各楽曲におけるマークのレイアウトが一部リニューアルされている程度とのこと。タッチモードという選択肢が増えたのが純粋に嬉しい。

改良されたキャラクターのかわいさは反則級

　今回のデモバージョンに収録されていた楽曲は，ボーカロイドファンにはお馴染みの「えれくとりっく・えんじぇぅ」と，「いーあるふぁんくらぶ」の2曲。
　ゲームに登場する“ねんどろいど版”初音ミクのキャラクターモデルや，光源などのビジュアル演出は，前作と比べて，非常に細かい部分まで改善されているとのこと。本作におけるキャラクターの可愛らしさは，もはや反則級だ。リズムゲームのプレイ中は，タイミングを合わせるべくマークを注視しているのが普通だが，ふと背景に目を向けると，初音ミクがコロコロと踊っており，その姿を眺めるだけで思わず顔がにやけてしまう。


　初音ミクを扱ったリズムゲームは，2014年春に発売予定の「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」（以下，DIVA F 2nd。PlayStation 3 / PlayStation Vita）もセガブースに出展されている。
　DIVA F 2ndのキャラクターモデリングは，均整の取れた等身の見慣れた初音ミク。モデリングの方向性こそ違うが，どちらの初音ミクも甲乙付けがたい可愛らしさだ。両タイトルの発売時期が重なっていないのは，ファンにとって救いかもしれない。“ねんどろいど版”初音ミクの可愛さにやられてしまった読者は，11月28日のリリース日を今から指折り数えて待とう。

「初音ミク Project mirai 2」公式サイト