2013年9月4日,セガの最新アーケードゲームが展示される業界向けイベント
「SEGA PRIVATE SHOW 2013」が,東京・羽田のセガ本社ビル一号館で開催された。
先日ロケテストが行われた
「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」や,「初音ミク Project DIVA」シリーズの最新作
「初音ミク Project DIVA Arcade Future Tone」などが出展された会場の模様を,写真と共にお伝えしていこう。
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「初音ミク Project DIVA Arcade Future Tone」
“Future Tone”のサブタイトルが付き,新たな装いとともに生まれ変わった人気リズムアクション「初音ミク Project DIVA」シリーズ最新作
「初音ミク Project DIVA Arcade Future Tone」。
注目は,新デバイス
「タッチスライダー」の登場により加わった新たなフィーチャーだ。タッチスライダーは本作の4つのボタンの奥に用意された横長のタッチパネルで,画面に
「スライドアイコン」が現れたときに操作する。タッチパネルをタッチして,スライドアイコンが示す方向に手を動かせば成功となる。また横に長いスライドアイコンでは,続けてスライド入力することで大量得点となる
「チェーンスライド」という要素もあり,これまで以上にテクニックを磨く必要があるようだ。
スライドアイコン
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タッチスライダー操作
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さらに,本作ではグラフィックスも大幅に強化されている。本作が初採用となるセガの最新基板
「Nu(ニュー)」により,ポリゴン数やテクスチャ容量が増加。キャラクターのモデリングデータが
Ver.2.0になり,より細かなディティールが表現されているとのこと。さらに逆光表現などの演出面や,3人のキャラクターが同時に画面に登場する「トリオ」も可能に。
またモジュールの
カスタマイズ要素も追加され,耳/顔/胸元/背中の4か所に,メガネ/リボン/ネコミミなどのカスタマイズアイテムを装着できるとのことだ。
なお本作の稼働は
2013年11月が予定されている。ディーヴァプレイヤーは楽しみにしておこう。
Ver.2.0になり豊かになった感情表現
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モジュールカスタマイズ
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トリオ出演
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「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」
2000年にアーケードで稼働を開始し,今なお多くのプレイヤーに愛されている格闘ゲーム「ギルティギア」シリーズ。先日行われた大規模ロケテストでも話題となった
「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」も展示されていた。
2Dドット絵から3Dグラフィックスに進化し,とくに演出面の強化が注目される本作。操作性は従来のものを引き継ぎながら,まるでセルアニメのような画面演出に期待が高まる。
なお今回の展示におけるプレイアブルキャラクターは,ソル,カイ,メイ,ミリア,ヴェノム,ポチョムキン,チップの7名と,ロケテスト時から変化はない。稼働は
2014年春にセガのコンテンツ配信システム
「ALL.NET P-ras MULTI バージョン2」による配信が予定されている。本作に期待するプレイヤーは,もう少し辛抱が必要そうだ。
「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate:Arcade」
会場ではプレイアブルではなかったものの,ALL.NET P-ras MULTI バージョン2では,さらにもう一本の格闘ゲームの配信も予定されている。コンシューマでは9月5日に発売予定の
「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate」(
PS3 /
Xbox 360)のアーケード版
「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate: Arcade」がそれで,コンシューマ版同様,豊富なコスチュームによるキャラクターのカスタマイズが可能だという。
またアキラ,ジャッキー,サラ,パイといった「バーチャファイター」シリーズからのゲストキャラクターに加えて,アーケード版の独自要素として
新キャラクターの参戦も予定しているという。稼働は
2013年冬の予定なので,続報に期待しておこう。
「モンスターハンター メダルハンティング コンパクト」
ビデオゲーム以外では,現在稼働中のカプコンのメダルゲーム
「モンスターハンター メダルハンティング」のコンパクトサイズバージョン,
「モンスターハンター メダルハンティング コンパクト」が新たに発表となり,展示が行われていた。
筐体自体はコンパクトになった一方で,ウリである32インチワイドディスプレイはそのまま。モンスターハンターシリーズの剣を模した造形ギミックや,イルミネーションで,会場でもひときわ目立つ存在となっていた。
新ギミックなども用意されているうえ,小型化によって設置しやすくなっているとのことなので,今後ゲームセンターで見かける機会も多くなるかもしれない。なお稼働は
2014年春の予定だ。
そのほかの展示タイトルを写真で紹介。こちらは海外のデベロッパKOMUSEによるプライズマシン「キーマスター」。とくに欧米で人気を博しているマシンとのことだ
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操作パネルで鍵型のアームを操作し,鍵穴プレートに差し込むことで景品を落とすことができる。なお難度は鍵穴の色によって異なるようだ。稼働は2013年12月発売予定
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人気アニメ「化物語」シリーズのスロット機「レボリューション3 パチスロ化物語」。アニメ本編を再現した演出が面白い。稼働は2013年11月予定
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 しちだ教育研究所の完全監修によるキッズ向けゲーム「遊育右脳教室 うのチャレ」。プレイ後にはパズルとドリルがもらえる。参考出展とのことで稼働日は未定 |
 筐体の展示こそなかったが「WORLD CLUB Champion Football Intercontinental Clubs 2012−2013」の新作カードも展示されていた。稼働は2013年12月予定 |
初お披露目となった次世代業務用ゲーム汎用基板「Nu」。「初音ミク Project DIVA Arcade Future Tone」で初採用となる。なお詳細は先に掲載した「こちら」の記事を参照してほしい
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