日本のモバイルパズルRPGは「モンスト」「パズドラ」「ドッカンバトル」「パズサバ」の4強状態が続く。過去2年のDL数/収益はモンストがトップ

　さまざまなデータや分析環境を提供するSensor Towerは本日（2024年11月5日），日本のモバイルゲーム市場における，モバイルパズルRPGジャンルに関するレポートを公開した。

Sensor Towerブログ「日本のモバイルパズルRPGはモンスト、パズドラ、ドッカンバトル、パズサバの4強状態が続き、日本発の3タイトルは若い男性からの支持が際立つ」

　Sensor Towerのデータによると，2022年9月から2024年8月までの日本におけるモバイルパズルRPGジャンルのダウンロード数では，トップは「モンスターストライク」（iOS / Android）で，2位は「パズル＆サバイバル」（iOS / Android），3位は「パズル＆ドラゴンズ」（iOS / Android），4位「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」（iOS / Android），5位「東京リベンジャーズ ぱずりべ！全国制覇への道」（iOS / Android）と，日本発の3タイトルが上位に入っている。

　日本発の3タイトルをリリース日でみると，モンスターストライクとパズル＆ドラゴンズは10年以上前で，ドラゴンボールZ ドッカンバトルは2025年に10周年を迎え，リリースから10年以上が経過しているタイトルがダウンロード数上位になるのは注目に値するという。


　また，2021年1月から2024年8月までの日本におけるモバイルパズルRPGのダウンロード数トップ4タイトルのソース別ダウンロード数シェアでは，日本発のモンスターストライク，パズル＆ドラゴンズ，ドラゴンボールZ ドッカンバトルは，オーガニック（自然検索/ナチュラル検索）が80％以上となっている。一方，パズル＆サバイバルは45％を広告が占めている。


　収益を見ていくと，2022年9月から2024年8月までの日本におけるモバイルパズルRPGジャンルでは，モンスターストライクがトップの10億ドル（約1522億円）以上で，パズル＆ドラゴンズ，ドラゴンボールZ ドッカンバトルと続き，トップ3は日本発タイトルとなっている。


　一方，同期間におけるドラゴンボールZ ドッカンバトルとパズル＆サバイバルは，海外市場のシェアが多い。ドラゴンボールZ ドッカンバトルは65％以上が海外市場からの収益で占められており，ドラゴンボールIPの海外での強さが表れているとSensor Towerは分析する。


　モバイルパズルRPGジャンルのプレイヤー層にも特徴が出ている。Sensor TowerのAudience Insightsのデータによると，日本発の3タイトルの2024年第2四半期の日本におけるプレイヤー男女比は85％以上が男性で，年齢層では18〜24歳の層が最も多いことが共通しているという。一方，パズル＆サバイバルは男性6：女性4の比率で，35〜44歳の層が最も多くなっている。

　また，ペルソナ（顧客像）にも違いが出ており，日本発の3タイトルでは，いずれもコアゲーマー，コンソールゲーマー，PCゲーマーが上位を占めているが，パズル＆サバイバルは上位にハイパーカジュアルゲーマーが入っている。日本発タイトルはリリースから時間の経過とともに，より複雑で高度なゲーム性になっており，こういった点からゲーマー層に支持されていると推察できるという。


※掲載した画像はすべてSensor Towerのブログ（リンク）より。

「モンスターストライク」公式サイト

「モンスターストライク」ダウンロードページ

「モンスターストライク」ダウンロードページ

「パズル＆ドラゴンズ」公式サイト

「パズル＆ドラゴンズ」ダウンロードページ

「パズル＆ドラゴンズ」ダウンロードページ

「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」公式サイト

「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」ダウンロードページ

「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」ダウンロードページ

「パズル＆サバイバル」公式サイト

「パズル＆サバイバル」ダウンロードページ

「パズル＆サバイバル」ダウンロードページ