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印刷2014/04/17 13:51

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「Sid Meier’s Civilization: Beyond Earth」ではエイリアンと人類の融合も可能に。PAX Eastで行われた発表会のビデオが公開

 2K Gamesは,Faraxis Gamesが発表したばかりの文明建設シミュレーション最新作「Sid Meier’s Civilization: Beyond Earth」PC/Mac)の,PAX East 2014でのセッションのビデオ映像を公開した。


 このセッションは,リードデザイナーのWill Miller(ウィル・ミラー)氏やプロデューサーのLena Brenk(リナ・ブレンク)氏らを交えて,現地時間の2014年4月12日に行われたもので,30分以上にわたってアナウンストレイラーが紹介されただけでなく,ゲームシステムについても公表された。公式に発表された内容は,4月15日の記事でもお伝えしたとおりだが,今回は,セッションからわかった新しい情報を,以下にまとめておこう。

・ゲームは,ちょうど「Civilization V」がエンディングを迎える頃の近未来が舞台。アジアのどこかで,後に「Great Mistake」と呼ばれる核戦争が発生する。それにより環境破壊や気象変化が進行し,人口の移動が活発になるなど,地球の様相が大きく変わったことで,23世紀後期までの期間,世界は暗黒時代を迎える。

画像集#002のサムネイル/「Sid Meier’s Civilization: Beyond Earth」ではエイリアンと人類の融合も可能に。PAX Eastで行われた発表会のビデオが公開

・ ただし,Firaxis Gamesは,地球の環境崩壊が進行したからといって,それがすべての人を一度に移住させるような事態を引き起こすわけではないと考えている。そのため,本作で描かれる宇宙進出は,「異なるイデオロジーや世界観をもった強力な組織が,宇宙への「遠征隊」に投資し,大航海時代のように,新天地を求めた探検が一斉に始まる」という設定。

・プレイヤーが選べるのは8つの勢力で,そのうち1つは,「Pan-Asian Cooperative」(汎アジア協力機構)という組織で,リーダーはDaoming Sochua。

画像集#003のサムネイル/「Sid Meier’s Civilization: Beyond Earth」ではエイリアンと人類の融合も可能に。PAX Eastで行われた発表会のビデオが公開

・ゲームの開始時点では,プレイヤーは勢力を選ぶだけでなく,どんな宇宙船に乗るか,カーゴに何を積むか,どんなスペシャリストで遠征隊を組織するかといった選択を行う。これが,ゲームプレイに大きな影響を与える。

・「Beyond-Earth」では,テクノロジーは段階的に開発していく「ツリー」ではなく,「ウェブ」構造になっている。プレイヤーは,まず中央から出発し,自分の好みの方向へと進化していくことになる。これは,従来のような歴史に制約されているのではなく,「人類が自分の進むべき道」を選べるという思想によるもの。

画像集#004のサムネイル/「Sid Meier’s Civilization: Beyond Earth」ではエイリアンと人類の融合も可能に。PAX Eastで行われた発表会のビデオが公開

・これらの「テクウェブ」には,Physics,Engineering,Ballistics,Genetic Modification,Alien Sciences,Ecology,Robotics,Artificial Intelligenceなどの項目が存在する。ゲーム終了時には,このうちの70%ほどをアンロックできる試算となり,その進化が「プレイヤーの考える未来」を示すことになる。

・こうした多様なテクノロジーにより,例えば戦場ではハイテクなロボットとエイリアンが戦うといった事態が発生する。「遺伝子操作によるエイリアンとの融合」も可能。

・Beyond-Earthには,「Affinity」(アフィニティ/親和性)という概念がある。今回は3つ紹介されており,現地化を目指す「Harmony」,地球の科学を機械化により発展させる「Supremacy」,そして人間としての尊厳の維持を重視する「Purity」の3つが紹介された。Harmonyはエイリアンとの融合,Supremacyは機械工学,Purityはテラフォーミングや攻撃力の高い兵器に長けている。それぞれに異なる勝利条件が存在する。

画像集#005のサムネイル/「Sid Meier’s Civilization: Beyond Earth」ではエイリアンと人類の融合も可能に。PAX Eastで行われた発表会のビデオが公開

・それぞれのAffinityには,統一に勝利条件もある。それはゲーム中に発見する遺跡などをもとに,近くの惑星にいると思われる別のエイリアンとコンタクトを取るのに成功すること。これは「外交勝利」に近いものとなる。

・「Affinity Level」は少なくとも4段階存在し,3段階目からはそれぞれのAffinityのユニットは全く異なる容姿になっていく。Harmonyならその世界のリソースをうまく使うユニットが多く,Supremacyはほかのユニットとの連携を重視,そしてPurityはファイアパワーに特化という具合だ。

画像集#006のサムネイル/「Sid Meier’s Civilization: Beyond Earth」ではエイリアンと人類の融合も可能に。PAX Eastで行われた発表会のビデオが公開

・「クエストシステム」は,ストラテジーゲームにSF小説のようなストーリーを生み出す効果を持つという。ランダムに発生し,1ゲームですべてがアンロックされることはない。

・シリーズの生みの親でもあるSid Meier(シド・マイヤー)氏は,本作でもクリエイティブ・ディレクターとして開発に貢献している。

 以上のように,Sid Meier’s Civilization: Beyond Earthは,“アルファ・ケンタウリ”の精神的な後継作品ではあるものの,随所に新しいシステムが用意されているようだ。発売が予定されている2014年秋を楽しみに待ちたい。

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