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GeForce RTX 5090も搭載可能なゲーマー向けノートPC「OMEN MAX 16」をHPが国内発表
OMEN MAX 16
OMEN MAX 16は,16インチサイズのディスプレイを搭載したノートPCで,Intel製CPUを採用した「OMEN MAX 16(Intel)」と,AMD製CPUを採用した「OMEN MAX 16(AMD)」をそれぞれラインナップしており,OMEN MAX 16(Intel)は2月中旬,OMEN MAX 16(AMD)は4月中旬の発売を予定しているという。
OMEN MAX 16(Intel)は,CPUにノートPC向け「Core Ultra 200HX」シリーズの「Core Ultra 9 275HX」や「Core Ultra 7 255HX」を搭載した計4モデルを用意する。
GPUは,最上位モデルに「GeForce RTX 5090 Laptop GPU」を,そのほかのモデルでは,「GeForce RTX 5080 Laptop GPU」や「GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU」を採用するという。
ディスプレイパネルは,解像度2560×1600ドット,最大リフレッシュレート240Hzの有機ELパネルとIPS液晶パネルの2種類をそろえる。
OMEN MAX 16(AMD)は,ノートPC向けCPU「Ryzen AI 300」シリーズの「Ryzen AI 9 HX 375」搭載モデルと,「Ryzen AI 7 350」搭載モデルをラインナップする。
GPUは,搭載CPUごとに異なっており,Ryzen AI 9 HX 370搭載モデルの場合は,GeForce RTX 5080 Laptop GPUを,Ryzen 9 350搭載モデルはGeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUを採用するという。
ディスプレイパネルは,解像度2560×1600ドット,最大リフレッシュレート240HzのIPS液晶パネルのみとなっている。
OMEN MAX 16で特徴的なのは冷却機構で,プロセッサとヒートシンク間の熱伝導素材(Thermal Interface Material,TIM)に,液体金属と金属グリスの両方の利点を備えるという「OMEN Cryoコンパウンド」を採用したのがポイントだ。
液体金属は,優れた熱伝導率を持つ一方で,長期間にわたる使用に伴う収縮や膨張によって,放熱効果が低下するケースがあるほか,衝撃などで液体金属が漏れ出し,基板内の回路をショートさせる恐れもある。OMEN Cryoコンパウンドでは,こうした問題を解消しているそうだ。
OMEN 16L
ゲーマー向けデスクトップPC「OMEN 16L」は,幅広いゲーマーに向けた手ごろな価格帯の製品だ。税込のメーカー想定売価は,Intel製CPU搭載モデル「OMEN 16L(Intel)」が22万円から,AMD搭載モデル「OMEN 16L(AMD)」が20万9000円からとなっており,比較的手に取りやすい価格と言えるだろう。発売時期はいずれも2月中旬とのこと。
OMEN 16L(Intel)は,デスクトップPC向けCPU「Core Ultra 200S」の「Core Ultra 7 265F」や,「第14世代Coreプロセッサ」の「Core i7-14700F」「Core i5-14400F」を採用する製品だ。
注目したいのは搭載GPUで,「GeForce RTX 40」シリーズの「GeForce RTX 4060 Ti」や「GeForce RTX 4060」,「GeForce RTX 30」シリーズの「GeForce RTX 3050」といったエントリーからミドルクラス市場向けの製品を採用している。これにより,価格を抑えているわけだ。
OMEN 16L(AMD)は,「Ryzen 8000F」シリーズの「Ryzen 7 8700F」や「Ryzen 5 8400F」を採用する。
GPUはOMEN 16L(Intel)と共通で,GeForce RTX 4060 TiやGeForce RTX 4060,GeForce RTX 3050を採用したモデルをそれぞれラインナップするそうだ。
また,OMENブランドのPCには,新たにAIを活用した最適化ソフトウェア「OMEN AI」を導入するという。OMEN AIは,さまざまなPC環境におけるゲームの設定データをもとにして,ワンクリックで使用中のPCで最もフレームレートを上げられる設定を適用するというものだ。
現在はベータ版としての提供で,対応ゲームも「Counter-Strike 2」のみだが,今後は今後「VALORANT」や「Apex Legends」といったタイトルへの対応を行っていくという。
OMEN 32xスマートゲーミングディスプレイ
また,OMENブランドでは,31.5インチサイズで,画面解像度は3840×2160ドット,垂直最大リフレッシュレート144HzのIPS液晶パネルを採用したゲーマー向けディスプレイ「OMEN 32xスマートゲーミングディスプレイ」(以下,OMEN 32x)もラインナップする。5月中旬の発売を予定しており,価格は明らかになっていない。
OMEN 32xは,OMENブランドとして初めてOSにGoogle TVを採用したディスプレイで,動画配信サービスやクラウドゲームサービスをディスプレイ単体で利用できるのが特徴だ。また,Google TVで動作するアプリ「Multi-Platform Streamer Prime」を利用することで,配信用PCやキャプチャユニットなどを使わずに,YouTube LiveやTwitchなど,最大4つのライブ配信サービスで同時配信できるのも見どころとなっている。
HyperX Pulsefire Sagaシリーズ
HyperXブランドからは,ゲーマー向けワイヤレスマウス「HyperX Pulsefire Saga Pro Wirelessゲーミングマウス」と,ワイヤードマウス「HyperX Pulsefire Sagaゲーミングマウス」が発表となった。いずれも2月中旬の発売を予定しており,税込のメーカー想定売価は順に,1万7390円,1万990円となっている。
いずれの製品も,メインボタンや左サイドボタン,グリップ部分などがモジュール式となっており,好みの形状や持ち方に合わせて交換してカスタマイズできるのが特徴だ。モジュールはマグネットによる固定式で,工具を使わず交換できるという。
HPのOMENブランド特設ページ
HPのHyperXブランド特設ページ
- 関連タイトル:
OMEN(旧称:OMEN by HP)
- 関連タイトル:
HyperX
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