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「ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー」のロケテスト版をプレイ。「ドラゴンスキャナー」でカードをスキャンする操作が新鮮だ
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印刷2015/11/30 12:49

プレイレポート

「ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー」のロケテスト版をプレイ。「ドラゴンスキャナー」でカードをスキャンする操作が新鮮だ

 スクウェア・エニックスが2016年に稼働を予定しているアーケードカードゲーム「ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー」のロケテストが,2015年11月27日より都内アミューズメントスポットにて開催されている。
 スクウェア・エニックスと,これまで数多くのアーケードカードゲームを手掛けてきたマーベラスとの共同開発が進められている本作。同様のアーケードゲームとしては2010年に稼働終了した「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」シリーズから約5年ぶりの新作となり,ファンの間でその内容などが期待されている。
 本作のロケテストに先立ち,店舗に設置される内容と同様のバージョンを実際にプレイできるメディア向けの体験会が都内にて開催された。本稿ではそのプレイレポートをお届けする。

画像集 No.005のサムネイル画像 / 「ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー」のロケテスト版をプレイ。「ドラゴンスキャナー」でカードをスキャンする操作が新鮮だ

ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー筐体。ロケテストでもこれと同じ筐体が使用される
画像集 No.001のサムネイル画像 / 「ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー」のロケテスト版をプレイ。「ドラゴンスキャナー」でカードをスキャンする操作が新鮮だ
 「ドラゴンクエスト」シリーズに登場するモンスターが敵味方に分かれてバトルを繰り広げるというルールは,同社の「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」シリーズから継承されている。
 プレイヤーはモンスターが封じ込められた「モンスターチケット」というカードをスキャンすることで登場するモンスターを率いて,「クエスト」で現れるモンスターのチームを,3回行われるバトルで倒していくのがゲームの流れとなっている。
 敵味方のモンスターはチームで共有するHPを持っていて,相手のHPを0にすれば勝利,こちらのHPが0になれば負けになるというのが基本ルールだ。縦に設置された大型ディスプレイに映し出されるモンスターのバトルはなかなかの迫力で,声優の中島ヨシキさんによる音声実況もあるので,本作のメインターゲットである子供たちも楽しくプレイできるだろう。

 バトルでモンスターは手持ちの「技」を使って攻撃を行うが,プレイヤーがコマンドなどを選ぶのではなく,バトル中にチャージされていく「テンション」をターンごとにモンスターに注入することで,より強い技が使えるようになるという仕組みだ。
 テンションは普通にプレイするだけでも増えていくが,味方モンスターの攻撃時にボタンもしくはドラゴンスキャナーのトリガーをタイミングよく押すことで,より多くチャージすることが可能だ。バトル時に必要な操作はこの一連のボタン操作と,テンションを注入するモンスターの選択,そしてモンスターチケットのスキャンが主となり,難しいものはない。

 本作の筐体には「ドラゴンクエストV」に登場した武器「ドラゴンのつえ」をモチーフにしたしゃべるコントローラ「ドラゴンスキャナー」(CV:田村睦心さん)が設置されている。面白いのはこのドラゴンスキャナーが,その名の通りモンスターチケットをスキャンするためのスキャナーも兼ねていることだ。筐体本体にはスキャナーはなく,コンビニのレジのような感覚で,チケット上の二次元バーコードにドラゴンスキャナーをかざすことでデータを読みとれるのだ。
 またゲーム中に選択肢が出たとき,画面に表示されたバーコードに向けてドラゴンスキャナーをかざして決定するなど,スキャンする行為自体がゲームの操作の一部となっていて,同様のカードゲームとはひと味違う操作感覚を楽しめる。

筐体のコントロールパネル。「ドラゴンのつえ」をモチーフとしたコントローラ「ドラゴンスキャナー」と,2つのボタン,選択用のジョイスティックがある
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ドラゴンの口にあたるの部分がスキャナーの読み取り口になっている。うまく読みとれると耳にあたる「オーブ」が光るのだ
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ゲームプレイ時のスタンスはこのような形になる。人差し指が当たる部分にトリガーがあり,左側の決定ボタンと同じ機能を持っている

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モンスターチケットのスキャン時はこのようにする。ドラゴンスキャナーからは緑のガイド用の光が出ているので,それを目印にして読み込むのだ
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選択肢の選択時など,画面にバーコードが現れたときはドラゴンスキャナーをかざす。インストによると「こぶし一つぶん間を空ける」のがコツらしい

 プレイヤーがモンスターを呼び出すために使うモンスターチケットは,いわゆる名刺サイズのチケットのほかに,大型のチケットが存在しているのも本作の大きな特徴だ。
 モンスターチケットにはS・M・Lの3つのサイズがあり,MサイズはSサイズの2枚ぶん,Lサイズは3枚ぶんのサイズとなり,大きなものほど強力なモンスターと考えていいようだ。またチケットサイズが大きくなるほどモンスターは持ち技が多く,テンションチャージを重ねることによって,より強力な技を使えるようになっている。

Sサイズのモンスターチケット。名刺サイズでいわゆる「コモン」のカードだが,メタルスライムのようにこの大きさでもレアなモンスターもいる
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 チケットはプレイ後に配出される仕組みで,バトルで戦ったモンスターのほか,抽選によって出てきたレアモンスターの6体の中から,1体を選んで入手できる。このとき,Mサイズ以上のチケットを選ぶと,追加のクレジットが必要になるので注意が必要だ。また,複数体選びたい場合は,クレジットを追加すると,チケットを最大3枚まで獲得可能となっている。
 なおこのロケテストで配出されるモンスターチケットは全部で30種類あり,レアリティは「ノーマル」「レア」「ギガレア」の3段階があるそうだ。残念ながら正式稼働時に使うことはできないが,何かしらの特典を予定しているとのことなので,今回プレイして手に入れた人は大事に取っておいてほしい。

Sサイズの2枚ぶんの大きさとなる,Mサイズのモンスターチケット。このサイズでもかなり迫力がある
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Sサイズ3枚ぶんとなる,Lサイズのモンスターチケット。カードゲームのカードのサイズとしてはあまり考えられない大きさをしている
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 ゲームプレイをして獲得したモンスターチケットは,モンスターのポーズを自分で選ぶことができ,さらにモンスターの性格を決める「せいかくスロット」によって,パラメータに個性があらわれ,自分だけのチケットを手にすることができる。こうして手に入れたモンスターチケットに印刷された二次元バーコードには,プレイヤーのプレイデータが記録され,次回プレイのときに使用すると新しいクエストが出現するので,プレイするモチベーションも上がるのではないだろうか。
 もちろん初回プレイ時など,チケットを持っていないプレイヤーのために,そのときだけ借りて仲間として使える「レンタルモンスター」の用意もあるのでご安心を。

今回のゲームプレイで実際に配出されたモンスターチケット。前出のテスト用に用意されたチケットとはモンスターのポーズが違うのが分かるだろう。チケットにはモンスターのパラメータや使用できる技のほか,さらに店舗名やチャレンジしたクエスト名なども表記されている。名前の下の「地図」アイコンは何を意味するのだろうか
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 このロケテストバージョンでは,初回プレイのバトル後にいわゆる「ガチャ」的な要素を含んだチケットの購入モード「ふくびきチケット」が連続して体験できるようになっていた。なお2回目以降のプレイでこのモードはバトルとは別に用意され,ゲームプレイ時に選べるようになっている。
 本作におけるゲームの基本的な楽しさは十分堪能することができた,このロケテストバージョン。とくにコントローラを使ってモンスターチケットをスキャンする操作は,予想以上に新鮮な体験だった。さらに配出されるチケットのポーズを自分で決めることで,個性的なモンスターチケットを作れるのも嬉しいところだろう。新しい面白さを備えて生まれ変わったドラゴンクエストシリーズの新しいカードゲームを,このロケテストでぜひ体験してみてほしい。

ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー ロケテストスケジュール

2015年11月27〜29日(10:00〜22:00)
タイトーステーション BIGBOX高田馬場店

2015年12月5〜6日(10:00〜22:00)
モーリーファンタジー イオンレイクタウン店

2015年12月12〜13日(10:00〜22:00)
セガ ワールド 葛西店

「ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー」公式サイト

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    ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー

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