Nianticは本日(2024年5月7日),
「ポケモンGO」(正式名称はPokémon GO,
iOS /
Android)のアップデートを日本時間6:30に配信した。このアップデートにより,ゲーム内のAR撮影機能
「GOスナップショット」が大幅に強化され,これまで以上に楽しく,かつクリエイティブなポケモン達のAR写真を誰でも簡単に撮れるようになる。
このアップデートにあたって,同社Staff UX Designerの
石塚尚之氏,Staff Technical Artistの
Keir Rice氏がGOスナップショットの新機能に関する説明会をメディア向けに実施した。
石塚尚之氏(左),Keir Rice氏(右)はニュージーランドよりリモート参加
 |
 |
「ポケモンGO」は2016年7月のリリースからAR機能を採用し,自分が住んでいる場所や出先でポケモン達と出会う体験が可能だった。
NianticもポケモンGOと現実世界をつなげるARは欠かすことのできない機能と位置づけ,2019年には捕まえたポケモンとAR写真を撮れるGOスナップショットや,相棒のポケモンと一緒に冒険する機能をリリースしている。
とくに前者は,コロナ禍でもたくさんのトレーナーがポケモンとの写真を撮っていて好評な機能だが,「AR撮影が難しい」という声もあったそうだ。
2016年のリリース当初からポケモンとの遭遇画面にAR機能を備え,現実世界にポケモンが現れたかのような体験が可能だった
 |
2019年に登場したGOスナップショット。現実世界に出現したポケモンの写真を撮影できる機能だ
 |
そうした声に応え,子どもたちがポケモンの楽しい写真を簡単に撮れることを目的として,今回のGOスナップショットの機能向上が図られた。
コンセプトは
「誰でも,簡単に,ポケモンたちと楽しい写真が撮れるカメラ」。これまでの機能を残しつつ,新たな機能によって,ポケモンのAR写真の撮りやすさを追求している。
GOスナップショットの新機能で撮影。このような写真を簡単に撮影できる
 |
 |
AR撮影時に
ポケモンを3匹まで任意に選べるようになり,撮影をサポートする機能が追加された。ポケモンは種別だけでなく固有のサイズも写真に反映されるなど,より“ポケモンらしさ”を強調しており,表情などを楽しむ機能も備わった。
さらにポストカードに貼れるステッカーを使って,写真をデコることも可能だ。
新機能の「できるようになったこと」
 |
従来は任意の1体しか撮影できなかったGOスナップショットだが,これを3体まで増やしたことで,ポケモン達がコミュニケーションを図ったり,バトルをしたりする様子を作って,物語を感じられる写真を撮影できるようになった。
また,より簡単にポケモンのAR写真が撮れることも強く意図している。メインメニューにはカメラのボタンが追加され,これをタップするとGOスナップショットでできることをまとめたページが表示される。
ここには場所や季節,色などのシーンに合わせたポケモンのおすすめグループがいくつかまとめられていて,ポケモンを1体ずつ選ばなくても,そのグループですぐに撮影ができる。グループを選んだら,カメラを通して風景の平らな場所(黄色い足跡が表示される)をタップしてポケモンを配置し,新たに備わった集合写真ボタンを押すだけでベストショットが撮れるというわけだ。
カメラボタンをタップすると,GOスナップショット向けのおすすめグループが表示される
 |
グループを選んだらポケモンを取り出し,集合写真ボタンを押すと,ポケモンがベストな表情をしている写真が撮れる。実に簡単
 |
もちろん,任意にポケモンを選んで撮影することも可能だ。選んだポケモンは,画面下からドラッグ&ドロップすることで任意に場所を決められる。このときはドラッグ先に立ち位置が表示され,互いが重なるような場所には置くことができない。
撮影時は地平線を表す青い線が画面に表示され,これを基準にポケモンを置く場所の距離を調整できる仕組みだ。空中を飛ぶポケモンの場合,地平線より上に場所を設定することで高さを変更できる。
さらにポケモンの向きや表情を変えられるので,ポケモン達の自然な姿を写真に収められるのだ。
ドラッグしたマークの場所にポケモンが現れる。ポケモン同士が重なるとマークが赤くなり,そのときは置くことができない
 |
青い線が地平線を表し,この位置まで奥に移動できる。カメラを傾けると地平線の位置は変わる。空を飛ぶポケモンは地平線よりも上にドラッグすれば,高さを変更できる
 |
ポケモンの向きを変えるときは,回転アイコンをタップ。ポケモンの前に「おもちゃ」が現れ,向きを変えられる。なお,おもちゃは写真には写らない
 |
表情を変えたいときは,矢印のニコニコマークだ。ポケモンが表情を作ってくれる
 |
撮影画面に登場するポケモンは,個体のサイズに則っている。これまでは1体しか出せなかったため,あまり分からなかったが,同じ種類の別個体を並べて撮影するとそれぞれの大きさが反映されるのだ。
会場でGOスナップショットの機能を使って撮影した写真
 |
撮影時の様子。大きなポケモンを入れたいときは,位置の調整が必要だ。ポケモンのサイズを変えることはできない
 |
そらをとぶピカチュウは空中ポケモンなので,高さを変更して撮影できる
 |
ステッカーによるデコレーションについては,ポストカードに貼れるものだけでなく,GOスナップショット専用の
「デコステッカー」が追加されている。
石塚氏によると,GOスナップショット愛好家はたくさんいるが,撮った写真をSNSなどに公開する傾向はことのほか少なく,家族や仲間内で見せ合う程度に留まっているとのこと。これまでの機能では「自分らしい写真が撮れない」,あるいは「写真からメッセージが伝わりにくい」というのが原因だったことから,トレーナー自らが投稿したくなるような機能としてステッカーを追加したそうだ。
GOスナップショット専用のデコステッカーも登場
 |
ステッカーは撮った写真の任意の場所に貼れる。ポストカードと同様,貼ると消費する仕様だが,写真を保存するまでは消費されない。初回はショップでデコステッカーの一式を配布し,購入もできるようになる。
ステッカーはどこにでも貼れて,拡大縮小や回転が可能。メッセージ性のある写真も撮れるようになった
 |
 |
AR撮影を簡単にできるようにすることが大きな目的ではあるが,その一方でARフォトグラファーなる凝った写真を撮りたいトレーナーのための機能向上も図られている。
例えば,写真の画質の向上,ARブレンディング(現実の物体をリアルタイムに認識し,そこにポケモンの身体が隠れる表現)の認識強化,カメラを横にしたときのARブレンディングなどが挙げられる。
さらに連写やタイマー撮影といった待望の機能も追加し,これまで以上にSNSなどでGOスナップショットの写真が見られるようになるだろう。
ARブレンディングの強化により,立体感のある写真も撮りやすくなった。横画面の撮影に対応したのも嬉しい
 |
連写は3枚まで。タイマー撮影は5秒と10秒を選べる。それぞれ撮影時のメニューから選択する
 |
 |
石塚氏は「ポケモン達と楽しい思い出をどんどん作り上げてほしい。そして皆さんの素晴らしいクリエイティビティで,ポケモン達との思い出が世界中から届くことを楽しみにしています」とトレーナーに向けてメッセージを送っていた。
本日6:30より順次アップデートが配信されるため,さっそくGOスナップショットの機能を試しているトレーナーもいるはずだ。SNSの「#GOsnapshot」「#Pokemongo」のハッシュタグにも注目しておこう。
簡単になっただけでなく,これまで以上に凝った写真も撮影できるので,ぜひ試してみてほしい
 |