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印刷2019/01/08 11:16

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Lenovo,43.4インチ3840×1200ドットの144Hz駆動モデルなどゲーマー向けディスプレイ2製品を発表。RTX 20搭載ゲーマー向けノートPCも

 米国ラスベガスで現地時間2019年1月8日に開幕するCES 2019の直前となる現地時間1月7日,Lenovoはプレスカンファレンスを開催し,43.4インチサイズで解像度3840×1200ドット,アスペクト比32:10,垂直最大リフレッシュレート144Hz対応という湾曲型VA液晶パネル搭載モデル「Legion Y44w」など,ゲーマー向けディスプレイ2製品を発表した。
 同時発表となったGeForce RTX 20シリーズ搭載ノートPCともども,製品概要をまとめてみたい。

Legion Y44w
画像集 No.007のサムネイル画像 / Lenovo,43.4インチ3840×1200ドットの144Hz駆動モデルなどゲーマー向けディスプレイ2製品を発表。RTX 20搭載ゲーマー向けノートPCも

 北米市場だと2月の発売予定になっているというLegion Y44wは,曲率1800R(=半径1800mmの円を描くカーブ)の横長パネルを採用する製品だ。北米市場におけるメーカー想定売価は1199.99ドル(税別)となっている。

 最大輝度は450cd/m2で,VESAのHDR対応ディスプレイ規格である「DisplayHDR 400」に対応。さらにAMDのHDR関連技術である「FreeSync 2」にも対応するという。
 ビデオ入力はDisplayPort 1.4×1,HDMI 2.0×2。さらに,DisplayPortインタフェースとしても利用できるUSB 3.1 Gen.2 Type-C×1およびUSB 3.1 Gen.1 Type-C×1も搭載するため,合計で4入力をサポートすることになる。ポートでもビデオ入力が可能とのことだ。

 もう1つは,27インチで解像度2560×1440ドット,垂直リフレッシュレート240Hzの液晶パネルを搭載する「Legion Y27gq-25」だ。NVIDIA独自のディスプレイ同期技術「G-SYNC HDR」対応とのことだったが,HDRの規格としては具体的に何に対応するといった情報は明らかになっていない。
 北米市場におけるメーカー想定売価は999.99ドル(税別)からとのこと。こちらも北米市場では2月発売予定という。

Legion Y27gq-25。垂直リフレッシュレート240Hz対応なのでおそらくTN型パネル搭載と思われるが,現在のところ駆動方式の詳細は明らかになっていない
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GeForce RTX 20シリーズ搭載のノートPCが登場


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 新シリーズのノートPC「Legion Y740」は,Legion Yシリーズの新しい上位モデルという位置づけの製品だ。15.6インチ液晶パネルを採用する「Legion Y740-15ICHg」(以下,Legion Y740-15)と,17.3インチ液晶パネルを採用する「Legion Y740-17ICHg」(以下,Legion Y740-17)の2ラインナップで,いずれも北米市場では2019年2月発売予定となっている。
 北米市場におけるメーカー想定売価は順に1749.99ドル(税別)から,1979.99ドル(税別)からとなっている。

Legion Y740-15
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Legion Y740-17
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Legion Y740-15の内部構造を示した図。左右に配置した2基の空冷ファンで冷却する構造のようだ
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 両製品における最大の特徴は,NVIDIAから発表されたばかりのノートPC向けGeForce RTX 20シリーズを採用するところにある。
 Legion Y740-15は「GeForce RTX 2070 with Max-Q Design」(以下,GeForce RTX 2070 Max-Q),または「GeForce RTX 2060」を,Legion Y740-17はこれらに加えて「GeForce RTX 2080 with Max-Q Design」(以下,GeForce RTX 2080 Max-Q)を採用したモデルがラインナップされるそうだ。

 垂直最大リフレッシュレート144Hz対応でNVIDIAのディスプレイ同期技術「G-SYNC」に対応する液晶パネルを標準搭載するのも特徴の1つ。加えてLegion Y740-15では,輝度500cd/m2でDolby LaboratoriesのHDR規格「Dolby Vision」対応を謳う液晶パネルも用意しているとのことである。

 キーボードにLEDイルミネーションを内蔵するのは,ゲーマー向けノートPCではいまや当然だが,Legion Y740でちょっと面白いのは,Corsair製の統合設定ソフトウェア「iCUE」との互換性が確保されているところだ。そのため,iCUE対応のCorsair製周辺機器などと連動させることができるという。
 加えて,キーボードは全キーでAnti-Ghosting(アンチゴースト)にも対応する。ただし,ロールオーバーや同時押し対応に関する記載は資料になかった。

 搭載するCPUは第8世代Coreプロセッサ世代の「Core i7-8750H」または「Core i5-8300H」で,メインメモリ容量は8〜32GB,内蔵ストレージはPCI Express M.2接続のSSD(容量128/256/512GB)とSerial ATA接続のHDD(容量1/2TB)といった具合で,スペック面に大きな弱点はないようだ。適正な価格で登場すれば国内でも相応に注目を集めるかもしれない。

 なお,Lenovoはもう1つ,Legionシリーズの下位モデルで15.6型の「Legion Y540-15ICH」(以下,Legion Y540)も発表している。搭載できるGPUはGeForce RTX 2060のみで,搭載するCPUはIntel製ということ以外,今のところ明らかになっていない。
 北米市場での発売時期は2019年5月の予定で,同市場におけるメーカー想定売価は929.99ドル(税別)からとなっている。

Legion Y540。写真で見る限り,筐体デザインはLegion Y740-15と似ているが,こちらはキーボードが10キー付きとなっているのが相違点だ
画像集 No.005のサムネイル画像 / Lenovo,43.4インチ3840×1200ドットの144Hz駆動モデルなどゲーマー向けディスプレイ2製品を発表。RTX 20搭載ゲーマー向けノートPCも

 搭載する15.6インチ液晶パネルは解像度1920×1080ドット,輝度300cd/m2,垂直最大リフレッシュレート144Hz対応パネルのほか,解像度と輝度は同じで垂直最大リフレッシュレート60Hzのものと,解像度は同じで輝度が輝度250cd/m2,垂直最大リフレッシュレートが60Hzとなるものがあるそうだ。いずれもHDR表示には対応しない。
 キーボードのバックライトは白色のみで,iCUEやAnti-Ghostingには対応していないようだ。

LenovoのCES 2019特設Webページ

Lenovo 日本語公式Webサイト


  • 関連タイトル:

    Legion,ideacentre Y,ideapad Y

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