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新作アーケードゲーム「進撃の巨人 TEAM BATTLE」ロケテストレポート。両手のグリップで立体機動を再現した共闘アクションゲーム
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印刷2017/01/28 10:00

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新作アーケードゲーム「進撃の巨人 TEAM BATTLE」ロケテストレポート。両手のグリップで立体機動を再現した共闘アクションゲーム

 カプコンは2017年1月27日〜1月29日の3日間,新作アーケードゲーム「進撃の巨人 TEAM BATTLE」のロケテストを,東京・武蔵野市の「プラサカプコン 吉祥寺店」にて開催している。
 「超硬質ブレード」のグリップを模した独特のデバイスで,爽快な「立体機動」が楽しめる同作の,ロケテスト初日の模様をお伝えしていこう。

大人気コミック「進撃の巨人」を原作としたアーケードゲーム「進撃の巨人 TEAM BATTLE」。プレイヤーはエレンやミカサといった原作キャラクターを操り,巨人と戦うことになる
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「進撃の巨人 TEAM BATTLE」公式サイト



両手のグリップで立体機動バトルを再現


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 開店前から待機列ができていたこの日のプラサカプコン 吉祥寺店。10:00の開店と共にロケテストがスタートすると,多数のファンが思い思いにプレイを楽しんでいた。人気コミックが原作だけに女性プレイヤーも多く,プレイを終えるともらえる「スペシャルステッカー」を手に,嬉しそうにしていたのが印象的だった。

 本作の最大の特徴は,「超硬質ブレード」のグリップを模した独特のデバイスを両手に持ち,二丁拳銃を構えたような状態でプレイする点だ。グリップには「立体機動」「攻撃」の2つのトリガー,そして親指で操作するジョイスティックがついており,右手グリップのジョイスティックで移動,左手グリップのジョイスティックでカメラを操作する形となる。

こちらが「超硬質ブレード」のグリップを模したデバイス。人差し指と中指のトリガーで「攻撃」と「立体機動」を行う(左写真)。親指に当たる部分にはジョイスティック(右写真)があり,右グリップのジョイスティックで移動,左グリップのジョイスティックでカメラを操作する
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 「グリップを構えて画面上の照準を動かし,狙いを付ける」というガンシューティングのような動作がこのゲームの基本。建物や巨人の体に狙いを付けて立体機動トリガーを引けば,アンカーを打ち込んで立体機動を行う。巨人の体に狙いを付け,攻撃トリガーで急接近しつつ超硬質ブレードで斬りつけるといった具合だ。

ロケテスト用のインストカード。会場へ行く予定の人はこれで予習しておこう
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 ただし,巨人の弱点は原作どおりうなじなので,正面からは狙えない。このため巨人の体にアンカーを打ち込んだあと,これを支点に後方へと回り込んでから一撃する……という原作さながらアクションが有効である。
 立体機動は便利だが,空中にいると「ガス」が減少していく。無くなるとしばらくは地上を歩くことしかできず,巨人に捕まりやすくなってしまうため,むやみに飛び回るのは避けた方がいいだろう。立体機動をしないとガスが回復していくため,安全なところでは地上を歩くのも重要なようだ。

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 ちなみに,本作には右手グリップの照準だけで戦う初心者向けの「シングル照準操作」モードと,左右のグリップの照準2つを駆使する上級者向け「ダブル照準操作」モードがある。ダブル照準操作モードでは,左右グリップのトリガーそれぞれが,キャラクターが体の左右に取り付けている立体起動装置のアンカーと,連動したガスボンベに割り振られており,より高度な動きが可能になるとのことだ。
 プロデューサーである今澤健弘氏によれば,「片方のアンカーを建物に打ち込んで立体機動しつつ,もう片方のアンカーで巨人を狙う」「右側のアンカーだけで立体機動して,左側ボンベのガスを節約する」など,テクニカルな使い方ができるそうなので,ぜひ挑戦してみよう。

キャラクターは「エレン」「ミカサ」「アルミン」「サシャ」「コニー」とお馴染みの面々が選択可能で,それぞれに特殊能力を持っている。巨人を倒してゲージをMAXまで溜め,左右すべてのトリガーを引くと発動。エレンなら一定時間強力な回転切りを繰り出せ,コニーならタル爆弾を置ける
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 筆者も何度かプレイしてみたが,立体機動がスピーディでとにかく爽快という印象だった。巨人を倒した後,すかさず次の巨人に狙いを付けてアンカーを打ち込めば,地面に足を付けずに空中を飛び続けられるのがとくに気持ちいい。残念ながら,初プレイの筆者の腕では操作が追いつかずにすぐに地面に落ちてしまったが,練習すれば空中を舞いながらの戦いができそうである。

筐体の左右には,立体起動装置が。ボンベの部分はさまざまな色に光る
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 ロケテストは1月29日まで吉祥寺のプラサカプコンで,2月3日〜2月5日には大阪のラウンドワンスタジアム 千日前店でそれぞれ開催される。試遊すると「スペシャルステッカー」がもれなく1枚プレゼントされるほか,Aimeカードを使用してプレイすると,稼働時に使える限定二つ名(称号)「先行壁外調査班」が入手できる。スペシャルステッカーの絵柄は日替わりとなるので,気になる人はゲームを遊び込みつつ,コレクションしてみてもいいかもしれない。

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試遊特典の「スペシャルステッカー」。絵柄は日替わり
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原作を再現したさまざまな要素に注目してほしい――開発陣ミニインタビュー


 会場では,本作のプロデューサーであるカプコンの今澤健弘氏と,ディレクターの河野禎則氏に話を聞くことができたので,その様子をお伝えして本稿の締めくくりとしたい。

「進撃の巨人 TEAM BATTLE」のプロデューサーであるカプコンの今澤健弘氏(写真左)と,ディレクターの河野禎則氏(写真右)
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4Gamer:
 ロケテストがスタートした今のお気持ちは?

今澤健弘氏(以下,今澤氏):
 原作が人気の作品だけに,ファンにプレイしていただけるのが嬉しいですね。

4Gamer:
 本作のコントローラは特殊なものですが,なぜこのような操作体系を選んだのでしょうか。

今澤氏:
 原作の世界観を忠実に再現しつつ,アーケードならではの遊びを提供するなら,これしかないだろうと。それで,この超硬質ブレードのグリップ型を選びました。

4Gamer:
 アニメや原作コミックのファンにとっての見所は?

今澤氏:
 ゲームはもちろん,新録したボイスやアニメを制作しているWIT STUDIOさんの描き下ろしイラストにも注目してほしいですね。グリップが2つあるのでちょっと難しそうに見えますが,チュートリアルもありますので,ゲームに慣れていない方でも気軽に遊べます。

4Gamer:
 キャラクターも原作準拠の技を使うので,ファンはうれしいと思います。

河野禎則氏(以下,河野氏):
 例えばサシャは,特殊能力でパンや肉を食べるんですけど,自分自身をパワーアップさせるだけでなく,巨人の注意を引きつけることができるんです。サシャが巨人を集めて,ほかのメンバーがこれを倒すような戦術もありですね。あと,エレンは4人で遊ぶ「チームマッチ」モードだと,“専用の特殊能力”が使えます。ここも原作ならではなので,気になる方は確かめてみてください。

今澤氏:
 チームマッチでは,専用キャラクターとして「リヴァイ」も登場します。かなり能力の高いキャラクターですので,こちらもぜひ触ってみてください。稼働後にも色々な展開を予定していますので,お楽しみに。

4Gamer:
 では,最後にメッセージをお願いします。

今澤氏:
 原作ファンはもちろん,新しいゲームを探しているアーケードゲーマーの皆さんにも楽しんでいただけるタイトルです。ぜひロケテストで体験してみてください。

河野氏:
 東京のロケテストには,女性の方も多く来られていますので,女性ファンも安心して遊びに来ていただければと。

4Gamer:
 ありがとうございました。

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「進撃の巨人 TEAM BATTLE」公式サイト

  • 関連タイトル:

    進撃の巨人 TEAM BATTLE

  • 関連タイトル:

    進撃の巨人アーケードゲームプロジェクト(仮)

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