［TGS 2016］「Back in 1995 64」はNINTENDO 64オマージュでパキッとしたポリゴン＆20fpsに。“Survival Update”を最初から搭載

　2016年9月15日〜18日にかけて千葉・幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016。会場内のインディーズゲームのコーナーに出展されていた，ニンテンドー3DS用ソフトの「Back in 1995 64」を紹介しよう。

　オリジナルのPC用「Back in 1995」（PC/Mac）は，PlayStationやセガサターンといった1994年に発売されたハード向けのソフトというイメージで作られたアクションアドベンチャーゲームだ。そのためポリゴンには特有の歪みが表現されており，標準描画レートは18fpsとなっている。

　そのニンテンドー3DS移植版である「Back in 1995 64」は，1996年に発売されたNINTENDO 64向けのソフトというイメージで作られており，ポリゴンは開発者の一條貴彰氏いわく「パキッとした」表現となり，解像度は若干下げられてる。標準描画レートは，今回の体験版では高めに設定されていたが，製品版では20fpsになるという。ニンテンドー3DSの性能としては「Back in 1995」をベタ移植しても動作するのだが，あえて再調整をしているとのことだ。

ジャギーを出していた「Back in 1995」とは異なり，パキッとしたポリゴンになっている

　「Back in 1995 64」の下画面には架空のゲーム機が表示されており，本編はこのゲーム機上で動作しているという設定になっている。このゲーム機は古い物で調子が悪いため，バグ（の演出）が発生したときにタッチ操作で接触を改善する動作も搭載されるという。徹底したオマージュとハードを活かした演出には感心させられるところだ。

　「Back in 1995 64」は，早くて来年初頭のリリースを予定しているとのこと。なお，それに先駆けて今冬に，「Back in 1995」に向けて“Survival Update”が無償で配信される。これは高難度モードの追加や，「分かりにくい」という声が寄せられたシナリオの改善，英語ボイスなど演出面の強化を施すもの。ちなみに，「Back in 1995 64」は“Survival Update”も含んだ内容となる。

東京ゲームショウ2016の出展バージョンでは，基本的な探索や戦闘を体験したところで終了となった

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