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[E3 2017]FFXIVを始めるなら今が最高のタイミング。吉田直樹プロデューサー兼ディレクター合同インタビュー
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印刷2017/06/16 14:46

インタビュー

[E3 2017]FFXIVを始めるなら今が最高のタイミング。吉田直樹プロデューサー兼ディレクター合同インタビュー

 アメリカ・ロサンゼルスで開催されているE3 2017会場内のスクウェア・エニックスブースにて北米時間の2017年6月14日,「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」PC / PS4 / Mac)のプロデューサー兼ディレクターを務める吉田直樹氏への合同インタビューが行われた。

 正式なリリース(アーリーアクセスは6月16日にスタート)を間近に控えた紅蓮のリベレーターについて,直前の手応えや,今後の取り組みが聞けたので,その内容をお届けする。

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――紅蓮のリベレーターのリリース直前となりましたが,今の手応えを教えてください。

吉田氏:
 新規/復帰プレイヤーともに増えており,数字的にはとてもいい状態です。新規プレイヤーに向けた施策もたくさん用意しているので,FFXIVがさらに発展していくための,大きなタイミングになると感じています。

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――フリートライアルの時間制限が外れてから,新規プレイヤーはどれくらい増えましたか。

吉田氏:
 フリートライアルを長く遊んでくださる人がとても多くなりました。課金転換率も良くなっているので,定着する新規のプレイヤーが今まで以上に増えているのは間違いないです。
 とくに日本に関しては,「光のお父さん」をはじめ,新規に向けたPRを集中的に行ってきたので,4年続いているゲームとは思えない感じで進んでいます。

――E3の会場ではスサノオチャンレンジが行われてますが,プレイしている人の反応はいかがですか。

吉田氏:
 E3の初日の朝イチに,かつてワールドファーストを取ったElysiumというチームが来たのですが,彼らが1タンクでクリア(※8人パーティで挑戦するコンテンツなので,通常はタンクを2人にする)したらしいんですよ。それが広まったせいで,1タンクでチャレンジするチームが多くて,みんな真剣だなと。こうして熱心に遊んでもらえるのはとても嬉しいですね。

――次回のプロデューサーレターLIVE(PLL)で,「次元の狭間 オメガ:デルタ編 零式」の情報が公開されるとのことですが,その前の7月4日に実装が予定されているノーマル編の情報公開などはありますか。

吉田氏:
 予定していたのですが,気付いたら公開するタイミングがなくなってしまいました。もうここまできたら,「チョコボが鍵を握ってます」以外のことは言わないでおこうと思ってます。実際に挑戦してみて,ぜひ驚いてもらいたいです。

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――難度はこれまでのレイドと比べてどうなりますか。

吉田氏:
 アレキサンダーの天動編 零式と今回のデルタ編の1から3層の難度は,ほぼ変わらないと思います。ただ,4層だけは天動編より難しいです。

――レベルジャンプ(ジョブレベルブースト用アイテム「冒険録」。1ジョブをレベル60にするアイテム)を使ったあとに,そのジョブの基本操作を学ぶことは可能ですか。

吉田氏:
 初心者の館への案内が出て,ボタンを押しただけでそこへ飛ぶようになっています。そこで,そのジョブがどういう役割を持つのかを理解しつつ,AoE(Area of Effect,範囲攻撃など)は避けようだとか,タンクがヘイトを取ってから攻撃しようだとかという,基本的なところが学べるようになってます。

――クラフターが製作できる新式装備の実装がこれからあると思うのですが,これはオメガ実装のタイミングと同じになりますか。

吉田氏:
 パッチ4.05のオメガ デルタ編 零式が開くのと同じタイミングで,レシピが公開になります。ですので,それまでにクラフターもレベル70にしておくといいと思います。

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――4人用の高難度コンテンツがよく話題に挙がりますが,実装は検討しているのでしょうか。

吉田氏:
 1か月ほど前のメディアツアーに出たときに,欧米メディアからすごく聞かれました。話を聞いてみると,「ディープダンジョン 死者の宮殿」の180〜200階のコンテンツ難度が,すごく気に入ったという人が多いみたいです。
 あのぐらいリトライ性があって,かつ難しくてランダム性もあり,しかも4人なので小さなコミュニティで挑戦できる。そういった形のコンテンツに需要があるんだというのを感じたので,前向きに考えようと開発チームと相談していますが,そこからまだ半月くらいしか経ってません。
 ですので,具体的にコレを作ろうというところまでは進んでいませんが,4.xシリーズのどこかでそれを入れようという話を,本格的にしてもいいかなと思っています。

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――ベンチマークの映像で,水棲モンスターの姿がありましたが,水中でのハプニングがゲーム内であったりするのでしょうか。

吉田氏:
 単純に水中でバトルをしても面白くないので,やるとしたら専用のコンテンツを作ることになります。ただ,4.xシリーズで作るものは大体決めているので,それ以外に作りたいものは何かというのを,これから検討しようと思っています。

――水中用のエモートやアクションはありますか。

吉田氏:
 泳いでる最中でも使えるアクションはかなり用意しています。紅蓮祭も控えていますし,新しいタイプの水着も実装予定なので,いろいろ試してみてほしいです。

――先日のPLLでは,水中に入るとミニオンが消えていましたが,一緒に泳ぐことはできないのでしょうか。

吉田氏:
 残念ながらできません。地上だと経路探索ができるので綺麗に追従するのですが,水中は経路の網の目が敷かれていないので,綺麗に着いてこられないんです。技術的には可能ですが,ミニオンのためにその複雑な計算を入れるわけにはいかないので,消しています。浮かべて遊ぶとかは,いずれ導入したいと思っているのですが,現時点では先に安全性を重視しています。

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――「スサノオ」と「ラクシュミ」の極・蛮神戦の実装タイミングはどうなりますか。

吉田氏:
 4.0の時点で入っているので,レベルがカンスト(レベル70)したらすぐ戦えます。メインシナリオを終えてカンストしたあとに目指していただくのがその2つの蛮神だと思います。その攻略が落ち付いたころにオメガ ノーマルが来て,さらにそれが落ち着いたあとに零式が開くという形で進みますので。

――復帰のタイミングをうかがっている人も多いと思いますが,そういった人に向けて何か背中を押すような言葉があればお願いします。

吉田氏:
 新規の人もそうですが,復帰している人も今すごく多いです。パッチ3.4からリターナーという施策が入り,復帰したプレイヤーはマークで分かるようになってます。今の光の戦士たち(プレイヤー)は,新規と復帰のプレイヤーにとても優しくて,ビギナーチャンネルでコンテンツに行きたいことを伝えれば,みんなが競って手を上げてくれます。なので,マッチング待ちをする必要もありません。
 4.0のメインストーリーだけでも構いませんので,新しいRPGを遊ぶ感覚で復帰してもらえればと思います。当然,拡張で払っていただいたお金の分は,十二分に満足できるだけのボリュームになっていると思います。

――では,新規の方にもメッセージがあればお願いします。

吉田氏:
 今はレベル35まで無料で遊べます。また,たくさんの新規プレイヤーが本作を始めている時期でもあるので,ぜひその波に乗って,ちょっとでも触ってもらえると,MMORPGのすごさを感じてもらえると思います。

――ありがとうございました。

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「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」公式サイト

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