［闘会議2018］「ドラゴンボール ファイターズ」発売後最速大会“超・バトルトーナメント”レポート。優勝はGO1選手

　闘会議2018の初日（2018年2月10日），闘会議GPグリーンステージにて，バンダイナムコエンターテインメントの対戦格闘ゲーム「ドラゴンボール ファイターズ」（PC/PS4/Xbox One）を使用した1Day大会“超・バトルトーナメント”が開催された。


　本大会は，2月1日に発売された「ドラゴンボール ファイターズ」の発売後最速となる公式大会。当日はわずか10日間という短い期間ながらも，驚異的なやりこみを見せてきたプレイヤー達によるハイレベルな戦いが繰り広げられた。
　本稿では，当日実施された予選大会を勝ち抜いた8人による決勝トーナメントの模様をフォトレポートでお届けする。また，大会動画はニコニコ動画のタイムシフトで確認できるので，こちらも合わせて確認してほしい。

「ドラゴンボール ファイターズ」超・バトルトーナメント ＠闘会議2018
http://live.nicovideo.jp/watch/lv310481582

ステージにはMCとしてアメリカザリガニの2人・柳原哲也さんと平井善之さん。そして実況解説として，本作のプロデューサーを務めるバンダイナムコエンターテインメント・広木朋子氏，開発のアークシステムワークス・古谷亮輔氏が登壇

予選大会を勝ち抜いた選手達。なんと8人中5人が格闘ゲームのプロゲーマーというハイレベルな大会となった

Game with|えいた選手（18号，トランクス，ベジータ）

東京ヴェルディ|ソウジ選手（セル，純粋ブウ，ベジータ）

CAG|GO1選手（セル，悟空ブラック，ベジータ）

CAG|Dogura選手（セル，18号，ベジータ）

ささみ選手（18号，16号，ベジータ）

サトチー選手（青年悟飯，悟空ブラック，ベジータ）

PONOS|もけ選手（セル，ピッコロ，ベジータ）

YUKI選手（トランクス，セル，ベジータ）

Game with|えいた選手 vs 東京ヴェルディ|ソウジ選手

プロゲーマー同士の戦いとなったオープニングマッチ。なお，本大会はシングルエリミネーションの2試合先取で実施された

最終戦までもつれたこの試合を制したのはソウジ選手。両者はふだんから対戦しており，どちらが勝ってもおかしくなかったとソウジ選手はコメントを残した

CAG|GO1選手 vs CAG|Dogura選手

大阪のプロチーム，CAG（CYCLOPS athlete gaming）に所属する2人の対戦となった第2試合。本大会の優勝候補と目されるGO1選手が，盤石な強さを見せつけDogura選手に勝利。ベスト4に進出した

ささみ選手 vs サトチー選手

星を取り合う展開となった第3試合。最終戦でも互いに最後の1人までもつれた激戦を制したのはささみ選手。トップ8唯一の青年悟飯使いのサトチー選手はここで敗退となった

PONOS|もけ選手 vs YUKI選手

8人中7人がアーケードコントローラを使うなか，ただ1人ゲームパッドで参戦したYUKI選手だったが，この試合はもけ選手が圧倒。プロゲーマーの力をまざまざと見せ，YUKI選手に完封勝利

東京ヴェルディ|ソウジ選手 vs CAG|GO1選手

準決勝第1試合は，ソウジ選手とGO1選手の組み合わせに。野試合を30−0くらいで負け越していると語ったソウジ選手だったが，この日も実力差をひっくり返すことはできず，GO1選手が決勝に駒を進めた

ささみ選手 vs PONOS|もけ選手

先ほどの試合で圧倒的な強さを見せたもけ選手がこの試合も先制。ここでささみ選手が流れを変えるために18号を悟空ブラックに変更するも，もけ選手の勢いは止められず。もけ選手がストレートで勝利し，GO1選手の待つ決勝戦へ

決勝戦　CAG|GO1選手 vs PONOS|もけ選手

ここまでの試合すべてを圧勝と言える内容で勝ち進んできた選手同士の対決となった決勝戦。しかし，この試合でもGO1選手が驚異的なガード力と反応を見せ，もけ選手を寄せ付けず，圧巻の内容で2-0の勝利。トーナメントを通して，1試合も落とすことなく優勝の栄冠を手にした

優勝したGO1選手には，トロフィーとゲーム内マニー1000万ゼニー，特製テーマ，そして本大会専用のアバターアイコンが授与された

超・バトルトーナメント優勝 CYCLOPS athlete gaming　GO1選手ミニインタビュー

――優勝した今の気持ちはいかがでしょうか。

GO1選手：
　周りから自分が優勝するんじゃないか？　って，散々プレッシャーを与えられていたので優勝できてよかったです。

――大会前から格闘ゲーマーの界隈では圧倒的に優勝候補と言われていました。

GO1選手：
　バンババンさんやkuboさん，超さんといった，さまざまな格闘ゲームの稼働初期にすさまじい強さを見せる東海勢と対戦していないのですが，彼らを除けば現時点では自分が一番強いのではないかと思っています。

――獲得された1000万ゼニーの使い道は何か考えていますか。

GO1選手：
　自分がTwitchでチャンネルを持っていまして，そこで1000万ゼニーを使って，ゲーム内のガチャ配信でもしようかなって思っています。「ドラゴンボール ファイターズ」の配信を最近精力的にやっているので，ぜひ見に来てください。

――TOP8には人間性能が非常に高いプレイヤーがそろっていました。その中で圧倒的な力を見せて優勝したわけですが，GO1選手はどういった能力がほかの選手にない強みだと考えていますか。

GO1選手：
　空対空の差し合いと防御面が自分の強みかなと思っています。本作の空対空の差し合いは，自分がやりこんでいた「MELTY BLOOD」シリーズに近いものがあって，その経験がすごく生きていると感じます。防御面では，ドラゴンラッシュ（本作の投げ）を見てから抜けられているのが大きいですね。その2つの差で現状は勝てていると思っています。

――EVO2018のメインタイトルに本作が選出されました。参戦の予定はありますか。

GO1選手：
　もちろん，行きます。あとは3月にFINAL ROUND（アメリカの大規模格闘ゲームイベント）があるんですけど，それにも参加する予定ですね。今，海外だとプロゲーマーのSonicFoxさんがめちゃくちゃ強いって聞いているので，FINAL ROUNDにもし彼が参加するのであれば，大会とは別に10先を挑みたいです。地球の平和はオラが守ります。

――今年の目標は何かありますか。

GO1選手：
　一番の目標は，EVO2018の「ドラゴンボール ファイターズ」部門で優勝することですね。あと自分がずっとプレイを続けている「ストリートファイターV」でも優勝を目指せるようにがんばりたいです。

――ファンにメッセージをお願いします。

GO1選手：
　自分は「ストリートファイターV」ではそんなに強くないって言われてるんですけど，「ドラゴンボール ファイターズ」と「ストリートファイターV」，どちらも練習してトッププレイヤーに負けない実力をつけますので，これからも応援してくれたらうれしく思います。

――本日はありがとうございました。

「ドラゴンボール ファイターズ」公式サイト