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「プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド」第1回サカつく王決定戦を開催。開発者に聞く,7周年を迎える今春以降の展開
第1回サカつく王決定戦は,4月にサービス7周年を迎える「サカつくRTW」のプレイヤー参加型イベントだ。ランキングイベント「SUPER WORLD CLUB CUP」(第63〜65回)の成績上位6名のオーナー(プレイヤー)が集結し,初代サカつく王の称号をかけた戦いを繰り広げた。
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■「第1回サカつく王決定戦」参加オーナー
- FCユズーキ
- BKB■ハンクアーロンFC
- 八軒蹴球倶楽部
- ポルクΨ®©B EGP mal
- みかん塾♧P.B.甘夏みかん
- いか焼きFC
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出場者によるリーグ戦,トーナメント戦が行われ,決勝戦の組み合わせは「みかん塾♧P.B.甘夏みかん」と「FCユズーキ」に決まった。
注目の試合は,戦術的有利を獲得したFCユズーキが押す展開になると思いきや,両軍共にゴールキーパーがスーパーセーブや的確な飛び出しを連発し,スコアレスの展開で前半を折り返す。
後半早々に試合が動き出す。FCユズーキがボールを保持すると,右サイドからサラーがボールを運び,そのままミドルシュート。ゴールキーパーの逆を突くような形で突き刺さり,貴重な先制点をもたらした。
しかし,後半途中からペースを握ったのはみかん塾♧P.B.甘夏みかんだった。前半に相手のスタミナを削ったのが効き始めたのか,ルーズになったFCユズーキの中盤とディフェンス陣をフェラン・トーレスが切り裂き,2点を奪って勝ち越しに成功。足が止まったFCユズーキに反撃を許すことなく,みかん塾♧P.B.甘夏みかんが初代サカつく王に輝いた。
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「サカつくRTW」開発スタッフインタビュー
大会終了後,「サカつくRTW」のプロデューサーを務める宮﨑伸周氏,開発スタッフの中村優太氏にインタビューを行った。その模様もお伝えしよう。
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4Gamer:
よろしくお願いします。サービス開始から7年目で初のオフライン大会開催となりました。なかなか珍しいですよね。
宮﨑氏:
コロナ禍の影響もあり,オフラインイベントはだいぶお預けになっていた期間がありました。
いわゆるeスポーツ的な大会をやりたいというのは,運営をスタートしたときから思っていたので,今回実現できたのがすごくうれしいですね。本当は3年くらい早くやりたかったんですけど(笑)。
ただ,実現が遅れたことをポジティブに捉えられる一面もあって,試合のクオリティはより洗練されていると思います。選手のスキルは多くなり,チーム戦術もかなりロジカルに組めるようになりました。
4Gamer:
カミソリタックルでボールを奪い取るサネッティ,タイガーショットを撃つデルピエロなど,「キャプテン翼」コラボのスキルを実在の選手につけているオーナーが多く見られました。
中村氏:
そうですね。タイガーショットはやっぱり強かったですし,トーナメント戦ではカミソリタックルが効いていましたね。
宮﨑氏:
タイガーショットは普通のシュート以外にも発動する判定があり,ハイボールに合わせたバイシクルシュートにもスキルの効果が乗ります。そうしたシーンも含めて,リアルとファンタジーがうまく融合して面白さが出せていたんじゃないかなと。
4Gamer:
大会終了後,仕様の改修や新要素の追加を予定していることが発表されました。詳しく教えてください。
中村氏:
7周年企画の一環として,4月には監督のアビリティやチーム全体に影響を与える効果が高い特徴を増やす予定です。選手,監督に新しい要素を入れて,今の対戦環境を変えたい狙いがあります。
また,7月にはUIの改修をはじめ,ユーザーが遊びにくいと感じている部分を改善します。
宮﨑氏:
UIがしっかりしていないと,繰り返し遊ぶうちにストレスが溜まりますから,長く運営しているタイトルほど徹底的に改善しないとダメだと思っています。
中村氏:
やれることが増えていくと,どうしても継ぎ接ぎ感が出てしまいますが,このタイミングで改善できればと思っています。
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4Gamer:
コラボも積極的に展開していきたいという話がありました。
宮﨑氏:
「キャプテン翼」のコラボは反響もあったので,そうした既存の枠にとらわれないコラボも考えていければと思っています。
ただ,そのようなコラボを行う場合でも,リアルとファンタジーのバランスには気を使って,うまく要素を融合させるようにしたいですね。
好きな選手を集めて理想のチームを作る「サカつく」のコンセプト自体はファンタジーなんですけど,リアルの選手の中にマンガやアニメのキャラクターを入れるような「ファンタジー」に関しては,オーナーさんによってどうしても反応が異なります。
いい落としどころを見つけてコラボを実現させたいと考えています。
4Gamer:
「サカつくRTW」の場合,レジェンド選手や企業ユニフォームといったコラボもあります。
宮﨑氏:
そうしたコラボも含め,バランスよくやっていきたいと思っています。
最近は企業コラボに手応えを感じていて,ユニフォームにブランド名が入るスポンサー機能やコラボ限定デザインのユニフォームなどは,コラボ先の企業はもちろん,オーナーさんにもカスタムの幅が広がると気に入っていただいています。
4Gamer:
企業名やロゴを入れるとテンションが上がるのは,スポーツゲームならではですね。
宮﨑氏:
実在感が出るのがいいですよね。架空ユニフォームを楽しむという遊びは,今後も続けていきたいです。
4Gamer:
レジェンド選手の追加はどうですか。
宮﨑氏:
レジェンド選手に関しては,ユーザーさんのニーズに応えると同時に,コラボ先に喜んでもらえることがうれしいですね。Jリーグでプレイ経験のある外国人選手の方は「僕のことを覚えてくれていたたんだ。うれしいね」みたいな反応が多く,すんなり決まるケースもあります。
中村氏:
昔の名選手の方も「僕を知ってるなんて驚きだ」と,シンプルに喜んでもらえることが多いですね。本人と息子さんが監修をされていて,チェック自体が楽しかったという声もいただいています。
宮﨑氏:
某レジェンドの方には,だいぶ助けてもらいました。とある選手と連絡が取れなかったんですけど,彼が電話をしてくれたことでつながったり(笑)。この7年間で恩を返さないといけないレジェンド選手はかなり増えました。
交渉自体は終わってみれば,苦労した経験もいい思い出になるんですけど,コロナ禍後は円安の影響で悩ましい部分が増えています。懐具合はわりと大変です(笑)。
4Gamer:
最後に「サカつくRTW」のプレイヤーにメッセージをお願いします。
宮﨑氏:
おかげさまで「サカつくRTW」は,いろいろな節目を迎えられました。今回の大会に関して言えば,一番成し遂げたかったマイルストーンを達成できたことをうれしく思っています。
それも7年間,しっかり遊んでくれたオーナーさんがいてくれたからです。また新しい「サカつく」の世界をこれからも用意していきたいと思っていますので,ぜひお楽しみください。
中村氏:
ここ1年ほどは「ユーザーさんが工夫できる余地を増やそう」「こうすれば選手の個性が出るんじゃないか」という点を意識して,力を入れてきたつもりです。そうした試みを面白いと受け取ってもらえるように,今後も継続して遊びの幅を広げられる選手や監督を出していきたいと思っています。
4Gamer:
ありがとうございました。
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