［TGS 2018］「ジャストコーズ 4」の最新情報が公開されたスクウェア・エニックスの「社長と遊ぼう in TGS」イベントレポート

　2018年9月22日，スクウェア・エニックスは，東京ゲームショウ2018の同社ブース内スタジオから，同社の最新タイトルを紹介する番組「社長と遊ぼう ジャストコーズ 4＆シャドウ オブ ザ トゥームレイダー in TGS」の配信を行った。
　本稿では，この配信で公開された，12月6日発売予定の「ジャストコーズ 4」（PC/PS4/Xbox One）に関する最新情報をレポートしよう。

　なお，イベントを行っている現場での撮影が困難だったため，本稿で掲載している画像は，配信映像からキャプチャしたものとなっていることをお断りしておく。

　ジャストコーズ 4の舞台となるのは，南米にある架空の国「ソリス」。プレイヤーは主人公のリコ・ロドリゲスとなって，従来のシリーズと同様に，オープンワールドのソリス内を，パラシュートやウィングスーツ，グラップリングフックといったガジェットを駆使して，ありとあらゆるものをぶっ壊しながら，ストーリーを進めていく。


　本作では，これまでのシリーズにはなかったダイナミックな天候の変化を表現しているのが見どころだ。ジャストコーズ 4のゲームディレクターであるFrancesco Antolini氏によると，ソリスには砂漠や熱帯雨林，雪山などさまざまな気候の地域が混在しているという。
　また，リコの特徴ともなっているグラップリングフックも，新たなアタッチメントが登場し，斬新なアクションを楽しめるという。さらに，新しい乗り物として，ジャンボジェットの操作ができるようになったそうだ。


　Antolini氏によると，本作ではリコの知られざる過去が明かされるとのこと。また，舞台となるソリスは過酷な環境だが，プレイヤーが楽しく探索できるよう，さまざまな仕かけを用意しているそうだ。


　さらに今回の配信では，世界初公開となる映像を含む特別映像が披露された。
　先述したグラップリングフックには，ターゲットに風船を取り付けられるアタッチメントが加わったのがポイントで，物を宙に浮かせたり，浮いた物にブースターを取り付けて加速させたりもできるという。
　今回の映像では，破壊不能かつ10mまでしか浮上しないように設定した風船を戦車に付けて“空飛ぶ戦車”にするなど，プレイヤーの創意工夫でいろいろな遊び方ができることを示していた。
　スクウェア・エニックス代表取締役の松田洋祐氏も，数年前に見た開発中のバージョンよりも，遊びの幅が格段に向上していると話していた。


　続いて，ソリスの特徴となる過酷な天候の中から，雷雨の映像が披露された。Antolini氏によると，本作の天候変化は見た目が変わるだけでなく，プレイヤーにちょっとしたチャレンジをもたらすものであるとのこと。
　本作の雷には，“一番高いところに落ちる”というルールがあり，たとえばリコが最も高いところにいると，当然ながらリコに落雷する。ただし，近くに避雷針がある場合は，優先して避雷針に落雷するので，リコは自由に飛び回れる。


　またリコの身体に落雷しそうなときは，パチパチとしたエフェクトが光るので，そうなったら屋根の下に行くなど低い位置に避難すればいい。
　逆に，わざと高い位置に行って落雷を誘ってから，敵のヘリの下に潜り込み，雷をヘリに当てるといったことも可能だ。

番組内では，ジャストコーズ 4の製品パッケージ紹介も行われた。エディションによってオマケのゲーム内アイテムが異なるので，購入しようという人はご注意を

　映像を披露したあとには，本作のローカライズ・ディレクターを務める西尾勇輝氏が，本作はプレイヤーのアイデア次第で可能なことが増えることを改めてアピールし，「いろいろ試すだけでも長時間楽しめる」と述べている。
　またAntolini氏も，「前作を楽しんだ人は，今回も間違いなく楽しめる」と述べたうえで，「前作のフィードバックを真摯に受け止め，改善しただけでなく，強化を加えてさらに良いゲームにできた」と述べた。

先日発売となった「シャドウ オブ ザ トゥームレイダー」のパートでは，松田社長とゲストの雨宮伊織さんがプレイする様子が披露された

「ジャストコーズ 4」公式Webサイト

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