すべてのものを穴に落とそう。ユニークなパズルゲーム「Donut County」の発売が2018年8月28日に決定

　Annapurna Interactiveは，「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」や「The Unfinished Swan」などの作品に携わり，現在は独立したゲームクリエイターとして活動するベン・エスポジート（Ben Esposito）氏の新作「Donut County」を2018年8月28日にリリースすると発表した。対応機種はPCおよびPlayStation 4，iOSで，価格は12.99ドル（スマホ版は4.99ドル）となっている。

「Donut County」公式サイト

　本作の舞台となるのは，動物達が暮らす「ドーナツカントリー」。プレイヤーはアライグマの“BK”となり，地表にできた「穴」をリモコン操作して人や車，家屋，さらにゴミなどを落とし，金を稼ぐという非合法の商売に励むことになる。
　自分が作った穴にうっかり落ちたBKが，以前に落ちた友達のミラから穴の秘密を教えろと迫られる……といったストーリーもあるようだが，基本は穴を動かしてすべてのものを飲み込み，ステージをクリアしていくというシンプルなゲームになっている。


　フラットなトゥーンシェーダーによる独特の空気感も魅力的だが，物を飲み込むたびに穴が大きくなるので，まずは小さなオブジェクトから飲み込んでいこう。大きくて落とせないようなオブジェクトでも，角度を変えることでうまく落とせたりするし，大きなビルの足下に穴を移動させて倒し，壊してから飲み込むといったテクニックも必要になる。


　登場キャラクター達の会話はコミカルだが，現段階では英語のみのサポートなのでハードルはやや高め。とはいえ，ゲームをプレイするぶんには英文テキストを読み込む必要もないので，「物を穴に落とす楽しみ」を味わいたい人は，リリースを待とう。