マフィア梶田の二次元が来い！：第570回「猫を拾ったGOHOマフィアのニーズヘッグ2021」

先週の「わしゃ生」で話したドライブのくだり。サングラスとマスクで仲間とでも思われたのか，世にも珍しいメンフクロウの頬ずりをいただきました

　Twitterにて大好評連載中の「GOHOマフィア！梶田くん」。つい先日，第50話が掲載されました。

　今回は年末SPということでページ数が倍増！　なんと4P漫画です。嘘から出たマコトで富と名声を手にした梶田くん，しかしその野心はとどまるところを知らず……。梶田くんのようになりたくなければ，「過ぎたるは猶及ばざるが如し」「足るを知る者は富む」という故事ことわざを肝に銘じて生きるべし，というメタクソ教育に良い漫画となっております。ぜひ親子で読んでくださいね！




　「RADIO 4Gamer Tap（仮）」の第183回では，日本一ソフトウェアの「ニーズヘッグ2」を特集。今回はゲストなし，内輪のメンバーでワイワイと遊んできました。

　自らこそが「ニーズヘッグ」の生贄となるため，同じく生贄候補であるライバルと殺し合いながらゴールを目指すというブチギレたコンセプトが特徴の本作。いわゆる“バカゲー”かと思われるかもしれませんが，シンプルな操作性とスピーディーなゲーム展開のおかけで思った以上に対戦が盛り上がります。
　ひとりでも遊べるゲームではありますが，フレンドと一緒にプレイすることで何倍にも面白くなるタイトルですので，正月休みに親類と遊ぶパーティーゲームに加えてもいいかもしれませんね！

「ニーズヘッグ2」公式サイト

　猫ちゃんをね，拾ってしまいました。これが本当にいろいろありまして，話すと長いのですが，SNSなどで猫ちゃんのその後を気にしてくれている人も多いので，この場を借りて経緯を報告しようと思います。


　そもそも最近のマフィア梶田なのですが，アメ車にチョッパーにガレージハウスと，趣味生活を満喫しているじゃないですか。「わしゃがなTV」でもやっと動画を公開できましたが，とても好評なようでうれしく思っております。



　ただですね，「わしゃがなTV」だけですと，どうしても収録事情や公開ペース的にガレージハウスやクルマを使う企画ってコンスタントにやり辛いんですよ。自分で撮影用のスタジオを作ってしまった以上，ちゃんと活用しないともったいないですし，ようやく重い腰をあげて長いこと休眠状態にあった個人チャンネルを再始動させようと準備中なんですわ。

YouTube「マフィア梶田」

　とはいえ本業が忙しく，ひとりで撮影と編集をこなすのは無理がある。ということで最近，そのあたりを任せられる人材も確保しまして。さっそく軽い気持ちでドライブ動画を撮影しに出かけてきました。


　そしたらね，目的地に到着してまもなく猫ちゃんに遭遇してしまったんですよ。冷たい風の吹く海沿い，ちょっと間違えたら海に転落してしまうような場所でニャーニャー鳴いておりまして。弱って自力で段差を上がれないのかと思い，野良猫に触れるリスクはさておき，抱き上げて安全な場所に降ろしてみたんです。で，逃げていくだろうと思ったのですが，なぜか俺の足元から離れようとしない。




　季節的に気温もだいぶ低いですし，交通量の多い道路沿いなもんで，もう猫ちゃんのことが気になって撮影どころじゃないわけです。ほとほと困り果てたのですが，これを放っておくのは大変ばつが悪い。というか，「野良猫を見捨てた」なんてイヤな記憶を抱え続けるのも真っ平御免ですよ。

　で，そこからはネットで「野良猫　保護」と検索したり，地元の保護団体ならどうするか調べまくり……。だってこんなケース，まったく経験がないからどうしていいか分からないんですよ。しかし「野良猫を保護してほしいという依頼はお断りしています」と書いてあるところばっかりなんですね。これも仕方ないですわ。すべて請け負っていたらキリがないでしょうし，ボランティアで精一杯がんばっているからこそ，現実的に無理なことは無理と言い切っているのだと思います。

　というわけで，もう最終手段として猫を飼っている知り合いのツテをたどりまくりまして。幸いなことに動物病院のスタッフで，保護猫ボランティアをやっている方の連絡先を教えてもらえました。電話してみると，その方の思想は「とにかく猫の安全を第一に」というタイプのようで，即断即決で「病院で検査するから一時保護してほしい」とのこと。プロの指示をもらえたことで俺も心を決めて，保護に向けて動き出すことができました。

　そこからがまぁ〜……大変でしたよ。近所のホームセンターにケージを買いに走らなければいけないものの，猫ちゃんを見張っていなければクルマにひかれるかもしれないし，下手に人馴れしていると虐待するようなヤバい奴に連れ去られてしまうかもしれない。オマケに同行したカメラマンは重度の猫アレルギーなので，なにかあっても猫ちゃんに触れることができない。
　そこで，近くで海を眺めていたカップルに声をかけまして，買い出しに行くあいだ猫ちゃんを見ていてほしいと頼んだところ，快く了承してくれました。猫ちゃんもそのカップルにはおとなしく撫でられていたので，信用することができたんですよね。


　そしてケージを買い，猫ちゃんを保護しに戻った頃にはすっかり日が暮れていまして。現地で撮影予定だった下りは大幅カット。猫ちゃんは初めて乗るチャレンジャーの後部座席で粗相をし，車内に充満するオシッコ臭。とにかく急いで猫ちゃんを安全なところまで運ぼうとした結果，鬼渋滞のラッシュタイムに引っかかり，ビタ止まりのトンネル内で異常発熱したチャレンジャーがパーコレーションを起こしてエンスト。てんやわんやでしたが……なんとか事故もなく猫ちゃん保護ミッションを成功させることができました。


　翌々日，動物病院で検査したところチャル（※仮名。チャレンジャーで保護したのでチャル）は1歳未満のメスで不妊手術はしていないものの，血液検査だと白血病やエイズといった病気は確認できず，概ね健康体であるとのこと。ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間，病院から帰った後に嘔吐しまして，吐瀉物の中からプラスチック製の異物が見つかりました。
　さらには糞便を検査した結果，大量の回虫に寄生されていることも判明し，そこからまた大騒ぎですよ。病院の先生が言うには「この寒空のなか，相当な腹痛を抱えて頑張っていた」とのことで，せつねぇのなんのって。心の底から保護して正解でした。野良猫はパッと見で小綺麗だったり元気そうに見えてたりしても，やはりこういった健康被害を抱えてしまっていることが多いようです。


　その後，ボランティアで餌やりをしている地域猫かどうか確認するために地元の保護団体に連絡をとりまして，先方では把握していない未登録の野良であることが判明。数日前にツーリングで来ていたバイカーから，「テトラポッドの上に野良猫がいるので餌を与えてほしい」という連絡があったらしく，特徴が一致するのでその子じゃないかという話も聞けまして，こちらで保護することについて快く了承をいただけました。

　現在，チャルは保護猫ボランティアの方が預かってくれており，俺が声をかけまくった知人の中から早くも「お見合い」が決まっています。……ただ，ぶっちゃけ一緒に過ごした短い間でだいぶ情が移ってしまいまして，万が一，そのお見合いが上手くいかなかった時には俺がチャルを引き取ってもいいかな……いや，むしろ引き取りたいかも……というヤキモキでメシが喉を通りません。
　そもそもウチで飼うにはいろいろと課題もありますし，お見合いする知人は猫の飼育経験が豊富なので，合理的に考えればそちらに引き取られたほうが絶対に幸せなんですよ。まぁ，結局のところ猫ちゃんには決定権がないので，どちらにしろ人間のエゴには変わりませんわな……。
　さて，長々と説明してはきましたが，まとめると「猫ちゃんはもう大丈夫なので安心してほしい」ということです。このマフィア梶田が目をつけた以上，どこへ引き取られるにしても必ず幸せになってもらいます。


　むしろ当面の課題は，大幅に段取りが狂ってしまったYouTube用の動画をどうするかってことですが……なんとか形にして公開できないか検討中です。アメ車のドライブ映像と猫ちゃんが融合してよくわからん動画になってしまうかもしれませんが，そこはどうか上記の事情を汲んで大目に見ていただけると……。
　もしよろしければ，チャンネル登録をしていただければ動画アップ時に通知が届きます。「わしゃがなTV」とは機材も比べ物にならないのでチープなチャンネルになるとは思いますが，スキマ時間で程々にやっていきたいと思います。

　それでは最後になりましたが，読者のみなさま，今年も本当にお世話になりました。来年もどうかよろしくお願い致します！　よいお年を！

YouTube「マフィア梶田」