クトゥルフ神話にインスパイアされたサイバーパンクアドベンチャー，「Transient」が2020年後半にリリース

　パブリッシャのIceberg Interactiveは，一人称視点のホラーアドベンチャーゲーム「Transient」を2020年後半にリリースすると発表し，最新トレイラーを公開した。対応機種はPCおよびPS4，Xbox Oneとなっている。

「Transient」公式サイト

　開発を担当するのは，ホラーアドベンチャーの「Darkness Within: In Pursuit of Loath Nolder」などで知られるトルコのStormling Studiosで，「Transient」の舞台となるのは，環境破壊に端を発する大惨事を生き延びた，わずかな人々が暮らす未来都市Domed City Providence。主人公は，ODINと呼ばれるハッカー集団に所属する人物で，ふとしたことから世界の真実を知ってしまったために，何やら得体の知れない恐怖の存在に襲われることになるという。
　物語は，クトゥルフ神話にインスパイアされたとのことで，サイバーパンク風の世界観との組み合わせも気になる作品だ。


　公開された映像は「ゲームプレイトレイラー」と名付けられているものの，具体的なゲームプレイの様子が見られる場面はほとんどなく，プレイヤーが未来的な機器を作動させたり，人体実験の行われている施設を潜り抜けつつ，都市の深部へ進んでいくといった場面が収められている。
　ジメジメとした場所や，不気味な触手が伸びてくるシーンなども確認でき，「Unreal Engine 4」を使った緻密なグラフィックスと，BGMや音響効果にドキドキさせられるはずだ。
　Steamのストアページの情報を見る限り，日本語対応の予定はないようだが，とりあえず続報を楽しみにしたい。