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マフィア梶田の二次元が来い!:第591回「マフィア梶田から読者の皆さまへ,大切なお知らせ」の続きです
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印刷2022/11/11 20:00

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マフィア梶田の二次元が来い!:第591回「マフィア梶田から読者の皆さまへ,大切なお知らせ」の続きです

画像集 No.003のサムネイル画像 / マフィア梶田の二次元が来い!:第591回「マフィア梶田から読者の皆さまへ,大切なお知らせ」の続きです

撮影好調の「わしゃがなTV」。楽しかった誕生日配信から,もう1か月が経とうとしているとは驚きです。次は中村さんに渡す誕生日プレゼントを用意せねばということで,お楽しみに!
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 フリー“なんでも”ライター・マフィア梶田と,声優・中村悠一がお届けするYouTubeチャンネル「わしゃがなTV」。直近の更新ではゲストである声優の入野自由さんと一緒に,みんなでボードゲーム「ソクラテスラ〜キメラティック偉人バトル〜」をプレイしました!

 さまざまな偉人のパーツを組み合わせ,オリジナルの偉人を作り出して戦わせる大問題作。細かいルールなんてどうでもよくなるくらい,理屈抜きで笑える動画となっております。ぜひご覧ください。

 また,つい昨日には「ファイナルファンタジーXI」20周年の新作グッズを動画で紹介。ずいぶんと挑戦的な商品が多いのですが,中村さんがプレイしていた当時の思い出を交えつつ解説してくれるので,欲しくなること間違いなし。おまけ動画まで盛り上がりすぎて,なんと本編に匹敵する20分超えとなっております。かなり丁寧に解説しておりますので,ゲームをプレイしていなくとも楽しめますよ。





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 「RADIO 4Gamer Tap(仮)」の第206回では,Blizzard Entertainmentの「オーバーウォッチ 2」PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch / PC)を特集。ゲストとしてインフルエンサー・ストリーマーのTQQ999氏をお招きし,ゲームの魅力を解説していただきつつ実際にプレイしてきました。

 自分は前作「オーバーウォッチ」のプレイ経験がなく,今回はじめて触れましたが想像していたよりもずっと遊びやすいFPSという印象です。個人的な嗜好としては現実世界の延長で実在兵器が登場するようなFPSを多くプレイしてきたのですが,本作はその点で言うなら対極に位置するSF・ファンタジー寄りの世界観ですね。

 銃器以外の特殊能力を駆使したり銃撃戦の最中に体力がモリモリと回復するタイプのFPSにはちょっと苦手意識があったのですが,悔しいことに(?)本作はめちゃくちゃ面白かったです。初心者なのに野良対戦でストレスより楽しさが勝るあたり,ゲームのテンポとバランスがいいんでしょうね……番組だということを忘れてすっかり没入してしまうくらいには快適な遊び心地でした。

 なにより,ロードホッグのようなキャラクターを入れてくるゲームはマフィア梶田基準で神ゲー確定なので。盛大にオススメしたく思います!

「オーバーウォッチ 2」公式サイト



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 前回,本連載が2023年の3月17日に更新予定の第600回をもって最終回を迎えるということを読者の皆さまにお知らせ致しました。それから記事への感想と終了を惜しむ声が数多く寄せられておりまして,そのありがたさを噛みしめております。

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 ライター,マフィア梶田がお送りする連載「マフィア梶田の二次元が来い!」。今回は,LiTMUSとAimingが2022年冬のリリース予定で共同開発中の「脱獄ごっこPRO」をプレイした「RADIO 4Gamer Tap(仮)」第205回のアーカイブをご紹介。また,本連載の今後についてのお知らせがあります。

[2022/10/29 17:00]

 さて,前回の記事で連載終了に至る経緯を説明させていただきましたが,どのような気持ちで12年続いたライフワークとも言える連載を閉じる決心をしたのか……まだまだ伝えきれてはいないんですよね。

※編注:マフィア梶田が4Gamer.netで執筆した記事は2022年11月11日時点で1037本
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 「連載を閉じられるタイミング」と自分の手術が,たまたま重なったことはもちろん理由として大きいのですが,きっと「まだ続けたい」と言えば編集部はその方向で動いてくれたでしょうし,自分も当初はそうしたい気持ちがありました。

 ただ,今回のことは自分と向き合う良い機会にもなったんですよ。過去にも繰り返し話題にしたのでもうウンザリかもしれませんが,この業界において「マフィア梶田」は何者なのか,という実に中二病じみた自問自答です。35歳にもなるというのに……いや,35歳になったからこそ明確な答えを出すべき時期がやってきたんでしょうね。

 言うまでもないことですが,自分のルーツは「ゲームライター」です。ゲームのレビューや取材記事を手掛ける職業で,自分の場合はゲームをメインとしつつ,その他ジャンルも幅広く請け負っていたので,厳密にはゲームに限定されない「フリーライター」だったのだと思います。

声優の杉田智和さんに話を聞くインタビュアー梶田
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 ……だったのだ,と。ついに過去形になってしまいました。今のマフィア梶田がやっている仕事はとてもライターの仕事とは言えないですからね。それでもあえてライターと名乗り続けているのは,そこが自分の立脚点で,常に初心を忘れないようにするため。
 映像出演の業務が多忙を極め,気が付けばライターの仕事と呼べるのは,この連載くらい。そんな状況になっても,意地で自分はライターという肩書を守り続けてきました。それくらい,大事なものだったんですよね。

 そもそも自分がライターを志したのは,憧れだった「オタクの世界」で自分にも唯一できるかもしれないと思えたのが「文章を書くこと」だったからです。元来,会話で他人と関係を構築するのが苦手でして,作文やメールといった文章の方が自分の考えや気持ちを整理して正しく伝えられるタイプの人間だったんですよ。

チャリティーイベントのMCを務めるチャリティー梶田
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 なんの因果か,そんな自分が今では全世界に向けてトークを配信しているのですから。まっこと人生は複雑怪奇であると思い知らされるばかり。人とうまく話せないからこそ“文章力”を武器にしていた自分が,その武器を磨き上げていく過程でいつしか会話力という弱点まで克服していた。
 きっかけはラジオへの出演でしたが,ライターで培った表現力がなければトークを評価されることはなかったでしょうし,アウトプットの方法が違うだけで必要とされる“伝達力”はライターの仕事と共通していたのが自分にとっての幸運でした。

 そういったさまざまな“力”はライターとして活動する過程で培われたものだと胸を張って断言できますし,こんな自分に目をかけてくださり,ラジオの世界に引き込んでくれた声優の杉田智和さんも「ライターのマフィア梶田」を大事にしてくれていました。常々「ライターとしての梶田くんを信頼している」と言ってくれていたのは今でも誇らしく,忘れがたい思い出です。

フィットしすぎてしまったヒットマン梶田
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 しかしながら,ライターの仕事と映像の仕事に垣根がなくなっていくにつれて,「自分は何者なんだ?」と思い悩むことも増えていきました。胸を張ってライターと名乗るには恥ずかしい執筆量になっていき,かといってタレントを名乗るのも抵抗があり……。
 ラジオや動画の仕事なんて,一時の物珍しさで増えているだけ。1〜2年もすれば綺麗サッパリ無くなるだろう……と,自分に言い聞かせていたあの頃から,気が付けばそのままアッチコッチと働き続けて10年弱。ずいぶんと時間がかかりましたが,さすがにもうコレが自分の仕事なんだと。求められている役割なんだと,自覚するに至りました。

 原点に立ち返れば,そもそも自分が高校生の頃に抱いた目標は「オタクの世界で生きること」でした。そのうえで当時は武器になるものが文章力しかなかったからこそ,ライターの道に進んだわけです。気が付けば戦士から魔法戦士に分岐するが如くジョブチェンジしていましたが……オタク業界という理想郷から求められる役割がなんであれ,今自分がしていることが,自分の果たすべき仕事なのです。
 ライターだろうが,タレントだろうが,そのほかなんでも。何者もクソも,もはや「マフィア梶田はマフィア梶田としか説明しようがない」と開き直るしかありませんわな。

量産型フィギュア梶田
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 そして,「マフィア梶田の仕事」は多かれ少なかれ「プライベートを切り売り」することにつながります。この連載も,大半の記事で極めて私的な事柄を取り扱っていますからね。困ったことに,ライターとタレントの仕事に思ったよりも垣根がなかったものですから,いつからか膨大なアプトプットに対してインプットの枯渇が常態化しており,そのうえ「わしゃがなTV」のようなYouTubeでの活動までスタートした自分にとって,「連載でなければ伝えられないこと」はなくなってしまった。本当はもっと以前から問題点に気付いてはいたのですが,それでも執筆に携わっていたいという気持ちが強く,なんとかネタを捻り出しながら続けてきたというのが実情です。

 ずいぶん長々と語ってしまいましたが,結論。連載終了をきっかけに,自分の役割から目を逸らすのをやめることにしました。少なくとも,今のマフィア梶田に求められているのは原稿ではない。変わり続けるオタク業界で,その時々に求められる役割に順応していくこと。それが説明困難な“マフィア梶田”という仕事を続けていく唯一の方法なんだと思います。

いつもの梶田
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 ……あ,いちおう言っておきますけど,決してライターを廃業するという話ではないですからね。パンクするくらい動画の仕事があるなかで,意地で執筆によるアウトプットに固執するのをやめますというだけ。記事を書けるチャンスがあれば,いつだって書きたいですよ。
 それにキャリアのスタートがライターにあることは純然たる事実ですし,タレント業にもライターのスキルを応用しているわけですから,今後もライターという肩書は外さないつもりです。……いまさらプロフィールを刷新しても,余計な混乱を招くだけですしね。

 ここまで読んでくれた人がどれだけいるのか……ちょっと不安になりますが,長らく応援してくださった読者の皆さまには包み隠さず考えを伝えるべきだと思いましたので。前回も合わせればかなりの長文になってしまったこと,笑ってお許しいただけますと幸いです。
 マフィア梶田の文章に触れる機会はしばらく減ってしまうかもしれませんが,需要がある限りはどんな形であれオタク業界に出没する謎の怪人であり続けたいと思っています。どうか,変わらぬ応援をいただけますと幸いです!
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