「Path of Exile 2」初の大型アプデ「狩りの夜明け」が4月5日4：00にリリースへ。新クラス「ハントレス」など，多数の新要素が登場する

　Grind Gear Gamesは本日（2025年3月28日），アーリーアクセス中のアクションRPG「Path of Exile 2」（PC / PS5 / Xbox Series X|S）で，初となる主要コンテンツアップデート「狩りの夜明け」（Dawn of the Hunt）を4月5日4：00にリリースすると発表した。


　「狩りの夜明け」では，新たなクラス「ハントレス」や，5種類のアセンダンシークラス，長槍スキルを中心とする各種スキルジェム，100種類以上のユニークアイテム，8種類のユニークマップなど，多数の新要素が追加される。

　ハントレスは近接攻撃と遠隔攻撃の双方を使いこなすクラスで，「パリィ」でモンスターの攻撃を受け流し，それと同時に敵をスタン状態にできる。槍の扱いを得意とするクラスのようなので，追加されるスキルジェムとの相性も良さそうだ。

　そのほか，エンドゲームのバランス調整など，既存の要素にも手が加えられるという。アップデートの詳細は，以下に掲載したリリース文でチェックしよう。

「Path of Exile 2」公式サイト

『Path of Exile 2』
早期アクセス版初の主要コンテンツアップデート
「狩りの夜明け(Dawn of the Hunt)」が 4月から提供開始
新クラスや 100 種以上の新ユニークアイテムに乞うご期待！

・新クラスのハントレスとなり、器用に槍とバックラーを使って、獲物を討ち倒せ。彼女は近接と遠距離を融合させた戦闘スタイルを極めた戦士だ。
・新たに追加される 5 つのアセンダンシークラス、「リチュアリスト」「アマゾン」「キタヴァの鍛冶師」「タクティシャン」「リッチ」を操り、戦力を支配するか、著名なスキルを活用せよ。
・大幅なメカニカルオーバーホールと共に、エンドゲームで数十の新たな遭遇と直面しよう。
・100 種類以上の新ユニークアイテムや大幅に拡張されたクラフトオプションでモンスターを倒す能力を高めよう。


　『Path of Exile 2』における新たな狩猟が、4 月 5 日（土）午前 4 時より幕を開け、凄惨な殺戮の時代が到来する。「狩りの夜明け(Dawn of the Hunt)」は昨年の早期アクセス開始以来、初の大規模コンテンツアップデートとなる。

■近接と遠距離の融合、ハントレスで敵を葬り去れ
　血に染まったハントレスのブーツを履き、槍を手に獲物を追い詰めろ。故郷を追われた彼女は、今や近接と遠距離を融合させた戦闘スタイルで敵を狩る。ハントレスの苛烈な武器構成は、戦闘を終わりなき追跡のように感じさせる設計だ。

　ハントレスは「パリィ」によりモンスターの攻撃を受け流してブロックし、同時にスタン状態にすることも可能。例えば、「ディスエンゲージ」スキルジェムを装備すれば、後方に素早く跳び退いて敵にダメージを与えると同時に、強化された槍を投げることができる。属性攻撃を持つ槍スキルの数々と、様々な攻撃コンボにより、可能性は無限だ。

■5つの新アセンダンシークラスで混沌を巻き起こせ
　5 つの新たなアセンダンシークラスの登場により、「狩りの夜明け(Dawn of the Hunt)」ではビルドオプションをさらに拡大することができる。

●リチュアリスト（ハントレス）
　リチュアリストはアズメリの禁断の伝統に踏み込み、血の供物と疫病を武器として操る。「穢れたライフフォース（Corrupted Lifeforce）」は、敵に不安定な腫瘍を発生させ、死と共に爆発して堕落した血の奔流を撒き散らす。

●アマゾン（ハントレス）
　アマゾンは精密さと元素の怒りを武器に戦う、比類なき狩人だ。アズメリの長老を守るために研鑽を積んだその力は、致命的な一撃で敵を葬り去ることに特化している。アセンダンシーによって強化されたアマゾンは、高いクリティカル精度や元素攻撃の猛威を操り、あらゆる獲物を追い詰める。

●リッチ（ウィッチ）
　リッチは自らの魂を引き裂き、アンデッドと混沌の領域を極めた存在だ。混沌ダメージや呪詛を操るだけでなく、自身のライフを消費してエナジーシールドを強化することもできる。生と死の境界を越え、破壊的なカオスパワーで敵を震撼させる。

●キタヴァの鍛冶師（ウォリアー）
　飽くなき存在である「キタヴァ」と共鳴し、炎と苦痛によって破滅を鍛え上げる。武器を灼熱の力で強化したり、自身が鍛え上げた破壊的な幻影武器を召喚して共に戦わせたりなど、ウォリアーの力をさらに高次へ押し上げる。

●タクティシャン（マーセナリー）
　かつてブラックガードのエリートだったタクティシャンは、戦場を軍事的視点で支配し、潤沢な報酬を手にすることを得意とする。投射物による制圧や、バナーを複数同時に展開するといった多彩な戦術で、レイクラストのモンスターの大群を殲滅しつつ高い利益を上げるのが特徴だ。


■新たなスキルジェムとサポートジェムで武装を研ぎ澄ませ
　「狩りの夜明け(Dawn of the Hunt)」では、長槍スキルを中心に 20 以上の新スキルが追加され、ハントレスの戦闘スタイルをより奥深いものにする。

●バインドスペクター
　待望の「バインドスペクター（Bind Spectre）」スキルジェムも登場し、ゲーム内のほぼすべてのモンスターの魂を捕らえて召喚できるようになった。『Path of Exile 2』には数百種ものモンスターが存在するため、理想のアンデッド軍団を追い求める過程は果てしなく続くことだろう。

●騎乗ロア召喚
　また、「騎乗ロア召喚（Summon Rhoa）」スキルを使用すれば、新たな“生きた”コンパニオンを呼び出して共に戦うだけでなく、その背に乗って移動しながら攻撃を行うことが可能だ。ただし、大きなダメージを受けるとロアから振り落とされ、無防備な状態で敵にさらされる危険もあるため注意が必要となる。

　さらに本拡張では、キャラクター育成の多様性を広げるために 100 種以上の新サポートジェムが導入される。既存スキルに強烈な追加効果を与えるこれらのジェムを活用すれば、ビルドの可能性は飛躍的に広がる。たとえば「血の結晶（Haemocrystals）」は出血効果をヴァールクリスタルの爆発へと変換し、「鉄菱（Caltrops）」は戦場に移動速度を低下させるトラップをばらまく。

■100 種類以上の新ユニークアイテムでさらなる可能性を解き放て
　「狩りの夜明け(Dawn of the Hunt)」では、ミッド〜エンドゲーム帯で入手できるユニークアイテムが大幅に充実。レアリティの高いキャラクターでも狙い甲斐のある刺激的な報酬が数多く追加される。貴重な防具や武器、特定の戦闘スタイルを強化するアクセサリーなど、ハクスラの醍醐味をさらに味わえる構成だ。


■クラフトツールの強化で無尽蔵の力を手に入れろ
　多くのゲームコンテンツをプレイすることで獲得できるクラフト用ツールにも、新たな要素が加わる。

・20 種以上の新ルーンの導入によりクラフトが可能になる新たなモッドで、ギアの強化が可能になる。
・従来は 1 段階のみだったルーンが複数のティア（段階）に分かれるようになり、より強力なモッドを付与したままエンドゲームでも使い続けることが可能となった。
・今後も、さらに専門的なソケット式モッドが順次導入され、クラフトの自由度が飛躍的に高まる見込みだ。

■忍び寄る闇
　レイクラスト各地でアズメリの精霊が姿を見せるようになり、彼らはプレイヤーが近づくと逃げ出し、触れたモンスターを強化してしまう。精霊（ウィスプ）は全部で 12 種類存在し、それぞれ付与される能力や報酬が異なる。たとえば「偉大なる熊のウィスプ」は、敵に追加ライフやスタン効果を与えるなど、一筋縄ではいかない強敵を生み出すのだ。

■新マップ
　「狩りの夜明け(Dawn of the Hunt)」では、8 種類の新ユニークマップが追加されることで斬新な挑戦と報酬をもたらす。「フラクチャード・レイク（Fractured Lake）」では現実が歪んだ不思議な風景の中で、ミラーモンスターとの激突が展開される。マップ中央の壊れた鏡の祭壇を活用することで、新しい指輪やアミュレットのベースタイプにクラフトを施すことも可能だが、そのためには大きな代償を払う必要がある。一方、「ファーリルの巨石群（The Phaaryl Megaliths）」では、エゾマイトの森林地帯でルーンが刻まれた巨石が発する強力なエネルギーにより、嵐を纏ったボスの連戦に挑むことになる。すべてのボスを撃破すると、豊富なボス報酬や限定ルーンを獲得できるだろう。

■ユニークストロングボックス
　さらなる危険と希少報酬をもたらす 4 種類の新しいユニークストロングボックスも登場する。

●オガムの遺産
　「オガムの遺産（Ogham's Legacy）」にはルーンが刻まれた石と倒れたクリーチャーが封じられており、起動すると強化されたレアモンスターとして何度も蘇生し、倒すたびに追加モッドを獲得してより危険になっていく。倒せば倒すほどリターンも増えるが、油断すれば一瞬で命を奪われかねない。

●イシュチェルの苦悶
　「イシュチェルの苦悶（Ixchel’s Torment）」は古代ヴァールの力を操り、カオスの守護者を呼び出して貴重なアーティファクトを守護させる。生き残ることができれば、特定のコラプト効果を付与されたユニークアイテムが手に入る。

■コラプテッド・エッセンスの追加
　エッセンスにも大幅な改良が加えられ、「ヒステリア（Hysteria）」「デリリウム（Delirium）」「ホラー（Horror）」「インサニティ（Insanity）」の 4 種類が新たに加わった。これらは凶悪な戦闘メカニクスをもたらすだけでなく、ベルトにヴァールオーブを使用した際に確実に二重エンチャントを付与するなど、強力なクラフト結果をも引き起こす。

■コラプションの浄化
　レイクラスト各地に広がるコラプションはより大規模な領域を侵蝕し、エリアの中心には「コラプテッド・ネクサス（Corrupted Nexus）」と呼ばれる拠点が出現する。そこには 3体の新たな恐怖のボスが待ち受け、プレイヤーはコラプションそのものと戦うことになる。これらを倒すと、そのエリア内に残っている汚染が浄化され、「クレンズド・マップ（Cleansed Map）」として新たなモンスターやボス、特有の報酬とともに再生する。

■ローグエグザイルとの決闘
　旅の途中でプレイヤーは、同じ追放者でありながら敵対する「ローグエグザイル」に遭遇する場合がある。彼らはプレイヤーと同じスキルや装備を使いこなし、緊張感の高い戦闘をを生み出す強敵だ。ドッジロールでの回避やスマートなターゲティング、スマートな移動経路による立ち回りで翻弄しつつ、強力なユニークアイテムで武装して、それらを巧みに使いこなしている者も多い。もし撃破に成功すれば、エグザイルが装備していたアイテムをそのまま戦利品として手に入れることが可能だ。

■エンドゲームのダイナミックな進化
　「狩りの夜明け(Dawn of the Hunt)」ではエンドゲームの大幅なリバランスが行われる。塔の数は従来の3 分の 1 に削減されたが、その分ひとつひとつが強力になり、さらに複数の石板を同時に消費することが可能となる。また、塔にはすべてのゲームメカニクスが含まれるようになり、新たなボスや高額報酬のチャンスが増加した。塔の管理も簡略化され、高ティアマップであればあるほど影響力が拡大するため、エンドゲームでの報酬効率が格段に向上している。

■狩猟の準備をせよ
　狩人として立ち上がるか、あるいは獲物として倒れるか。4 月 5 日（土）午前 4 時（日本時間）より開幕する「狩りの夜明け(Dawn of the Hunt)」のコンテンツアップデートは、既存のアーリーアクセスリーグでもプレイ可能で、現在使用しているキャラクターをそのまま継続して楽しめる。ただし、真に新要素を堪能したい場合は、リセットされた新たな経済環境で一からキャラクターを育成することが推奨される。

　混沌渦巻くレイクラストに飛び込み、『Path of Exile 2』の最新コンテンツを PC、Steam、PlayStation、Xbox、Epic Games Store で体験しよう。「狩りの夜明け(Dawn of the Hunt)」は、すべてのプラットフォームで 4 月 5 日（土）午前 4 時に同時リリース予定。『Path of Exile 2』の詳細は公式ウェブサイトをご確認ください。最新のアナウンスページはこちらからご覧いただけます。

■Grinding Gear Games（グラインディング・ギア・ゲームズ）について
　Grinding Gear Gamesは 2006 年に設立され、ニュージーランドのウェスト・オークランドを拠点としています。チームメンバーは様々な国の出身で、人工知能やソフトウェアセキュリティから工業デザインやプロトーナメントゲーミングまで、多様な経歴を持っています。2024年、『Path of Exile 2』の早期アクセスをリリースした後も、高い評価を得ている前作『Path of Exile』の継続的なアップデートと新しいコンテンツのリリースに引き続き献身的に取り組んでいます。

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