【PR】「三國志 覇道」初心者ガイド。微課金でも楽しめる群雄割拠侵攻ツアーにGoTo！

　巷では泥棒オンラインとの呼び声も高い（編注：著者の所感です），コーエーテクモゲームスのアプリ「三國志 覇道」（iOS / Android）！

　サービス開始からオープンしているサーバーでは，すでに最強格の軍団が台頭してきたりと，大変な盛り上がりを見せております！
　いわゆる村ゲームを長年楽しんできた私からしても，本作はまことにほどよく仕上げられた，大変いいゲームだと思います（揉み手）！

　その一方で，目の上のたんこぶな強者たちが強力武将をぶつけ合う修羅からは一歩離れて，新鮮なプレイヤーが集う三国志世界をゆっくりと堪能したい――そんな風に思ってる人も少なくないかもしれません。

　ということで，今回はカネをもらって書くPR記事ということもあって（編注：著者には原稿料のみのお支払いとなります），極力穏当な姿勢で，ズブの初心者でも「三國志 覇道」を温和に楽しめる序盤の攻略ガイドを書いてみたよ！　さあ，皆さんもご一緒に。レッツ略奪！

8時間の休戦を貼って寝てから起きたら，私のお城が大勢力の大戦争のど真ん中だった。なんて経験ができるのは「三國志 覇道」だけ！　助けてくれーい！

※以下，本稿で使用している画像は一部インタフェースなどが変更された「アップデートバージョン 1.00.06」以前のものとなります。

「三國志 覇道」公式サイト

「三國志 覇道」ダウンロードページ

「三國志 覇道」ダウンロードページ

その1. この「三國志 覇道」の目的

　なにぶんコーエーテクモの三國志ですので，本作は1800年も前の中国大陸で覇を競った英雄たちに身を委ねつつ，プレイヤーは「軍団」単位で3世紀古代中国の都市を奪い合う，戦争ゲームであります。

　そんななかで皆さんは，資源を集めて自城（都市）を強固にし，武将を鍛えて部隊を磨き上げ，戦争をしながら大陸内に点在する「拠点」を制圧していく。最初にCランク都市を攻略したら，次はBランク都市にと，最終的に天下に覇を唱えるSS 洛陽を下して，中華統一をGO（号）します。

　なんたるロングウェイ。こりゃ大変だ。

　リアルタイムですべてのプレイヤーが成長していき，ゴールに向かってゲーム展開が醸成していくことから，冒頭で申したようにサーバーごとに“序盤〜中盤〜終盤のゲーム状況”に移り変わっていくわけですね。

サブアカウントの「山本三郎，大地に立つ！」。意味深な名前は気にしない。ここから「三國志 覇道」がいざなう，ロマンの世界に没入していくよ

我々は広大な中国大陸の片隅で，資源収集や賊退治をしながら，資源を倉庫で銅銭に替えて，武将を育てたり兵器を開発したりしていきます。この世界では「軍令書1枚を銅銭いくらに替えられるか」がプレイヤーの成長を規定する！

　戦争に勝つには三國志らしく内政が不可欠です。採集で資源を集めたり，資源で軍備を整えたり，自城内に「田畑」「製材所」「石工所」などの生産施設を建てたり，「研究所」で技術を研究したり，「軍事府」で戦局を有利に導く兵器を作ったりと。まぁ，いろいろするんです。

　この“資源を集めてお城を育てる”という喜びの作業だけでも非常に面白いですよね。こういう「私は私のお城が育っていくのを見たい」という人を，俗に農民と呼びます。私も村ゲームをはじめたばかりの16年前はひたすら農耕に従事し，野蛮で卑劣な蛮族と化した他プレイヤーからの襲撃に，ただただおびえるだけの農民のひとりでありました（遠い目）。

君主として独り立ちする前に，惜別の行事「七日祭」。これを制覇すると，一人前のプレイヤーとして大海原に旅立つことになるのだ……

　しかし村ゲームにおける蛮族というのは，裏を返せばゲームの仕様を知り尽くしている，実に理知的なインテリ派です。
　本作でも村ゲームよろしく，プレイヤーひとりひとりの生産性など頑張ったところでタカが知れています。効率よく資源を集めるためには，農民が育てているお城にいきなり攻め込んで，ドラゴンの巣のようにたんまりと貯めこまれたお宝を横取りすることが大切です。

　そう，すべてのプレイヤーは「自分の成長のため」に蛮族ならぬ武装農民となり，隣の農家に泥棒に入って，彼のお城を燃やし，お宝を略奪し，そして自らの糧にする“泥棒オンライン”をやらねばなりません。


　三国志世界をゆっくり堪能するとはすなわち，隣の農民になること。
　三国志世界で己が覇道を極めるとはすなわち，武装農民になること。


　ここより初心者向けに解説する動乱の三国志ライフとはつまり，より多くの資源をより早く集めて成長するために，自分で生産するより他人が汗水垂らして育んだものを効率よく奪い取るほうがよくね？

　という三国志らしい発想の転換からはじまるのです！
　略奪だ！　ヒャッハー！！！

その2. 武将を強くして自分なりの「部隊」を作ろう

　「三國志 覇道」のだいごみは，過去営々とコーエーテクモゲームスが築き上げてきた，魅力的な三國志キャラクターたちであります。
　三国志好きの皆さんなら，好きな武将や惚れた伝記など，なにかしらに自分の生き様を重ねちゃったりするのではないでしょうか？

　ちなみに私の好きな武将は魏延です。

　しかしです，本作ではシステムの都合上，「必ずしも好きな武将をマキシマムまで強められるとは限らない」という難題が立ちはだかります。
　いくら魏延が好きでも，イベント報酬になりがちな彼を何体も被らせて凸って（限界突破），武将の将星（ランク）を上げるのはなかなかに大変です。完凸の☆7ともなると夢のまた夢。困ったもんだ。

　したがって，特定の武将をゲットするにはガチャをたくさん引くか，交流ポイントを集めて「人材→交流」で欲しい武将の友好度に変えていくしかありません。頑張れば1週間程度で“SSR武将を1凸（友好度1000くらい）”くらいはできますので，たくさん交流するのもありです。

武将は，「友好度12000ポイント（累積）」くらいで完凸の☆7にできます。ちなみに私は完凸どころかSSRの6凸すらいませんが，R 蔡瑁大先生のように優れた名将を見つけるのも楽しみ方だったりする。あとはSR 高順さんやSR 蒋欽さんがいればいいんだ。別に。ちくしょう

　でも！　でもですよ！　有償宝玉でのみ引ける高級ガチャ「大求賢」なんて，財布の中身が厳冬の時代にある初心者君主たちには乱発できませんよね？　そうなると，このゲームにおいてはコーエーテクモに貢がない人は活躍できないということなのでありましょうか？

　いや，そんなことはないのです！

　本作では「凸こそ正義！」であり，戦いは数だよ兄貴であります。ひとつの戦場により多くのプレイヤーが集い，より多くの部隊を展開できるほうが，基本的には優れた武将に依存するよりもよっぽど強いのです。

　つまり，廃課金君主の完凸（☆7）呂布や曹操が単体でやってきても，それなりにレベルを上げた複数の低レア部隊で迎え撃てば，アラ不思議。大善戦するじゃないですか。廃課金の奴らに，モビルスーツの性能の違いが戦力の決定的差ではないということを教えてやりましょう。

　そのために必要な武将のレベルと経験値の比は，レベル16，レベル20を境に極端に増えていきます。武将の能力を高める「経験書」も無料で入手できるのでどんどん使っていくといいですが，まずは部隊を率いる「主将」をなるだけレベルアップや凸らせるのが最善です。
　また君主レベルが上がると使えるようになる部隊枠，「副将」には戦場で一定時間ごとに使える“戦法に秀でた武将”を，「補佐」には部隊に配置するだけで適用される“技能に秀でた武将”を起用しましょう。

武将たちの部隊編成もとても重要です。画像の陣形では，上から「主将」「副将1」「副将2」，左下が「補佐1」，右下が「補佐2」です

　なお君主レベル15の時点で，新たな編成・出撃枠として「第二部隊」「第三部隊」「第四部隊」が開放されます（最大6部隊まで）。
　1部隊に5武将，4部隊で最大20武将を編成することを考えると，そこから先は主将を中心に鍛えるだけでなく，「歩兵」「騎兵」「弓兵」の兵科ごとに，少なくとも2部隊同時運用できる層の厚さも欲しいです。

　部隊の強さの指標「戦力」は概ね，主将が70％，副将2人が各々10％，補佐2人が各々5％の計100％で算出され，配備した「兵器」で上乗せできます。当然，曹操だの関羽だの周瑜だの認知度MAXなSSRをそろえればめっちゃ強いです。しかしですね，皆さんご存じの前回記事のとおり，「戦力的にはゴミのくせにやたら強い部隊」というのも存在します。

　そうです！　そういう縁の下の力持ちな優秀無名な武将こそ，我らが追い求めてやまない良コスパの低レア武将であり，文無し君主の皆さんの生き残りをかけた大事な部下になるのです！

憧れちゃいけない武将例。同じ人間で，目が二つで，鼻が一つで，口が開く生物なのに，どうしてこうも遺伝子の違いを見せつけてくるのか不思議でしょうがない周瑜さん。クッソ強い。ふざけてんのかってくらい強い。そのうえイケメンで嫁が美人で周りからの信頼も厚くてと敵愾心を抱くに十分な野郎。唯一の勝ち目は，彼が1800年前に亡くなってるってとこだけ

　だがしかし。本作では部隊に命令を出す「軍令書」，武将を凸るときに大量に求められる「銅銭」が超貴重です。驚くことに本作ではゲームバランスを加味してか，どちらも課金で増やせる量に限度があります。
　このあたり，いいバランスですよね（揉み手）。

　なのでなので，いくら「俺たちだって低レア武将ならいけるぞ！」と意気込んだところで，被った武将を片っ端から凸っていては，即効性はあっても銅銭はいくらあっても足りません。それゆえ優れた低レア武将を絞って戦力を整えていく。これが初心者の覇道の第一歩となります。

　そんなわけで以下，「低レア＆微課金でも一線級で戦えるステキ武将リスト」。別名，ワイの大好きな武将たちをお示ししておきます。
　部隊編成で困っている諸氏は，ぜひご参考願えれば幸いです。

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■「R 蔡瑁」―無為な戦を嫌い，主君の血統を守り抜いた超名将

　ハイコストパフォーマンス，略してハイコスパマンの名をほしいままにするRレア界の覇王，隠れた超名将「R 蔡瑁」がやってきた！

　持ち前の戦法は，敵に200％弓攻撃をする「斉射」ですが，注目すべきは技能「歩兵守備」です。弓兵というのは遠くの部隊を攻撃できるわりに，戦闘時に容赦なく敵部隊と接敵して大混戦を巻き起こしがち。
　そこで役立つのが，この歩兵守備。これのおかげで蔡瑁部隊は弓兵部隊なのに固い固い。粘り強いR武将としてイチオシです。中盤以降はSR 杜預やSR 呉懿にポジションを譲ることも増えますが，武将資産によっては手放せない存在になるはず。

　主君の劉表はいないのにこの優遇っぷり！　頑張れ蔡瑁！

■「R 胡車児」―誰よりも安く，誰よりも硬い。我ぞ用心棒なり

　「あの〜黄巾の方ですか？」という見た目ながら，あの蔡瑁と比肩するパフォーマンスを誇る，鉄壁の用心棒「R 胡車児」のお通りだ！

　戦法は敵に200％物理攻撃をする「奮戦」，技能はなんと「用心棒」。部隊防御力を増加させて，敵からのすべての攻撃を緩和してくれます。技能は部隊の副将 or 補佐に編成するだけで発動するので，どんな歩兵部隊にも入れられるし，終盤になっても腐ることはありません。主将が強ければ強いほどパフォーマンスも輝きます。
　とくに火計などがお家芸な呉将とは相性も抜群。同技能持ちのSSR 周泰とセットにして，部隊防御力をさらに底上げするのがおすすめです。

　主君のR 張繍よりも尖った能力の良さが際立ちますね。

■「R 審配」―攻守自在の歩兵キラー。いぶし銀の活躍が仕事人

　袁紹がいないのに脚光を浴びる低レア知将の筆頭格。呂布や華雄なんて低IQ脳筋どもは焼き尽くせ。いぶし銀の仕事人「R 審配」が参上！

　戦法は敵1部隊に火属性攻撃をする「妙計」。いかんせん低レア知将ゆえに知力が伸び悩むも，技能「歩兵討伐」は将来ほかのSSR武将が育っても補佐役として有用性があるので，銅銭の投資価値は崩れません。
　低水準ながら武力も知力もまんべんなく上がるので，部隊編成の邪魔にならないナイスガイ。まじで心からおすすめであります。

　君もR 審配とともに，曹操や徐晃なんかも蹴散らそう！

■「N 武安国」―忘れるな呂布への雪辱。蘇る無骨。振るえ鉄槌

　中堅どころの武力系武将に迫る攻撃力を備えた，序盤でも完凸しやすいN武将のランキング上位。隻腕の無骨者「N 武安国」がエントリー！

　N武将なんで戦法はないですが，技能はまさかの「騎兵討伐」。ヤバイ。マジ強いんですけど。どのくらい強いかというと，孫呉の騎兵狩りことSR 蒋欽を補佐すれば対騎兵攻撃が9％アップ。同レベルのSSR騎兵部隊に大打撃を与えられます。中盤以降は高レアに取って代わられますが，サブ歩兵部隊の補佐役には滑り込みやすい，色褪せない鉄槌男です。
　なお，知力・政治・魅力は見てはなりません。人の上に立つ君主たるもの，人材のいい面だけを見て起用してあげましょう。

　彼の主君は誰でしたっけ。孔融でしたっけ。

■「N 廖化」―100年生きる健康優良，名誉凡将，三國志メン

　俺たちの廖化が帰ってきた！　しかも装いも新たにN武将！　低レアになるべくして生まれた男，人呼んでザ・凡将「N 廖化」であります！

　といっても彼は堅実な能力値に加えて，序盤から活躍する技能「連帯」持ちです。はっきり言ってこの連帯，ガチで強いです。効果はなんと「主将と同兵科（歩兵隊）の武将数×1％，部隊攻撃力が上昇」。
　同技能を持つSR 楽進と組ませると，ひとりあたり攻撃力2％上昇。部隊を廖化＆楽進＆さらに全員歩兵でそろえれば，攻撃力10％上昇。これには関羽もビックリ。真の意味での叩き上げな鬼軍曹と言えます。

　しかも連帯は対騎兵のみならず全兵科に対して発動するので，槍でも弓でも持ってこい。なにそれ。んなわけで，低予算編成を志すならば序盤も中盤も，終盤までも腐ることはありません。使え。

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　ほかにも，武安国と同じく対騎兵特化の「N 夏侯恩」，運搬のエキスパートで農民の友「N 淳于瓊」，弓兵討伐の立役者「N 潘鳳」，賊退治での小銭稼ぎに「N 李傕」「N 郭汜」などなど，序盤から中盤にかけて，凸っていないSSR武将を大物食いできる優良男子が豊富です。

　あなたの生活を応援してくれる，キラキラ感のない茶色系武将をどんどん登用して，気になるライバル泥棒たちに差をつけちゃおう！


　つっても，お財布に優しい武将だけでなく，課金で頑張るハイレベル君主のためにクッソ強いキラキラSSR武将もご紹介しておくぞ！

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■「SSR 周瑜」―雑魚もお城も燃えるゴミ。史上最高のふざけ男

　あー強いですね。はいはい強い強い。そこそこ課金しているワタクシですが，ずっとやってこないイケメンがこの「SSR 周瑜」です。

　お相手した感想でしかないのですが，クッソ強くてムカつきます。当方自慢のSR 高順とかSR 蒋欽とかが迎撃すると，表も裏もこんがり焼けて無言で帰宅させられます。チャラチャラして火遊びかよ。腹立つな。
　この人が衝車をコロコロしてお城に迫ってくると絶望です。予想のとおり，高レベルのお城もノーガードなら5分と経たず陥落します。

　どんな編成でも主将がSSR 周瑜というだけでお腹いっぱいになれると思いますが，副将にダブル火計（SSR 陸遜），護衛に脳筋（SSR 周泰）を積めば，それを見た相手を一瞬で嫌な思いにさせられます。
　周瑜対策には，同じ孫呉のSSR 張紘さんが強いものの，ジジイすぎて主将にしたくないというジレンマが最大の虎牢関。

■「SSR 華雄」―下手すると呂布超え。バリカタの超逸材武辺者

　三国志演義では関羽の噛ませ犬的な死を迎える男が，メチャ硬のブタゴリラ騎兵として帰ってきた！　どうも益荒男「SSR 華雄」です！

　癖のないスーパー脳筋武将として手堅く運用しやすいので，見つけ次第，餌を与えて育成しましょう。きちんと編成で保有兵力を上昇させれば，低レベルな3部隊程度の相手なら兵力半分で返り討ちにできます。
　技能も重ねて効果を増やしやすい「猛者」で，副将にSSR 呂玲綺さんなどを並べればオールラウンダー脳筋部隊がビッグバン。

　最大レベル＋完凸にしても，知力200に届かないというケーキも切れない低知能っぷりはネックなものの，戦争開始時は通常攻撃や井蘭のダメージをほぼ無視できるくらい硬いので，弱点も気になりづらいです。
　妙計使いや怪しげな知力系先鋒にはおとなしく焼かれる線でお願いするとして，ぶっちゃけ関羽より使いやすく，呂布や孫策より長時間戦える，見た目以外はパーフェクトボディ。ぜひ戦場でご賞味いただきたい。

■「SSR 馬超」―覇道の世に舞い降りた，恐怖の脳筋一発野郎

　史実で閻行にボコられ，一家で計略にかかっては涙し，気づけば一族の生き残りが「ここにいるぞマン」（SR 馬岱）だけだったりと，さんざんな歴史もフルスイングでぶっ飛ばす！　「SSR 馬超」ここに見参！

　脳筋武将らしく「通常攻撃時，会心の一撃の発生確率＆威力が上昇」という能力が優れもので，SSR 関銀屏さんでさらに会心の威力を上げて，SSR 龐徳さんで攻撃回数を2倍にすると，一発屋的なアプローチでほかのプレイヤーをぶん殴れます。相手部隊もゴリゴリ削れます。

　ただし編成レシピに癖があり，なるだけSSR 馬超と同勢力をそろえて戦法発動確率を引き上げ，また敵単体の殲滅力を上げる方向にいくと，都市攻城戦などで置物になるリスクもあります。それでも拠点や自城の防衛戦では“錦馬超”の名に恥じない活躍が約束されるでしょう。

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その3. あなたの豊かな生活を支える「泥棒」のすすめ

　自城や兵器，武将の成長には莫大なリソースが必要です。なのでお城の施設がリアルタイム生産する資源を回収したり，わざわざ部隊を派遣して木材や石材や鉄鉱をせっせと集めたりは，農民の証拠であります。

　そんな堅実な収集に励むより，ほかの人たちが生産して貯めこんでいる資源を回収，もとい奪取するほうがよっぽど楽でしょ？
　これらの行為は俗に，村ゲー界隈では「泥棒」と呼ばれています。もしかしたら，いつの日にか「覇道」と呼ばれるようになるかもです。

　そして当の泥棒ですが，ほかのプレイヤーがお城に防衛部隊を配置しているかどうかでやり口が変わります。それではここから，清く正しく気持ちよく泥棒するためのレクチャーをしていきましょう。
　当然“泥棒対策”にもなるので，困っている人もよーく読んでね。

■「泥棒，はじめました」

　この「泥棒」とは，守備兵の妨害をかいくぐり城壁を破れば，お城に貯まった資源を奪い取れるという，村ゲームにおける伝統様式です。
　まずはじめに，君主レベル7以上の「他プレイヤーに攻め込んだり，攻め込まれたりが可能になった人のお城」を物色してみましょう。

※2020年10月21日のアップデートにより，自身より君主レベルが低く，かつ「君主レベル20以下」のプレイヤー都市を攻略した際，獲得できる資源量に補正がかかるようになった。ちくしょう。


　他人の美味しそうなお城をタップすると，剣マークで攻め込み，目玉マークでお城の下見が可能です。下見をすると貴重な銅銭1000を使って，相手のお城の中身が見られます。略奪できる資源がどれだけあるのか分かってしまう，画期的な機能なのです。
　日常生活でも見知らぬ相手の顔をタップして，その人の銀行口座の中身がすべて見られるのならそれはそれで便利だなと思いますが，秩序に守られているリアル世界ではそうはいきません。が，この「三國志 覇道」では誰でも容赦なく財産をすべて盗み見られるんです。

　世紀末ですね。

　さて，下見で「おいしそ〜」に見えて，配備された防衛部隊もぶん殴って倒せそうであれば全力で攻め込みましょう。相手がオンライン状態でなければ，防衛部隊を新たに出される心配もほぼないはずです。

　万が一，相手が起きていて迎撃部隊を向けられたら，泥棒部隊は帰城させずにおとなしく全滅させましょう。潔さが大事です。というのもこのゲーム，終盤になればなるほど部隊を動かす「軍令書」が高価値になります。撤退・帰城の命令にも軍令書を1枚使ってしまいますので，軍令書を無駄にするくらいなら，部隊壊滅で現地解散したほうがお得です。

　そして，泥棒で課題になるのは「相手の防衛戦力の大小」ではありません。「相手がオンラインかオフラインか」です。これで決まります。どんな低レベルのプレイヤーでも，こちらがどれだけ強くても，相手にサッと休戦を貼られたら泥棒は失意の帰宅をするほかありません。
　よく村ゲームの序盤展開が「泥棒オンライン」だとか「空き巣チャンピオンシップ」だとか揶揄されるのは，プレイヤーが無防備にオフラインになったら“死”だからです。そんなやつは落城待ったなし！

■「我ら，空き巣五虎将ぞ」

　防衛部隊がいるお城や，対応されるかもしれないオンライン状態のプレイヤー相手の泥棒は高リスクです。防犯意識って大切ですね。
　したがって，泥棒するときは防衛部隊がいないプレイヤーのお城を選び，留守の間に次々と「空き巣」していくほうが効率的です。

　ここで役立つのが，相手のお城から反撃されない遠距離で弓を放つ技能「遠弓」持ちの武将です。その武将たちとは，ちょっとした課金でもらえるSSR 太史慈さん，ログインを繰り返せば手に入るSSR 孫尚香さん，ガチャで引っ張り出すSSR 夏侯淵さん，SSR 黄忠さん，SR 厳顔さんです。

　5人そろえば泥棒戦隊。いわば「空き巣五虎将」であります。


　このうち太史慈と孫尚香は手に入りやすいので，夏侯淵，黄忠，厳顔のうち1人でも確保できれば泥棒戦隊はほぼ完成と言えます。序盤は太史慈を，中盤以降は泥棒キングの夏侯淵を主将にするのが理想ですね。
　重要なのは，面子がそろわないうちは射程が短いので，なるだけ「お城からの攻撃がなぜか届かない斜めの位置から攻める」ことです。せっかく泥棒に入っても，うっかり反撃されてしまっては商売あがったり。お城の真下の方角から攻めると五虎将といえども敵城からの反撃が届くので，角度に気を配りましょう。角度に。

　慣れたらこの部隊に「軍事府レベル10」で開発できる衝車をつけるだけで，禁断の連続空き巣が可能になり，あなたの泥棒パワーも倍増します。もちろん相手がご在宅だと反撃されて壊滅し，あわれ無言で帰宅することになりますが，いいんですよ。死んでも。だって武将だもん。

■「最新の流行，ノールック強盗」

　君主レベル16を超えると，自城に新施設「研究所」を建てられるようになり，そこで「偵察」という技術を最初に研究させられます。
　この偵察の研究が済むと，「偵察時に相手部隊の主将の名前やレベル，ご在宅か出陣中かが分かる」ようになります。

　空き巣のときなんて，そのお城に資源があるかどうかだけ知りたいものなんで，おっさんのプロフィールなんてどうでもよいのですが，戦争時に有用なのは確かですので，ここはひとつ大目に見てやりましょう。

　また偵察をすると，スマホの通知をオンにしているオシャレなプレイヤーには，プッシュ通知で「おまえの城が見られてますよ」と警報が届きます。攻め込んだらどちらにせよ通知が届くので誤差ではありますが，空き巣五虎将＋衝車セットでも無防備なお城を落城させるのに10分はかかりますから，相手への通知はなるだけ遅ければ遅いほうがいいのです。

　ってことで，コストに見合わない偵察なんてことはいっさいせず，遠足気分で押し入る「ノールック強盗」が流行するようになったのも，激動の乱世の大いなる流れと言えましょう。どうせ襲うんなら見ても見なくても関係なし。笑顔で旅立つ泥棒の背を見送ろうじゃありませんか。
　ちなみに天下の泥棒ランカーの間では，とてもじゃありませんがいい子のみんなにはお伝えできない秘儀もあるらしいです。なにぶん広告記事なので教えませんけどね。悪い人のやることは真似しないように。

■「もしも泥棒に入られてしまったら」

　今までさんざん泥棒さんサイドの意見ばかりを述べてまいりましたが，そんな私でも電車に乗ってる最中に空き巣にあい，自城が落ちているのを目にしてしょんぼりすることもあります。人さまのお城に泥棒に入ってくるとはなんたる非常識。プレイヤーの顔が見てみたいものです。

　泥棒に入られるときは「おまえの城が攻め込まれてるよ」という通知がくるので，重要な議決をとる会議中だろうが，赤ちゃんを寝かしつけていようが，通知があり次第即応するのが村ゲー廃人の嗜みです。
　とはいえです。一般的な娯楽の範囲でゲームを楽しみたいという紳士淑女にとって，それはさすがに酷な話だと思います。

　なので泥棒対策としては，泥棒に入られてもいいように兵糧・木材・石材・鉄鉱を1プレイごとに使いきっておく癖をつけるといいです。仮に泥棒に落城させられても，資源の被害はほとんどなし。自城がどっかに飛んだところで，不都合なら「遷都令」で戻ればよいのですし，新たなる土地で泥棒稼業をはじめるもよいです。
　また，これもさんざん言ってきましたが自城に防衛部隊を置いておくのも手です。歩兵や弓兵など2種類以上の兵科で用意しておけば，遠弓入りの空き巣五虎将に対して泥棒を思いとどまらせる効果もあります。


　それでも資源が使いきれないよ，長時間オフラインになっちゃうよ，そんなときは毎日1枚は配布される，8時間分の「休戦符・中」などを貼っておきましょう。休戦符はその効果の高さゆえに貴重品なので，大事なときのために取っておきたいのも確かですが，どんな強者でも休戦中の相手に攻め込むことはできませんから。防犯意識大切。

　泥棒対策をしたいなら，資源はなるだけ使いきり，無理なら全部売ってしまうか，軍団に寄付してしまうのをおすすめします。泥棒さんからすれば「貴重な軍令書を使って攻めて落城させたのに，資源が全部ゼロだよ〜」というのは涙涙の悲しい話なので同情の余地もございますが。

その4. 君の所属する「軍団」を育てよう！

　我々の目的は董卓討つべし！　ではなく，大陸中心部近くのSSランク都市「洛陽」を落とすことです。これがシーズン目標となります。

　その過程でプレイヤーたちは切磋琢磨し，志をともにする仲間たちの集い「軍団」の結成・加入をし，河北や中原，呉越などにある各地域のCランク都市，次いでBランク都市，そしてAランク都市と，「軍団レベル」に応じて認められる攻略ルートをたどっていくことになります。

本作の華である「都市攻城戦」。プレイヤー軍団が集まり，敵対する皆さんと都市を奪い合います。原則，攻撃側が時間帯や人数集めでイニシアチブを持てるので有利ですが，防御側もどう即応し，同盟軍団からの援軍を取りつけられるかが腕の見せどころ

　軍団レベルを上げるには「軍団経験値」が必要です。経験値は宝玉や銅銭，各種資源の「寄付」，Cランク〜Sランクまで難度さまざまな「軍団ミッション」，そのへんをうろちょろしている「賊討伐」などで手に入り，軍団員同士で協力しながらためることができます。
　つまるところこのゲーム，軍団として環境最前線なプレイを楽しもうとすれば，単に自分の君主レベルを上げるだけではなく，自分が所属している軍団の軍団レベルを引き上げなければならないわけです。

　というわけで，どしどし泥棒して，賊討伐して，高レベルな軍団ミッションをこなして軍団経験値を稼ぎましょう！

　軍団経験値が全然増えない，軍団レベルが伸び悩んでいる，そんな軍団に未来はありません。軍団員の皆さんが農民してばかりで，自己利益のためだけに宝玉や資源を貯め込んでいるようでは，いくら個が強くなったところで，集の成長にはつながらないのです。

同盟軍団の皆さんから救援依頼があったので「任意遷都令」を使って現地にひとっ飛び。広大な中国大陸も端から端までこれひとつで瞬間移動できるダイナミックさに全中国人が泣いた，なんて思ってたら現地はすでに超修羅場だったでござるの巻。本作は軍団同士が同盟を結んでもシステム上のサポートはないので，敵も同盟軍団もみんな真っ赤っか。たすけて

　序盤から中盤はとにかく軍団員全員で無償宝玉を寄付し，泥棒を繰り広げ，軍団レベル10〜12くらいまで上げましょう。その先はSランクミッション，レベル50〜60の賊討伐で軍団経験値を稼ぐターンです。
　そのため「一人前の戦力を持つプレイヤー」とは，レベル60の賊に有利兵科1部隊で無難に勝てるかどうかではないかと思います。

　部隊戦力の目安は大体，兵器「井蘭レベル8」ありで55000〜60000くらい。SR武将を主将にするなら，優良スキル持ちで少なくとも5凸，できれば6凸はほしいところ。いずれも戦法や技能次第なのであくまで目安ですが，微課金だと望みのSSR武将を5凸するのは難しいので，おそらく終盤まで多凸SRや凸Rのお世話になります。
　高順も蒋欽も楽進も，多凸なら十分強いよ！

■軍団運営と参加のポイント

　英雄たちが覇権を夢見た，動乱の群雄割拠時代。戦争や野合がそこかしこで繰り広げられたロマンあふれる三国志ですが，この「三國志 覇道」でもその人の志向や慣れに応じてさまざまな遊び方に臨めます。

　ゲーム内にはこれまで述べたように，廃課金と張り付き上等で洛陽を目指すトップ軍団もいれば，のんびりと自城の成長を喜び，友人と好みのCランク都市を確保してキャッキャしてる武装農民軍団もいます。
　軍団はただ強ければいいというわけではありません。プレイヤーとしてどのようにこの世界と接するか。どんな自分をこの遊び場に投影し，演出するか。その人なりの遊び方と，それに応じた軍団選びが大事です。

　なにより，社会人も学生さんも平日日中や早朝深夜の大規模戦争に参加するのは，もれなくサボリにつながりがちで，日常生活に支障をきたすこともあり，将来私のような大人になってしまいかねませんからね！

この世界では，なりたい自分，目指すプレイングに見合った軍団選びが大切。仲間と協力して走り回るもよし，ソロで武装農民を目指すのもよし，でも自分に合わない遊び方はNG

　軍団に収容できるプレイヤー数は初期20名，軍団レベル5で25名，軍団レベル15でも35名までです。私のメイン活動サーバー（s09鯖）では，のんびりやっているとランキング1500位とかになっちゃうので，アクティブだけでも2000人以上おられるのではないかと推測しております。
　それでも上位争いをしたい人たちと，農民でいいから自分のペースで遊びたい人たちとではニーズが違いますし，軍団の運営・統率者も，軍団加入者も志向のミスマッチングが課題となるわけです。

　農民をやりたい人が上位軍団に入っても「申し訳ないけど……」と肩ポンされてファーム行きを宣告されるのが村ゲームですし，戦争をしたいのに農民ばかりの軍団にいては都市攻略もままなりません。
　コミュ力が必要な作戦指揮者。作戦に黙ってついていく無言戦士。土着で武将や自城を愛でて楽しむ武装農民。いろんな人のいろんな遊び方が日々生まれているので，あなたに合った軍団を選ぶとよいです。それに伴いなるだけ，軍団のほうは早めに軍団方針を，個々人のほうも遊び方を確立しておくといいと思います。

　とまぁ，そこまではよいのですが。

　「三國志 覇道」の各サーバーでは現状，廃課金プレイヤーたちによる上位同盟が，下位同盟をグループ軍団化して運用しながら大陸を席巻する“董卓プレイ”が流行しています。
　これはね，村ゲームでは仕方ないことなんだよ。ただね，そういう廃課金な人たちの足元をすくうプレイングも用意されているので，人によっては成熟しきって腐敗しかけてる先行サーバーに乗り込んで，「廃課金董卓プレイヤーが率いる大正義軍団に対し，レジスタンス活動を繰り広げる黄布プレイ」も面白いと思うんですよ，私は。うん。

　構造がこうである以上，サーバー内で影響力を発揮したい人はトップ軍団を作るか，入るか。上位軍団のグループとして統率されるかが大きな分かれ目になります。参考になるのは各種「ランキング」ですね。とりわけ「軍団週間」の「都市占拠」は，大陸の各都市を確保しようとしている軍団がどこなのかを示す，ひとつの指標になっていると思います。

■廃課金軍団に勝てるのか？

　この「三國志 覇道」，実にうまい廃課金対策をしています。

　とくに，SSR武将をたくさん被らせることができても，実際に凸って強くするには大量の銅銭が求められます。課金による銅銭確保にも限度があるため，銅銭を産出する採集地「集落」を保有して8時間以上維持するか，泥棒や農耕で資源を集め，倉庫で売って換金する必要があります。
　どんな廃課金でも，カネで自分のペースにはできないわけです。

　強力な部隊をそろえて，あたりを縦横無尽に滅ぼそうとしても，お城を落としたところで少し遠くに飛んでいくだけ。破滅することはないです。それに誰もがいつでも「休戦」で安全を確保できますので，廃課金軍団がひしめくコロニー地帯や，都市攻略直前の開戦布陣のど真ん中に遷都令で遷都しても，休戦時間が残っていれば無傷で見学できます。

エレガントな戦勝を求めたければ，味方と示し合わせ，無防備な相手のコロニーに焼き討ちに打って出るのも一興。相手も気づいて援軍を出してきて，そこから楽しい大混戦に。これです，これですよ，これが戦争ですよ（歓喜）

　またシーズン中盤以降になるにつれ，大半のプレイヤーは手持ち武将が最大レベル50に達し，集めたかったSSRも交流ポイントを用いて，4凸〜完凸くらいできるようなゲームデザインとなっています。
　なので廃課金が先んじて完凸したところで，ほとんどのプレイヤーの最終戦力は強さの天井近くまで到達するので，終盤になると上位〜中堅間の個人戦力の差が詰まっていく設計なのです。

　毎日10回以上は引ける無料ガチャ産のR武将やN武将でも，前述したように序盤〜中盤の戦力として優秀ですし，場合によっては終盤でも主将でいいです。裏でコソコソと友好度を上げてSSR武将を仕上げていれば，補佐役としての再就職先もあります。
　したがって廃課金の上位軍団に対抗するのは終盤が最適で，中盤までの都市の取り合い，部隊戦力の勝った負けたなど所詮は局地戦です。大勢に影響はありません。銅銭の直接的な見返りのない大規模戦争は微課金にとってリソースの無駄と割り切りましょう。

　ですから重要なのはタイマンでも勝てる圧倒的な戦力ではなく，貴重な戦争リソースである「軍令書や銅銭をいかに吐き出させるか」「こちらが吐き出さずに対応できるか」のプレイングです。
　こういう対策は，ゲームに張り付けないサラリーマン君主たちでも横の連携で十分に実現できます。

■都市を攻めろ！　外交で守れ！

　軍団の成長に伴い，攻略対象都市はどんどん増えていきます……と同時に，ほかのプレイヤーの軍団も当然強くなっていくので，必然的に数が限られるBランク都市，Aランク都市の奪い合いが生じます。高ランクになるほど大陸や地域の中央部に寄っているので，まず避けられません。
　ですが，どんなにいくつもの精強な完凸部隊をそろえた軍団だろうと，複数軍団による同時攻めを守り抜くことはなかなかに困難です。

　そのため，本作でも村ゲー特有の「ほかの軍団と良好な関係を築いて，外交で攻守同盟や不可侵同盟を結び，せっかく確保した都市を失わないように手回しする」という，なんとも三国志なプレイが必要です。

　また先ほど申し上げたとおり，攻略を進めていくとおそらくどのサーバーの中国大陸でも概ね，「クソでかい覇権軍団vs.中堅軍団同士のレジスタンス同盟」の構図になっていくと思われます。あれです。三國志タイトルによくある三国鼎立の強制イベントみたいなもんです。

敵を疲弊させる黄金の牽制。その名も「遠くからやってくるゴミ武将一人作戦」。自城に迫る部隊は，1万超えの大軍勢だろうが，2000程度の物見部隊だろうが，必ずスマホに警戒メッセージが送付されます。なので200里ぐらい離れた遠くから攻められたと慌てると，そこにはゆーーーっくりとゴミ武将がやってくる姿が。恐ろしい牽制です。ぜひお試しあれ

　それでも。海外では「トラビアン（Travian）」，国内では「ブラウザ三国志」ほかさまざまなタイトルが流行するなかで，この「三國志 覇道」は村ゲームとして安心して遊べる佳作だと思うんですよ。安心して外交していいという意味でも，泥棒が活躍できるという意味でも。

　やっぱりね。美男美女が勇ましいセリフを吐きながら，やってることは空き巣というこの落差。相手に反撃されないくらい遠くから盗みを働く太史慈弓兵の皆さん。長射程の弓兵に率いられた衝車が亜空間めいた距離感で城門に丸太をヒットさせるオーパーツ的な戦争風景。それらを見るたび「ああ，私もこの悠久な三國志の世界でぶつくさ言いながら，泥棒に戦争に内政に外交に空き巣を頑張りたいなあ」と思うのであります。


　すべてのプレイヤーにご武運を。
　全サーバーに住まう古代中国人たちに幸あれ。

「三國志 覇道」公式サイト

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