Bossa Studiosの次回作は「I am Fish」に決定。小さな水槽で生きるサカナが海への脱出を図る物理アクション

　Bossa Studiosは，「Bossa Presents」で無料配信された3種類の新作のプロトタイプから，プレイヤーのフィードバックによって制作タイトルを決めるという企画を2019年9月から進めていたが（関連記事），このたび，その結果を発表し「I am Fish」を2021年に発売すると発表した。すでに公式サイトがオープンし，ニュースレター登録者の受付が始まっているが，対応プラットフォームなど，ゲームの詳細は発表されていない。

「I am Fish」公式サイト

　「I am Fish」の主人公は小さな金魚鉢の中で生きるサカナで，丸い金魚鉢を内側から押し，割らないようにうまく転がしながらさまざまな障害物を乗り越えて海まで移動していくという，絶妙のコントロールが要求される物理系のアクションゲームになるようだ。公開されているトレイラーを見る限り，ミッションやポイントの獲得といった要素はなさそうで，ステージがいくつあるのかといった詳細も，現時点では発表されていない。


　一応，Bossa Studiosが2015年にリリースした「I am Bread」の続編という位置付けになっているが，コントローラを使用した場合，アナログスティックを微妙に動かしながらバランスを取るという，「I am Bread」とは異なるゲーム性になるようだ。移動の途中に，金魚鉢から清掃用の水タンクに移るといったことも可能であるらしく，見事に表現された水面の揺れもプレイヤーの感覚に影響を与えそうだ。
　とっつきやすそうなキュートなグラフィックスと，高そうな難度が気になる「I am Fish」。続報を楽しみにしたい。