お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
Mini LED+量子ドット液晶パネル採用のハイエンドゲーマー向け液晶ディスプレイ「EX321UX」をBenQが発表
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2024/05/15 19:59

ニュース

Mini LED+量子ドット液晶パネル採用のハイエンドゲーマー向け液晶ディスプレイ「EX321UX」をBenQが発表

 2024年5月15日,BenQの日本法人であるベンキュージャパンは,ゲーマー向けディスプレイブランド「MOBIUZ」の新型ディスプレイ「EX321UX」を5月31日に発売すると発表した。Mini LEDバックライトを組み合わせた量子ドット液晶パネルを採用することで,高輝度と広色域を実現するという。
 税込の直販価格は26万5000円である。

EX321UX
画像集 No.006のサムネイル画像 / Mini LED+量子ドット液晶パネル採用のハイエンドゲーマー向け液晶ディスプレイ「EX321UX」をBenQが発表

 EX321UXは,31.5インチサイズで解像度3840×2160ドットのIPS液晶パネルを採用するディスプレイだ。垂直最大リフレッシュレートは144Hzで,最大輝度は1000cd/m2(HDR時),中間調(Gray to Gray)応答速度は約1msというスペックを有する。
 Mini LEDバックライトの採用により,分割数1152のエリア駆動(ローカルディミング)を実現しており,一般的なサイドライト方式の液晶パネルでは困難なきめ細かなバックライト制御による輝度とコントラストに優れた映像表現を可能としている。

画像集 No.005のサムネイル画像 / Mini LED+量子ドット液晶パネル採用のハイエンドゲーマー向け液晶ディスプレイ「EX321UX」をBenQが発表

画像集 No.003のサムネイル画像 / Mini LED+量子ドット液晶パネル採用のハイエンドゲーマー向け液晶ディスプレイ「EX321UX」をBenQが発表 画像集 No.004のサムネイル画像 / Mini LED+量子ドット液晶パネル採用のハイエンドゲーマー向け液晶ディスプレイ「EX321UX」をBenQが発表

 EX321UXでは,映像の自動補正を行う「PixSoulエンジン」を搭載するのも見どころの1つだ。PixSoulエンジンは,液晶パネルの状態や表示する画像の内容を分析して,パネルの色や明るさをムラを均一化する機能や,コントラストや色彩の最適化を行う機能を有する。とくに色彩の最適化では,BenQの開発者がさまざまなゲームで,色のデータを収集し,データベース化したそうだ。このデータベースをもとに,最適な色彩を映像表示に反映する。

PixSoulエンジン
画像集 No.007のサムネイル画像 / Mini LED+量子ドット液晶パネル採用のハイエンドゲーマー向け液晶ディスプレイ「EX321UX」をBenQが発表

 PixSoulエンジンには,AIを利用した画質調整機能「Shadow Phage」も備えている。色のデータベースと独自のアルゴリズムにより,1152の各エリアごとに最適な輝度や色彩,コントラストに自動調整するという。

Shadow Phage
画像集 No.008のサムネイル画像 / Mini LED+量子ドット液晶パネル採用のハイエンドゲーマー向け液晶ディスプレイ「EX321UX」をBenQが発表

 BenQ製のディスプレイには,周囲の照明に合わせてHDR映像の画質を調整する「HDRi」という機能もある。Shadow Phageは,周囲の明るさだけでなく,表示する内容も含めたアルゴリズムを採用しており,HDRiよりも高い精度で調整できるそうだ。

 EX321UXでは,従来のMOBIUZ製品に搭載していた画質調整プリセットの「カラーモード」にも変更が加えられた。これまでのカラーモードは,「FPS」「RPG」「レーシングゲーム」といったゲームジャンルに合わせた画質調整で,「ELDEN RING」と「サイバーパンク2077」のような異なる世界観が異なるタイトルでも,RPGとしてまとめていた。
 これに対して,X321UXのカラーモードでは,「Sci-Fi」や「ファンタジー」「リアリスティック」といった,作品のアートスタイルに合わせたプリセットに変更となった。

アートスタイルに合わせたカラーモードに変更
画像集 No.009のサムネイル画像 / Mini LED+量子ドット液晶パネル採用のハイエンドゲーマー向け液晶ディスプレイ「EX321UX」をBenQが発表

 また,EX321UXは,サウンド機能でも新たな取り組みが行われている。MOBIUZは,画質だけでなく音質にもこだわった製品ブランドで,既存製品にはBenQ独自の高品位スピーカーシステム「treVolo」を搭載していた。
 しかし,EX321UXは,MOBIUZブランドとして初めてスピーカーを搭載しないモデルとなっている。その代わり,「eARC」(Enhanced Audio Return Channel)に対応したHDMI 2.1ポートを備えており,Dolby Laboratoriesのバーチャルサラウンドサウンド技術「Dolby Atmos」や7.1chオーディオ出力が可能となっている。

eARC対応のHDMI 2.1ポートを搭載する
画像集 No.010のサムネイル画像 / Mini LED+量子ドット液晶パネル採用のハイエンドゲーマー向け液晶ディスプレイ「EX321UX」をBenQが発表

 このほかの特徴として,EX321UXでは,OSD(オンスクリーンディスプレイ)のメニューも新しくなったのもポイントだ。なお,ディスプレイ本体にOSD操作用のボタンはなく,付属のリモコンから操作を行う。

新しくなったOSDメニュー
画像集 No.011のサムネイル画像 / Mini LED+量子ドット液晶パネル採用のハイエンドゲーマー向け液晶ディスプレイ「EX321UX」をBenQが発表

画面上部に現在設定している解像度やリフレッシュレートの表示が可能になった
画像集 No.012のサムネイル画像 / Mini LED+量子ドット液晶パネル採用のハイエンドゲーマー向け液晶ディスプレイ「EX321UX」をBenQが発表

付属のリモコン
画像集 No.013のサムネイル画像 / Mini LED+量子ドット液晶パネル採用のハイエンドゲーマー向け液晶ディスプレイ「EX321UX」をBenQが発表

 税込26万5000円という価格は,ゲーマー向けディスプレイとしてかなり高額な部類に入るが,盛り込まれている機能を考えれば納得といったところか。とにかく高画質かつ,高機能なディスプレイがほしいという人にとってはうってつけの製品と言えるだろう。

●EX321UXの主なスペック
  • パネル:31.5インチ,IPS方式
  • バックライト:Mini LED
  • パネル解像度:3840×2160ドット
  • 最大垂直リフレッシュレート:144Hz
  • ディスプレイ同期技術:FreeSync Premium Pro
  • HDR対応:DisplayHDR 1000
  • 輝度:700cd/m2(SDR),1000cd/m2(HDR)
  • 表示色:約10億7000万色
  • コントラスト比:1000:1
  • 視野角:上下左右178度
  • 中間調応答速度:1ms
  • 内部フレーム遅延:未公開
  • 映像入力インタフェース:DisplayPort 2.1×1,HDMI 2.1×3,USB Type-C×1
  • そのほかの接続インタフェース:USB 3.2 Type-A×3,USB 3.2 Type-C×1,3.5mmミニピンヘッドフォン出力×1
  • USBハブ機能:対応
  • スピーカー:非搭載
  • チルト(上下回転):−5〜+15度
  • スイーベル(左右回転):左右15度
  • ピボット(縦回転):非対応
  • 高さ調整:上下100mm
  • VESAマウント:100×100mm
  • 公称消費電力:274W(最大),80W(標準),0.5W以下(待期時)
  • 公称本体サイズ:714.4(W)×306(D)×498.7〜598.7(H)mm(※スタンド含む)
  • 公称本体重量:約9.7kg(※スタンド含む)

関連記事

BenQがミニLEDバックライト採用の4Kゲーマー向けディスプレイ「EX321UX」の5月発売を予告

BenQがミニLEDバックライト採用の4Kゲーマー向けディスプレイ「EX321UX」の5月発売を予告

 2024年2月21日,BenQは,ミニLEDをバックライトに採用する31.5インチ,解像度3840×2160ドットのゲーマー向け液晶ディスプレイ「EX321UX」を2024年5月に発売すると発表した。価格や発売日は明らかになっていない。

[2024/02/21 18:23]

BenQのEX321UX製品情報ページ

  • 関連タイトル:

    MOBIUZ

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:12月24日〜12月25日