サバイバルアクション「Nightingale」，世界観を紹介する映像“第1回開発者ビデオダイアリー”が公開に

　Inflexion Gamesは，2023年前半のリリースが予定されているサバイバルアクション「Nightingale」の紹介映像「開発者ビデオダイアリー第1弾」を公開した。


　UnrealEngine 5への適応に少し時間が必要なことから，ローンチ時期が延期（関連記事）されたばかりの本作。19世紀末から始まった“ビクトリア朝時代”をベースにした仮想世界を舞台に，魔法世界「フェイ・レルムズ」（フェイ）の可能性や魔力に興味を持った勇敢な冒険者「レルム・ウォーカー」たちが旅していくというストーリーだ。プレイヤーは仲間と協力しながらモンスターと戦ったり，グッズや要塞までを構築できるクラフティングを楽しんだりする，オンライン専用のシェアワールド型サバイバルゲームになっている。


　ほぼ無限にマップが生成される「レルムカード」システムなど，大きなフィーチャーについては，こちら（関連記事）で紹介したとおりだが，今回のビデオダイアリーでは，その舞台となるフェイ・レルムズを中心にした内容となっている。現実世界は「ペイル（The Pale）」と呼ばれる，大気汚染のような謎の現象に苛まれており，フェイの研究も進められるようになったという。フェイには，「夏の宮廷」と「冬の宮廷」と呼ばれる，原住種族たちによる複数の勢力も存在するようで，フェイに潜入した人間たちと敵対することになる。


　また，フェイには何世紀も以前から人間界からやってきた，実在もしくは架空の人物たちがNPCとしてゲーム中に登場することも明らかにされている。今回紹介されたのは，エイダ・ラブレスやジキル博士のようなビクトリア時代のNPCだが，ヨーロッパ地域以外だったり時代も異なったりするキャラクターが登場することで，ゲーム中に多様性が生み出されている。
　その中の一人が，シェイクスピアの喜劇の1つである「夏の夜の夢」に登場するミステリアスなクリーチャー「パック」で，「Nightingale」においてはドラゴンのような顔を持つキャラクターとして，プレイヤーをこの世界に誘うガイド役として登場する。


　本作のαテストは2022年中に開始されるとのことで，参加を希望する人は公式の無料メールに登録したり，公式Discordチャンネルで情報を集めくおくといいかもしれない。現時点では日本語化の有無などについて明らかにされていないものの，よく練り込まれた世界観の中で自由に旅をしたいというプレイヤーなら，続報が気になるだろう。

「Nightingale」公式サイト