「アサシンクリード シャドウズ」，シーズンパスとアーリーアクセスを廃止。海外コレクターズ版の価格も50ドル値下げへ

　Ubisoft Entertainmentは，2025年2月14日に発売延期となったアクションRPG「アサシンクリード シャドウズ」（PC / PS5 / Xbox Series X|S）のシーズンパスと，それに伴う予約購入者向けのアーリーアクセスを中止することを，同社の公式Discordチャンネル（リンク）で発表した。


　「アサシンクリード シャドウズ」は，日本の戦国時代末期を舞台に，伊賀忍者の奈緒江と，歴史人物である弥助の，2人の視点から交差する物語が描かれる。「アサシンクリード」シリーズでは初めてアサシン（暗殺者）ではない「戦士」がフィーチャーされるほか，四季の移り変わりといった新しい表現が加えられる予定だ。

　しかし，日本の歴史や文化，そしてアフリカ人主人公に対する姿勢や描写が，国内外のゲーマーコミュニティで大きく批判されたことにより，当初の予定より3か月の発売延期がアナウンスされていた。


　日本の公式サイト（リンク）からの予約購入の受付も一時停止している状況だが，コレクターズエディションを予約購入予定だった人に向けて公式ニュースとしてアナウンスした形になっている。

　それによると，この延期に伴い最初の拡張コンテンツが無料添付されることでシーズンパスの販売も廃止となり，それに伴って予約購入者向けに用意されていた3日間のアーリーアクセスも中止となったという。


　なお，コレクターズエディションに含まれる内容は，「40cmの奈緒江と弥助のスタチュー」「76ページのアートブック」「奈緒江の刀の鍔」「ワールドマップ」「70cm×30cmの掛け軸」「13.5cm×19cmの墨絵風リトグラフ2つ」の物理コンテンツがアナウンスされているが，「いくつかのデザイン変更を行うかもしれない」としている。
　また，デジタルコンテンツはアップデートされており，「Sekiryu Dual Pack」「Sekiryu Hideout Pack」「5つのMasteryポイント」が含まれる。

　さらに，シーズンパスの廃止に伴い，コレクターズエディションの価格も変更され，これまでより50ドル値下げとなる229ドル（ヨーロッパ向けコンシューマ機版は239.99ドル）で販売が行われる予定だ。日本向けの価格の変更はまだ発表されていないが，近日中に公式サイトやSNSなどで情報が公開されると思われる。

「アサシン クリード シャドウズ」公式サイト