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「アニメ・オブ・ザ・イヤー」は「俺だけレベルアップな件」に。「クランチロール・アニメアワード 2025」発表
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アワード | 受賞作品・受賞者※敬称略 |
---|---|
アニメ・オブ・ザ・イヤー | 俺だけレベルアップな件 |
フィルム・オブ・ザ・イヤー | ルックバック |
最優秀オリジナルアニメ賞 | NINJA KAMUI |
最優秀継続シリーズ賞 | 鬼滅の刃「鬼滅の刃」柱稽古編 |
最優秀新シリーズ賞 | 俺だけレベルアップな件 |
最優秀オープニング賞 | ダンダダン 「オトノケ」 Creepy Nuts |
最優秀エンディング賞 | 俺だけレベルアップな件 「request」 krage |
最優秀アクション作品賞 | 俺だけレベルアップな件 |
最優秀コメディ作品賞 | マッシュルMASHLE 神覚者候補選抜試験編 |
最優秀ドラマ作品賞 | 葬送のフリーレン |
最優秀異世界アニメ賞 | Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season |
最優秀ロマンス作品賞 | アオのハコ |
最優秀日常系作品賞 | 負けヒロインが多すぎる! |
最優秀アニメーション賞 | 「鬼滅の刃」柱稽古編 |
最優秀背景美術賞 | 葬送のフリーレン |
最優秀キャラクターデザイン賞 | ダンダダン |
最優秀監督賞 | 葬送のフリーレン 斎藤圭一郎 |
最優秀主演キャラクター賞 | 俺だけレベルアップな件 水篠旬 |
最優秀助演キャラクター賞 | 葬送のフリーレン フェルン |
「何があっても守りたい 」キャラクター賞 | SPY×FAMILY Season 2 アーニャ・フォージャー |
最優秀アニソン賞 | ダンダダン 「オトノケ」 Creepy Nuts |
最優秀作曲賞 | 俺だけレベルアップな件 澤野弘之 |
最優秀声優賞(日本語) | 薬屋のひとりごと 猫猫役 悠木碧 |
最優秀声優賞(英語) | 俺だけレベルアップな件 水篠旬役 アレックス・リー |
最優秀声優賞(アラビア語) | SPY×FAMILY Season 2 アーニャ・フォージャー役 ヒバ・スノーバー |
最優秀声優賞(ポルトガル語) | 俺だけレベルアップな件 水篠旬役 チャールズ・エマニュエル |
最優秀声優賞(カスティーリャ語・スペイン) | 俺だけレベルアップな件 水篠旬役 松田真澄 |
最優秀声優賞(フランス語) | 怪獣8号 日比野カフカ役 アドリアン・アントワーヌ |
最優秀声優賞(ドイツ語) | ONE PIECE モンキー・D・ルフィ役 ダニエル・シュラウク |
最優秀声優賞(ヒンディー語) | 呪術廻戦第2期 五条悟役 ロヒト・シャルマ |
最優秀声優賞(イタリア語) | ルックバック 京本役 イラリア・ペリコーネ |
最優秀声優賞(スペイン語・中南米) | 進撃の巨人 The Final Season 完結編(後編) エレン・イェーガー役 ミゲル・アンヘル・レアル |
クランチロール・アニメアワードは,今年度で9回目を迎える。昨年に引き続き日本で授賞式が開催され,会場の様子はライブ配信された。
YouTube「2025 Crunchyroll Anime Awards」
「クランチロール・アニメアワード」公式サイト
日本が誇る魅力的なアニメが世界へ。
200以上の国と地域のアニメファンから選ばれたアニメ・オブ・ザ・イヤーは「俺だけレベルアップな件」が受賞!
本郷奏多さん、フィン・ウルフハードさん等多彩なゲストがアニメの祭典を祝福!
Creepy Nuts さん「より良いHIP HOPを届けるために努力してきたので、本当に嬉しいです。」
中重俊祐監督「本当に過酷な制作で、一言では語り尽くせないほど大変な「戦い」でした。」
200以上の国と地域でアニメやマンガを提供する米クランチロール(Crunchyroll, LLC)は、2025年月5日25日(日)全世界のアニメファンの投票により選出されたアニメ作品、キャラクターやクリエイターの功績を称える授賞式「クランチロール・アニメアワード 2025」をグランドプリンスホテル新高輪 飛天で開催しました。
今回で9回目、アニメの聖地である”日本”では3回目の開催となる「クランチロール・アニメアワード 2025」では過去最多の5,100万票以上のアニメファンの投票が集まりました。授賞式に先がけてオレンジカーペットには、人気お笑いコンビのチョコレートプラネットさん、俳優の本郷奏多さん、HIPHOPユニットのCreepy Nutsさん、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』出演俳優のフィン・ウルフハードさん、ガテン・マタラッツォさん、ロックバンド
『マネスキン』のリードボーカリストのダミアーノ・デイヴィッドさんなど、国内外から多数の豪華セレブリティが華々しく登場しました。
圧巻のパフォーマンスで会場を盛り上げた「クランチロール・アニメアワード 2025」授賞式
オレンジカーペット・レセプション終了後、「クランチロール・アニメアワード 2025」授賞式のオープニングを飾ったのは、「マッシュル-MASHLE-神覚者候補選抜試験編」第2期のオープニングテーマ、Creepy Nutsによる
「Bling-Bang-Bang-Born」。躍動感のあるパフォーマンスに会場の熱は一気に高まり、授賞式の開会を盛り上げました。その後、今年もMCを務めたジョン・カビラさんと天城サリーさんが登場。会場は大きな拍手に包まれ、授賞式の幕が明けました。 各受賞者へのアワードの授与に加え、ノミネート作品紹介の合間にはスペシャルパフォーマンスとして『NARUTO -ナルト-』のオープニングテーマなど多くのアニメソングを手がける「FLOW」が登場。今回披露した曲は、今年で20周年を迎える「交響詩篇エウレカセブン」のオープニングテーマ曲の「DAYS」。曲が始まった瞬間、ストーリーに引き込まれてしまう彼らの魅力に観客は釘付けになりました。そして、会の終盤には、アーティストのLiSAが登場し、「ソードアート・オンライン」のオープニング曲の「crossing field」と「僕のヒーローアカデミア」のエンディング曲「だってアタシのヒーロー。」、「鬼滅の刃」のオープニング曲「紅蓮華」の計3曲を披露し、息を呑むほどの圧巻のパフォーマンスに会場は大きな感動に包まれました。
アニメ・オブ・ザ・イヤーは世界中でも大人気の「俺だけレベルアップな件」!
豪華セレブリティによりアワードが次々と紹介され会場が盛り上がる中、栄えあるアニメ・オブ・ザ・イヤーは「俺だけレベルアップな件」が受賞しました。受賞した「俺だけレベルアップな件」を代表して監督の中重俊祐さんは、
「本日はこのような素晴らしい賞をいただけたこと、本当に心より光栄に思っております。こちらの賞をいただけたのも、すごい熱量で作品作りに携わってくれたスタッフと、キャストの皆様、そしてそれを受け取ってくださったファンの皆様のおかげだと、心から感じております。その努力や、情熱にこのような形で、報いることができて、本当に感動し、監督として、ほっと胸を撫で下ろしております。この場を借りてではありますが、スタッフやキャストの皆さん、そして応援してくださったファンの皆様に、御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。」と、アニメに携わる関係者や作品を愛するファンに対して熱い想いを語りました。「クランチロール・アニメアワード 2025」授賞式は盛大な拍手とともに、素晴らしいアニメ作品を提供し続ける関係者に囲まれ、惜しまれながら幕を閉じました。
感動あり笑いあり!アニメ、アニソン、監督など...数多の受賞作品を発表
最優秀アニメーション賞:「鬼滅の刃」柱稽古編
授賞式トップバッターとして発表された最優秀アニメーション賞は、「鬼滅の刃」柱稽古編が受賞。プレゼンターには俳優のディーン・フジオカさんが登場。「この会場にいらっしゃるクリエイターの皆さんは、素晴らしい芸術の裏側にどれほどの努力があるかご存知でしょう。そして今夜、アニメという文化全体からの深い敬意と賞賛を受けて結実します」とクリエイターへの熱い想いとアニメ作品への愛をスピーチしました。
最優秀異世界アニメ賞:「Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season」
新部門である最優秀異世界アニメ賞は、「Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season」が受賞。プレゼンターにはモ デル・タレントの市川紗椰さんが登場。「主人公が生まれ育つのは、私たちが知っている普通の世界。そこから突然、クリエイターの頭の中にしか存在していなかった別の世界へ連れて行かれたり、迷い込んだりしてしまいます。主人公と共に、見ている私たちも知らない世界へ導かれます。現実を越えた体験をさせてくれるのが異世界アニメで
す。」と異世界アニメの魅力を存分に語るスピーチを披露しました。
最優秀継続シリーズ賞:「鬼滅の刃」柱稽古編
最優秀継続シリーズ賞は、「鬼滅の刃「鬼滅の刃」柱稽古編」が受賞。プレゼンターにはフィン・ウルフハードさん、ガテン・マタラッツォさんさんが登場。「僕たちは、シリーズがあまりにも素晴らしくて終わってほしくない時って 最高だよねと、よく話します。まさにそれがこの賞の意味です。観客を夢中にさせ、エピソードが進むごとに、シーズンごとに、どんどん魅力を増していくアニメを称える賞です。世界を広げ、キャラクターを成長させ、新たな高みへと押し上げる力があるところが、アニメの面白いところです。」とお2人の仲の良さと、アニメへの愛が感じられ るスピーチをしました。
最優秀オリジナルアニメ賞:「NINJA KAMUI」
最優秀オリジナルアニメ賞は、「NINJA KAMUI」が受賞。プレゼンターにはお笑い芸人のチョコレートプラネットさんが登場。「クリエイターの皆様は大胆でオリジナルなアイデアを生み出し、誰も見たことのないようなストーリーを紡ぎ出します(松尾さん)」「自分の脳みそから直接何かを生み出すというのは本当に頭が痛くなりそうになりますので、私もクリエイターの端くれとしてその生み出す辛さ、大変さはよく分かります。途中で耳から煙が出るんじゃないかなとか…(長田さん)「あははは!それはないと思います。さあ、クリエイターの皆さん、クリエイティビティでビジョンを駆使して、ありとあらゆる場面で見ている者の心を掴み、ワクワクさせ、驚きを与えてくれます(松尾さん)」「そうですね、そのクリエイターの皆様の頭の中、工場見学のように見学できたらいくらでも金額をお出ししますよ(長田さん)」と独自の言葉選びでセンスを光らせながら、クリエイターの魅力を情熱的に語りました。
最優秀アニソン賞:ダンダダン「オトノケ」(Creepy Nuts)
最優秀アニソン賞は、Creepy Nutsのダンダダン「オトノケ」が受賞。プレゼンターにはブラジルのポップアイコン、パブロ・ヴィターさんが登場。「曲が流れると、自然と脈が高鳴り、肌がざわつき、気がつけばその瞬間に完全深く引き込まれていくのを感じます。物語に引き込まれ、感動の場面はさらに強く心を打ち、別れのシーンは一層切なく感じられます。完璧な主題歌は、その作品全体のトーンを決定づける存在です。この賞は、そんな心に深く残り、何度聴いても色褪せることなく感情を呼び起こしてくれる楽曲を称える賞です」とアニソンが私たちの心に強く影響するということを熱くスピーチしました。
最優秀日常系作品賞賞:「負けヒロインが多すぎる!」
最優秀日常系作品賞は、「負けヒロインが多すぎる!」が受賞。プレゼンターには俳優の松岡茉優さんが登場。「私は子供の頃から俳優の世界に足を踏み入れていましたが、それよりもずっと前からアニメはそばにありました。当たり前の様に存在し、子どもの頃の一番の楽しみでした。放送後には学校で友達と感想を言い合う、そんな時間が今では遠く感じます。いつの頃からか覚えていない程にそばにいたジャンルはやはり日常系でした。それは大人になってからも変わらず、私のそばで支えてくれています」と小さいころから変わらないアニメへの愛を述べました。
最優秀作曲賞:「俺だけレベルアップな件」
最優秀作曲賞は、「俺だけレベルアップな件」が受賞。プレゼンターには俳優、声優の本郷奏多さんが登場。「音楽はアニメの鼓動であり、血液です。丁寧に作られた音楽はストーリーにムード、エネルギー、ペース、そして緊張感を持たせる力があります。作品にあった音楽は時に優しく、時に激しく終着点までを呑む心の旅へと視聴者を導いてくれます」とアニメの楽曲への思い入れを美しい例えとともに語りました。
最優秀監督賞:「葬送のフリーレン」
最優秀監督賞は、「葬送のフリーレン」が受賞。プレゼンターには脚本家 のザック・ペンさんが登場。「この最優秀監督賞は、その年の最も魅力的な作品を見事に手がけた監督たちを称える賞です。彼らはそれぞれ、独自のビジョン と創造性にあふれたアプローチで、映画制作において新たな基準を打ち立てました。このアニメーションは、現実とファンタジーという全く異なる世界を描きながらも、共通してひとつのテーマを大切にしています。それは、すべての物語において「家族への深い愛」を物語の核心として描くことです」とアニメにおける大切なテーマを話しました。
グローバルインパクトアワード:「進撃の巨人」
グローバルインパクトアワードは、「進撃の巨人」が受賞。プレゼンターにはイタリアのシンガーソングライター のダミアーノ・デイビットさんが登場。「この10年間で、『進撃の巨人』は単なるアニメ作品を超えて文化的な現象となり、高い評価を獲得してきました。本作は、ストーリーテリングにおける新たな基準を打ち立てると同時に、アニメ業界そのものの在り方を刷新し、次世代のクリエイターたちに多大な影響を与え続けています。『進撃の巨人』はその中でも特別な転換点であり、アニメ界の新時代の幕開けを象徴する存在となりました」と世界中への影響について情熱を込めてスピーチしました。
フィルム・オブ・ザ・イヤー:「ルックバック」
フィルム・オブ・ザ・イヤーは、「ルックバック」が受賞。プレゼンターにはミュージシャンで俳優のリナ・サワヤマさんが登場。「映画監督たちは、一つ一つのカットに心血を注ぎ、創造的なリスクを恐れず、物語の可能性に挑み続けています。それはまさに“ビジョン”の力――感情や記憶が呼び覚まされる瞬間を、映像としてとらえる力です。こうした映画は、私たちをヒーローやスパイ、幽霊たちの世界へと深く引き込みます。どの作品も、鮮烈でありながら、人間味あふれる何かによって突き動かされているのです」とクリエイターを賞賛し、熱い想いを語りました。
アニメ・オブ・ザ・イヤー:「俺だけレベルアップな件」
栄えあるアニメ・オブ・ザ・イヤーは、「俺だけレベルアップな件」が受賞。プレゼンターにはシンガー・ソングライターでミュージシャンのケイシー・マスグレイヴスさんが登場。「アニメ・オブ・ザ・イヤーは、ファンの情熱に支えられた賞です。この賞は、最も大きな話題を呼び、様々なファン考察や議論を生み出し、日を追うごとにコミュニティの絆を深めてくれた作品に贈られます。心を震わせるストーリー、深く心に刻まれるキャラクターたち、そして世の中を賑わせた数々の名シーン——。そんな作品こそが、アニメ・オブ・ザ・イヤーにふさわしいのです」と賞への敬意を込めてスピーチを締めくくりました。
受賞者インタビュー ※順不同
【アニメ・オブ・ザ・イヤー】 作品名:俺だけレベルアップな件登壇者:監督 中重 俊祐さん
Q:受賞された今のご気分はいかがですか。
A:正直なところを申し上げますと、今は緊張で、すぐにでも逃げ出したいくらいです(笑)。それでも、本当に心から嬉しく思っています。
先ほどもお伝えしましたが、ここまで来られたのは、スタッフの皆さんの努力やキャストの頑張り、そして何よりファンの皆さんの情熱があったからこそです。それらがこのような形で評価されたことを、心から嬉しく、光栄に思っています。
Q:収録や制作の秘話があれば教えてください
A:本当に過酷な制作で、こう言ってしまうと少し大げさかもしれませんが、それくらい大変な「戦い」だったので、一言では語り尽くせない部分もあります。
その中でも、個人的に最も印象に残っているシーンを挙げるとすれば、第21話で主人公・水篠旬が涙を流すシーンです。この場面の収録では、主役の声優・坂泰斗さんに「演技はすべてお任せします。キャラクターを誰よりも理解しているのはあなたですから!」とお伝えし、僕の方は「絵は何とかします!」とだけ申し添えました。
その結果、とても素晴らしい演技を作ってくださったのですが、まさか自分でそのシーンの絵を描くことになるとは思っていなくて、そこはちょっと驚きました(笑)。そんな思い出深いシーンです。
Q:今後、どのようなアニメに挑戦をしてみたいですか。
A:正直なところ、2クール目の放送が3月末まで続いていたため、まだ十分に回復できていません。ですので、もう少しの間、お休みをいただきたいというのが本音ですが、あえてお答えをするなら、今度はアクションのない作品に挑戦してみたいです。個人的にはかわいい女の子が好きなので、そういった作品に関われたら嬉しいなと思っています。ただ、次もまたアクション 作品のオファーが来るのだろうと、少し戦々恐々としている自分もいます。
Q:日本だけでなく世界中で見てらっしゃるアニメファンの皆様にメッセージを一言お願いします。
A:私は基本的に日本にずっといますので、海外のファンの声が直接届きにくい状況ではありますが、周囲から聞こえてくる評価を通じて、海外でも非常に人気があることを実感しています。
「何億回も再生された」といった話も聞き、海外のアニメファンの熱量をリアルタイムで強く感じています。実際に一度、ドイツのイベントに登壇させていただいた際にも、現地のファンの皆さんの熱い応援を肌で感じ、とてもありがたく思いました。原作は現在も続いていますので、これからも引き続き応援していただけると大変嬉しく思います。
【最優秀アニメーション賞】
作品名:「鬼滅の刃」柱稽古編
登壇者:声優 櫻井 孝宏さん (冨岡義勇 役)
Q:受賞された今のご気分はいかがですか。
A:ノミネートされていた事は存じ上げていましたが、1番目に発表されるとは思っていなかったので、緊張しました。
ですがディーン・フジオカさんが優しい笑顔で迎えてくれて、その笑顔のおかげでリラックスしてお話することができまし
た。
Q:収録や制作の秘話があれば教えてください。
A:何年にも渡って収録されている作品なので、収録自体はとてもスムーズに毎回行われるのですが、その作品がいよいよクライマックスに差し掛かるタイミングということで、その現場の集中力や、キャストたちの熱気が毎回すごいなと感じながらアフレコも望んでおります。
Q:作品への海外からの反響をどのように感じていますか?
A: 昨年、メキシコとブラジルにこの作品のワールドツアーで行かせていただいたのですが、国を超えたすごい熱狂ぶりで迎えて下さって、すごく嬉しかったです。この作品は日本のトラディショナルな古い文化を扱ったファンタジーではありますが、それが全く違和感を感じず受け入れられていることを肌に感じられたので、すごく嬉しいなと思いました。
Q:海外のファンへのメッセージをお願いします。
この度は素敵な賞をいただきありがとうございます。
鬼滅の刃はまだまだこれからも続いていきます。是非ともみなさん、応援のほどよろしくお願いします。
【最優秀アニソン賞】
作品名:ダンダダン「オトノケ」登壇者:歌手 Creepy Nutsさん
Q:受賞された今のご気分はいかがですか。
A: DJ松永さん>
とても嬉しいです。しかも2曲「オトノケ」と「Bling-Bang-Bang-Born」もノミネートしていただけたなんて、本当に光栄です。自分たちなりに、より良いHIP HOPを届けようとずっと努力してきたので、こうして評価していただけたことが何より嬉しいです。
A:R指定さん>
そうですね。HIP HOPというカルチャーの特性上、最終的には自分自身のことを歌っているんですよね。今回のアニメのキャラクターと自分自身に共通する部分が多かったので、そういった楽曲が多くの人に届いていることを、とても嬉しく感じています。
Q:海外での反響はいかがでしょうか。
A:DJ松永さん>
もともと人気のある原作を素晴らしいアニメーションとして表現していただき、そこに自分たちの楽曲が合わさったことで、相乗効果が生まれ、多くの反響をいただいているのかなと思っています。海外の方々にも評価していただけていることに、 心から喜びを感じています。
Q:海外のファンへのメッセージをお願いします。
A:R指定さん>
これからも我々の楽曲をアニメの主題歌きっかけで知ってくれた方も、自分達のアルバムを聞いてほしいし、そのアルバムを持って海外のライブも行きたいので、ライブに行った時は一緒に音で遊んでほしいです。
A:DJ松永さん>
そうですね。自分が音楽を制作している中で、自分が一番達成感を感じるのは、まだこの世にないジャンルの音楽を作れること。それがアニメのオープニング映像と合わさった状態を見た時に、オープニング映像としてもあまり見たことない内容で、 ひたすらに曲を作っていきますが、常に新しいものを発見・到達できたと思えるような、前回を上回る作品を作りたいです。
【最優秀継続シリーズ賞】
作品名:「鬼滅の刃」柱稽古編
登壇者:声優 花澤 香菜さん(甘露寺蜜璃 役)
Q:受賞された今のご気分はいかがですか。
A:ワールドツアーで世界中の皆さまに応援してもらっていることを肌で感じていたので、このような形で改めて
皆様に応援してもらっていることを実感できてとても嬉しいです。
Q:収録や制作の秘話があれば教えてください
A:柱稽古編は、柱が揃って和気藹々としていたのを覚えています。柱のキャストの方は、ベテランの方が多いこ
とから、体のガタが来ているという話をしていたのが印象的です。(笑)
Q:海外のファンへのメッセージをお願いします。
A: 応援してくださっている皆さん本当にありがとうございます。これから鬼滅の刃は、最終決戦「無限城編」へと向かってまいります。制作の皆さんが物凄い熱量をかけて今作っている最中なので、ぜひ劇場に足を運んでいただけると嬉しいです。
【最優秀フィルム・オブ・ザ・イヤー】
作品名:ルックバック
登壇者:監督・脚本・キャラクターデザイン 押山 清高さん
Q:受賞された今のご気分はいかがですか?
A: 実は、まさか本当に受賞できるとは思っていなかったので、名前が呼ばれたときは本当に驚きました。あまりに緊張してしまって、いざステージに立ったときにはうまくスピーチできなかったです。
Q:収録や制作の秘話があれば教えてください
A: 私たちは「スタジオ ドリアン」という小さなアニメスタジオで、今回は約58分の中編映画という形で作品を制作しました。ただ、関わっているアニメーターの数が限られていたこともあり、1人ひとりの負担がとても大きかったんです。私自身も監督 を務めながら、作中の原画の半分以上を手がけるという、かなりハードな状況に自分を追い込んでしまいました。アニメ制作
はいつも大変なものですが、今回は特に厳しい制作現場だったと感じています。
Q:海外のファンへのメッセージをお願いします。
A: 日本のアニメづくりというのは、本当に多くのアニメーターや、アニメに関わるさまざまな職種のスタッフたちによって支えられています。そうした皆さんの努力があってこそ、これだけ多くの作品が生まれ、質の高いアニメがつくられているのだと思います。そして今の時代、やはり日本国内だけでなく、世界中の方々にアニメを届けていくことが、これからのアニメづくりの未来につながると感じています。だからこそ、クランチロールのように世界中のファンに向けて、アワードという形でアニメ制作に携わった人々を称えていただけることを、とても光栄に思っています。
先日もアメリカで開催されたアニメイベントに参加させていただき、パネルに登壇する機会があったのですが、現地のファンの方々と直接触れ合い、日本の作り手との距離が少しでも近づけたように感じました。これからも、そんな交流がもっと広がっていけば嬉しいです。
【グローバルインパクトアワード】
作品名:進撃の巨人
登壇者:監督 林 祐一郎さん
Q:受賞された今のご気分はいかがですか。
A: 今回のようなグローバルな場で、日本のアニメーションが世界にこれほどまでに大きな影響を与えたということを改めて実感しています。『進撃の巨人』という作品は、自分以外の監督たちがシーズン1から築き上げてきた功績が非常に大きいと思っています。そのような中で、自分がファイナルシーズンを最後まで作りきることができ、その集大成を世界中の皆さんに受け入れていただけたというのは、本当に光栄なことですし、自分にとっても大きな誇りです。
Q:収録や制作の秘話があれば教えてください
A: 先ほどもお話しした通り、僕はファイナルシーズンからの参加でしたが、最初はもっと早くシリーズが完結するという話を聞いていました。そのつもりで制作を始めたのですが、結果的に3年、4年近くかかる長いプロジェクトになりまして、本当に長い間『進撃の巨人』に関わり続けることになりました。
その分、自分の中でもこの作品に対する思い入れがとても強くなりましたし、「果たして最後までやりきれるのか」と不安に思うこともありました。それでも、スタッフ全員の力を合わせて無事に作り切ることができて、今は本当にホッとしていますし、心からスタッフの皆さんに感謝しています。
Q:海外のファンへのメッセージをお願いします。
A: 本当にここまで作りきることができたのは、世界中のアニメファンの皆さんがこの作品を見てくださっているという実感があったからこそだと思っています。正直、『進撃の巨人』を手がける前までは、「自分の作品は主に日本のアニメファンに向けて作っている」という意識が強くありました。でも、『進撃の巨人』を通して、本当に世界中の方々がアニメを見てくれているんだということを実感できて、自分の中で大きな気づきがありました。この作品の制作を経験したことで、「アニメーションは世界に向けて発信していくものだ」という意識が芽生え、以降、自分の制作スタイルそのものが大きく変化したと感じています。だからこそ、応援してくれている世界中のファンの皆さんには、心から感謝しています。本当にありがとうございます。
「クランチロール・アニメアワード」公式サイト
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(C) DUBU(REDICE STUDIO), Chugong, h-goon 2018 / D&C MEDIA
(C) Netmarble Corp. & Netmarble Neo Inc. All Rights Reserved.
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