
プレイレポート
[プレイレポ]悪夢の遊園地にご注意? 「リトルナイトメア3」試遊会でカルネヴァーレの主にご挨拶してきた
先日,東京・表参道のRobin Clubにて,本作のメディア向けイベントが開催されたので,試遊の感想をお伝えしよう。
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「リトルナイトメア3」公式サイト
イベントはプロデューサーのコラリー・フェニーロ氏の挨拶からスタート。「本日は遊園地“カルネヴァーレ”のステージをまるっと遊べて,その主であるキンとミニ・キンにも会えます!」とにこやかに話していた。
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でも,そこは「リトルナイトメア」シリーズである。彼女の言葉を額面どおりには受け取れないだろう。さて,どうなることやら……。
本作はシリーズ初となるオンライン協力プレイに対応する。主人公はロゥとアローンの2人組,それぞれ弓矢とスパナを使うことができる。会場では編集部からやってきた“相棒”と協力して遊んでみた。
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筆者が手すりにぶら下がっているあいだに,作動したオブジェクトに相棒がモノを投げ入れたり,どちらかが踏み台になって相棒を押し上げたりと,協力アクションを駆使して先へと進んでいく。
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見た目は2D横スクロール視点だが,実際には奥行きもある“2.5Dアクション”なので,足場の奥側から落下してしまうこともある。また謎解きにヒントらしいヒントはなく,何事も「見た目」で判断するしかない。暗がりの中で懐中電灯を頼りに,「これって何ですかね?」「押せます?」などと声を掛け合い,探り探り試してみる感覚が楽しい。
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ステージがとにかく暗いため,懐中電灯であちこち照らしてみることも大事なポイント。だが,ちょっと奥まった場所のモノやルートを見落とすことも多く,手間取っているとお互いに半ギレ気味になったりも……いやいや楽しくプレイしていましたよ!
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操作性もスムーズとは言い難く,悪夢の中でじたばたしているような感覚があって,なんとももどかしい。だが,この思いどおりにいかないところもシリーズの持ち味だろう。ホラー風演出の一部と言えるかもしれない。
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たとえば,敵と遭遇したとき。ロゥの弓矢で頭を吹き飛ばし,アローンのスパナでその頭を叩き潰す……なんて倒し方を求められるが,これに気づかないうちは「頭がないのに元気に襲いかかってくる敵」に掴まってリトライの連続だ。会場には「うわうわっ!」「あれっ?」といったプレイヤーの声が飛び交っていた。
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今回体験できたステージ「カルネヴァーレ」は,楽しげな装飾と不気味なムードのコントラストが印象的だった。
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テントの前で列を作る奇怪な人影,暗闇に浮かび上がるメリー・ゴー・ラウンド,色褪せて歪んだ屋台。キュートさ,おどろおどろしさが同居するおなじみのテイストが,廃遊園地という舞台にとてもマッチしている。
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しかも,そのアトラクションが一筋縄ではない。吊るされた人を棒で叩く見世物,タネも仕掛けもない人体切断マジック……(もちろん人形ではない)。一体何のために“開催”されているのか,思わず想像を巡らせてしまう。
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カルネヴァーレとは移動遊園地を意味する言葉だが,ラテン語の「肉(carne)」に由来し,同じ語源からはもっと血なまぐさい単語(カニバリズム)も派生している。ここで迎えてくれた“主”は,はたしてどちらの意味にふさわしいのか……?
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会場には取材陣に軽食が用意されていた。「レバーか何か」のパテとキャロットラペが盛られたオードブルに,渦を巻いたソーセージなど,なかなか美味しかったが,少々モヤモヤするのは筆者だけだろうか。
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ステージを先に進んでいくと,経営者兼クラウンのような「キン」とマペットのような「ミニ・キン」に遭遇した。道化師とも怪物ともつかない異形の姿は,廃遊園地の支配者にふさわしい迫力だ。その脅威から逃れる術を探しているうちに,試遊時間はタイムアップ!
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会場には10社前後のメディアが取材に来ていたが,ステージをクリアできたのは1媒体だけだった。なかなかの難度といえるだろう。
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その媒体の人に話を聞いたところ,「1人でプレイしていたが,AIの相棒が驚くほど自然に動いてくれて,とても遊びやすかった」とのこと。まずはソロで遊んで手応えを得てから,フレンドをエスコートしてみるのもいいのかもしれない。
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「リトルナイトメア3」は2人協力プレイを取り入れたことで,ただの続編に留まらない進化を見せていた。2人で声を掛け合いながら進むゲームプレイは,昨今の協力アクションゲームのトレンドを意識しているのだろう。
その一方,手触りのもどかしさ,キュートとグロの狭間を揺れるビジュアル,倫理的にギリギリの“祝祭空間”といった雰囲気は引き継がれている。
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9月17日には,本作の無料体験版が全プラットフォーム向けに配信される予定だ。今回のイベントとは別のステージになるようだが,気になる人はぜひ悪夢の世界に足を踏み入れてほしい。
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- PC:リトルナイトメア3
- アドベンチャー
- バンダイナムコエンターテインメント
- プレイ人数:1〜2人
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- Xbox Series X|S:リトルナイトメア3
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- ライター:高橋祐介

Little Nightmares(TM)III & (C)Bandai Namco Entertainment Europe S.A.S.
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