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サングラス型ディスプレイ「XREAL One」や「XREAL Air 2 Ultra」を使った体験型展示を披露したXREAL
XREAL Air 2 Ultraを使ったデモでは,サングラス型の本体に搭載するカメラとセンサーを使った画像認識によるハンドトラッキングを体験できた。XREAL Air 2 Ultraを装着し,対応するアプリケーション上で自分の視界に手をかざすと,自分の手に仮想的な指先が重なる。この仮想的な指先を使って,画面上に表示されているものを触ったり,つまんだりといった操作をできるわけだ。
いずれも画面内で仮想的に表示されている物体なので,実際に触った感覚はない。言い換えると,ただ単純に画面内にあるものをつかめるだけでは,実感に乏しい体験になりがちになる。そこで,今回のデモには実際に触れるオブジェを用意しているのがポイントだ。自分の手を使ってこのオブジェクトに触れることでも,画面内の物体を操作でき,体感を伴うものになっている。
また,XREAL Air 2 Ultraのデモでは,CES 2024(関連記事)と同様に仮想ディスプレイを使った展示を行っていた。
ブースには技術デモだけでなく,具体的な製品と組み合わせた展示も行われていた。上位クラスのマッサージチェアは,首や腰だけでなく,手足なども含めた全身マッサージを行うモードもあるため,長時間利用することが多いとのこと。こうした時間にXREALシリーズを利用して,動画などを視聴するという用途を想定しているそうだ。これに限らず,何らかの待ち時間が発生する製品やサービスと組み合わせて,サングラス型ディスプレイの利用を提案するケースはありそうだ。
なお,XREALは,CES 2025に合わせて,BMWグループやGoogle,Qualcomm,Bose,T-Mobile(Mawari),AT&Tといった数多くの企業との提携を発表している。たとえば,BMWのブースでは,同社の新製品「BMW X3 M50」を使って乗車体験システム「M Mixed Reality」のデモを行っていた。
また,GoogleやQualcommとは,それぞれGoogle Play,Snapdragonといったソフトウェア,ハードウェア面でのより密接な提携を図るとしている。さらにBoseとは,XREAL Oneで採用した音響最適化の取り組みである「Sound by Bose」の継続的な提供を行うとのことだ。2025年もXREALシリーズを活用したさまざまな製品やサービスが登場するかもしれない。
XREAL公式Webサイト
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