
企画記事
話題のライフシム「inZOI」の魅力を100枚のスクリーンショットで紹介! 喜び,悲しみ,生と死,自由なクリエイト……そのすべてがここにある
アーリーアクセス版の販売はリリースから1週間で100万本を突破し,Steamレビューの評価も「非常に好評」と,好調な滑り出しを見せている。
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街に暮らすキャラクターたちは,すべて自由意思で行動しており,プレイヤーのZoiが見ていないところでも,それぞれに生活を送っている。人々との交流,結婚,出産,仕事,SNSでの活動といったものに留まらず,病気にかかったり,ときにはあっけなく死んだりすることもある。人間の生活に存在する主なイベントを網羅しているといっていいくらいに,リアルな人生を体験できるのだ。
筆者もそんな評判は聞いていたが,実際に「inZOI」の世界に飛び込んでみると,思い描いていた以上のリアルさと,できることの多さ……いや,できないことの少なさに驚いた。ほかのゲームでは「できなくて当然」と思っていることが,本作では普通にできてしまうのだ。
本稿では,「inZOI」で体験できる人生を,100枚のスクリーンショットでお届けする。友達のプレイを後ろで見守る感覚で,お読みいただければと思う。
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ZoiがinZOI世界に降り立つまで
まずは自身のアバターであるZoiを作る。性別には男女だけでなくノンバイナリーの項目もあり,恋愛指向や恋愛対象も選べるなど,パーソナリティは細かに設定可能だ。
また,自分以外のZoiも同じように作れて,最大8人家族のお友達一家を作り出したり,街中の人間を単身者のみにしたり,街の人間を全員同じ顔にしたりだってできる。熱中していたら,あっという間に2時間以上の時間が過ぎていた。
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ドウォンに構えた小さな一軒家から,内藤親子Zoiの生活が始まる。彼らの人生は,どうなっていくのだろう。
いよいよ始まる母娘の生活。徐々に関係を築く不器用なふたり
さて,Zoiである内藤ハサミと内藤カッター母娘の生活が始まった。プレイヤーが関与しなくても,Zoiたちは自分たちの気質や状況に沿って自由に暮らしていく。いわゆる「神の視点」を持つプレイヤーは,それをただ眺めていてもいいし,行動をコントロールしてもいい。ひとまずは本作のプレイに慣れるため,ある程度はZoi任せにしつつも,気になることがあれば行動を設定しながら進めていくことにした。
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家の照明は,個別でも一括でもオンオフが可能だが,この頃は,Zoiにも筆者にも「照明を消す」という発想がなく,どんなときでも全てつけっぱなしだった。
Zoiたちの会社&学校生活あれこれ
親子が平日の日中をどう過ごしているかというと,カッターは小学校に通い,ハサミは週に3日,アラミルグループという企業で秘書の仕事をしている。スマホから応募できる求人情報にはさまざまなものがあり,消防士,記者,大学教授,アイドル練習生というものまである。ハサミは大人の落ち着きこそないもののチャレンジ精神は十分にあるので,秘書の求人に応募し,見事採用された。
一部の仕事や授業の様子は実際に見ることはできないが,家族の情報から,今どんなことをしているのかが分かり,ある程度コントロールもできる。
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大学教授や秘書など,オフィスワーク系の仕事に関しては,仕事現場を直接見ることはできないが,「今どんな内容の仕事をしているか」ということはテキストベースで追うことができる。
神の視点で自由に楽しめる,家の建て替えや模様替え,街の景色の変更
ハサミもカッターも,そしてプレイヤーである筆者も,inZOIでの生活に慣れてきた。欲しい家具も増え,家が手狭になってきたかも。ハサミやカッターではなく,神の目からZoiたちを見ている筆者がそう感じたので,さっそく建て替えだ。
家のオブジェクトは建築モードから変えられる。家具や建材を手に入れるためにはゲーム内通貨が必要だが,現在はアーリーアクセス版だからか,ヘルプメニューから使えるチートキーでお金をじゃんじゃん増やせるので,今回はそれを使って,お金に糸目をつけず改築を行っていく。「inZOI」のなかでは,日替わりでリフォームしまくったっていいのだ。
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「inZOI」中を好きなようにカスタム。AIでテクスチャを作り出すことも!
自由に改装できる場所は,家だけに留まらない。敷地内であれば外にも色々置けるし,街の景観も指定できる。「都市のデコレーション」というメニューでは,並木の種類,そこら辺を歩いている動物の種類やその多さ,電光掲示板に表示させる映像なども変えられるのだ。
よりオリジナリティを追求するなら,「MYテクスチャ」を適用させるといいだろう。英語でキーワードを入力してAI生成できるほか,画像ファイルを読みこむことも可能だ。MYテクスチャは,ほとんどのオブジェクトに反映させられる。さらに,ゲーム内の3Dプリンターを使って,画像からオブジェクト自体を生成できる機能も驚きだ。
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オリジナルデザインを極めるにあたっては,Zoi,顔,衣装,敷地,部屋,家具など,自分でクリエイトしたデサインを共有できるゲーム内SNS「canvas」も活用したい。自慢のデザインをシェアできるだけでなく,ほかのユーザーがアップした素敵なデザインをダウンロードできるし,見ているだけでもインスピレーションが湧いてくる。
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Zoiの成長,そして死
さて,ここまでいろいろと紹介してきたが,場所を内藤ハサミZoiの家に戻してみる。実は,Zoiたちは年を取る。ゲームを始めた頃は小学生だったカッターは,中学,高校と進学。ハサミは相変わらず秘書の仕事を続けており,だんだん顔に皺が増えてきて,ベテランの風格が漂ってきた……ようにも見えるが,相変わらず落ち着きはない。
そうやってZoiは時とともに成長していくが,その先はどうなるんだろう……?
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このように,Zoi達にはいずれ「死」が訪れる。寿命で死ぬことも,事故などで命を失うこともあって,そのパターンは現時点で16通りあるそうだ。
ライフシミュレーションゲームとして,人生の終わりを描くことは自然なこと。それまでZoiの生き様を見守ってきた私たちプレイヤーにとっても,さまざまな面で考えさせられるものだ。
実はこのあと,内藤家の家族にも死が訪れた。残されたほうの悲しみは計り知れないだろう。だが,それでも朝起きて,ご飯を食べて,生活をする。人生は続いていくのだ。
最後に……みんな,inZOIの世界に行こうよ!
inZOIは,リアルさと仮想世界の自由さが共存した世界。それぞれ違った性格,行動理念を持った彼らの人生が複雑に絡み合い,世界が続いていく。そして,そのおおきなうねりを構成している個々の人生をすぐ近くで見守ったり,ときには大胆に介入してみたりする「神の視点」を持ったプレイヤーの存在は,inZOIに無限の可能性を与えている。
今回の記事は,100枚のスクリーンショットで本作の雰囲気や魅力を伝えよう,という企画であったが,実際のところ,100枚ではその1000分の1も,いや1万分の1も伝えきれていないと思う。単純に全てのマップを紹介しきれていないということもあるし,Zoiはオンリーワンの存在であり,これからも無限に生まれてくるからだ。
できることが膨大であるにもかかわらず,現時点ではアーリーアクセス版,つまり開発中の本作。5月にはMod制作ツールである「Maya」や「Blender」のプラグイン提供,8月に新たな都市の追加や新たな建築機能,AIによる自動建築機能の追加などが予定されている。その後も,どんどん要素の追加やシステムの改善が行われ,よりリアルで遊びやすくなっていくことだろう。
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皆さんも,この機会にinZOIの世界に飛び込み,この魅力的な世界の進化とZoiたちの人生を,間近で体験してみてはいかがだろうか。
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「inZOI」公式サイト
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