「アズールプロミリア」の戦闘は，見た目以上にがっつりアクション。美少女3人＋モンスター3体でパーティ編成してガチバトル［TGS2025］

　Manjuu Gamesは，2025年9月25日から28日まで千葉・幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2025にて，「アズールプロミリア」（PC / iOS / Android）をプレイアブル出展している。


　今回の内容は，7月に中国で行われたBiliBili World 2025での出展バージョン（関連記事）を日本語化したものだが，国内でプレイできるのは今回が初となる。中国での試遊はわずか10分と短時間だったのに対し，今回はじっくり遊べたので，改めてプレイレポートをお届けしよう。


　Manjuu Gamesの「アズールレーン」に続く，「アズール」なタイトル第2弾は，アニメ調の3Dグラフィックスを採用したファンタジーRPGだ。3人のキャラクターと，それぞれと行動するモンスター的な生き物「キボ」計3体でパーティを組み，幻想的な世界を冒険できる。

主人公の選択画面。男女から選べるようだ

パーティに参加する面々。キャラクターとキボを設定するので多い

　Manjuu Gamesのゲームということで，期待したいのはやはり美少女キャラクター。BiliBili Worldでの出展と違って，写真もたくさん撮れたので，まずは今回選択できたプレイアブルキャラクター達をズラズラっと並べておこう。……写真を整理していて気付いたが，赤髪の「テララ」を撮影し忘れていたようで，全キャラクターがそろっていない。申し訳ない。

参考までに，BiliBili Worldでの写真を載せておくと，この子がテララ

　なお，キャラクター選択画面では，スキル性能やプロフィールを表示させると，それぞれ違ったポーズを取ってくれる。これがまた非常に可愛い。動きの良さは静止画では伝わりにくいので，ブースで流れていたキャラクター紹介ムービーも紹介しておきたい。今回の試遊で使えなかったキャラクターも多数登場している。


　次に紹介する「キボ」は，本作において非常に重要な存在だ。フィールド上に生息するキボに「ステラカード」を使用すると「スターリンク」が発生し，成功すれば仲間になって一緒に戦ってくれる。
　キボは自動で攻撃してくれるだけでなく，専用のアクティブスキルも持つため，単純に手数が増える。セットしておくだけでも戦力として心強い存在だ。

ステラカードを使ってスターリンクに成功すると……

無事ゲット。うさぎ？っぽいキボのメロウミー

　キボには図鑑のコレクション要素があるほか，キボごとの任務も用意されている。これを達成すると強化されるため，お気に入りのキボを育成する楽しみもあるようだ。


　さらに，戦闘以外にも，騎乗キボとして移動を楽にしてくれたり，カード化したキボを配置して戦うコンテンツ「キボファイト」が遊べたりと，活躍の場は非常に多い。正直，「主人公＋キボのゲーム」として作っても十分に成立しそうで，ここにほかのキャラクターも含めたパーティ編成もできるというのは，なかなか欲張りなゲームだと思う。

騎乗の様子。騎乗キボは戦闘に参加するキボと別でセットする必要があり，騎乗しながらの戦闘は可能だが，降りると消えてしまう

キボファイトは，時間経過で増えていくコストを消費して，キボを配置。自動で戦闘させて，相手陣地にあるクリスタルの破壊を目指す

　もちろん，広大なフィールドを駆け回る探索要素や，植物や鉱石から素材を集めてアイテムを作成する生産要素などもあり，試遊の範囲だけでも，コンテンツはかなり豊富そうだった。


　フィールド上には，ボスモンスター的な強力なキボ「超限体」が3種類配置されていた。今回，取材用に長くプレイできたのをいいことに，全部倒してみたので，戦闘周りを詳しく紹介しておきたい。


　キャラクター＋キボを組み合わせた戦闘とだけ聞くと，キボに指示を出しながら戦う，ある程度ゆったりしたアクションをイメージするかもしれない。しかし，本作のアクションはかなりスピーディで，敵の動きを見ながらしっかり対応する，割とガチ目な操作を要求される。


　メインとなるのはキャラクターの操作だ。左クリックの通常攻撃，クールダウン付きのスキル（［E］キー），ゲージ消費で放つ奥義（［R］キー）。さらにキャラクター交代時にもスキルが発生するため，入れ替えを活用するのが望ましい。
　加えて，［Q］キーでキボのスキルも使えるので，実質キャラクターごとに「スキル2種＋必殺技」を扱える感覚だ。


　特徴的なのが，使用頻度の高い右クリックに割り当てているのが「パリィ」ということ。敵が黄色く光ったタイミングで使うと，キャラクターによって完全に防いだり，敵の動きがスローになったりといった効果が発生し，反撃のチャンスが生まれる。
　ただし，パリィの効かない攻撃もあり，その場合は［Shift］キーのダッシュを使って避けなければならない。ダッシュもタイミングよく使えばジャスト回避になるようで，敵の攻撃への対応はけっこう忙しい。


　戦闘中はやるべきことが多く，アクションゲームとしてつい真剣に遊んでしまった。最終的に，どういったバランスになるのかは分からないが，現時点では「見た目の雰囲気よりもアクション要素強め」と考えていいだろう。

　個人的に，BiliBili Worldで触った時点でかなり期待していたが，今回改めて戦闘の面白さを感じられて，さらに期待が高まった。
　キャラクターやキボにさまざま属性が設定されているのを見るに，強敵と戦うときは，パーティ編成でも頭を悩ませることになりそうだ。徹底的に有利な属性で固めたり，どうしても使いたい推しキャラを適切なキボで補強したりと，さまざまな可能性が考えられる。


　本作のさまざまな面でのクオリティの高さは，触ればすぐに分かるレベルなので，会場に足を運ぶ人は，ぜひプレイしてみてほしい。試遊台はけっこうな数があるが，当日分の試遊整理券は，試遊コーナー付近で先着順で配布するとのこと。早めに確保したほうがいいかもしれない。

「アズールプロミリア」公式サイト

4Gamerの東京ゲームショウ2025記事