
プレイレポート
[プレイレポ]「Winning Post 10 2025」の新モード「最強馬ロード・オンライン」は,ホントに競馬素人でも楽しめる?
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プレスリリースによると「1回のプレイは短時間で手軽に楽しめるので,初心者でも存分に満喫できます」とのこと。ほほう……気になるじゃないか。こちとら,競馬なんて初心者というか素人だけども,それでも楽しめるのかしら?
というわけで,無謀(?)にも新モードをプレイしてみた。
「Winning Post 10 2025」公式サイト
新モードは……ローグライト競馬!?
競走馬育成&レースを超短時間で体験
「最強馬ロード・オンライン」の目標は,全12レースを連続して勝ち抜くこと。レースごとに「2着以内」「3着以内」といった目標が設定されており,それが達成できないと,先へ進むことはできない(一度だけ再挑戦できるが,そこでも負けるとゲームオーバーとなる)。本来ならば何十時間もかけて「馬を育成し,レースで勝てるようにしていく」という競馬シムだが,1プレイを十数分程度にギュッと濃縮したようなモードとなっている。
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まずは,ルートを選択する。ルートによってレースのカテゴリが変わり,短距離のレースがメインになったり,中長距離のレースがメインになったりするようだ。
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ルートを決めたら,配合によって育成馬の初期能力を決定する。選べる馬は,所持している「名馬カード」の組み合わせによって変わるのだが,初回はひとまず選択可能なものから選ぶしかない。
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「サポート枠」には,名馬カードを3枚までセットできる。名馬カードにはそれぞれ「素質」があり,「開花ポイント」(後述)によって能力が花開く。名馬カードはそれぞれ能力が異なるため,目的の育成方針に合った能力を持つカードをセットしておくといい。
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最後に,騎手を選択。騎手も得手不得手があるため,ここでもルートに応じてレースが得意そうな騎手を選択するといいはずだ。
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これらの設定が完了すると,いよいよレース開始。「NEXT」欄に表示されるレースの中から1つを選んで出走させる。
最初はレースの選択以外にできることがなく,とにかく1レース目を開始して見守るしかない。経験上,1レース目では1着にしかならなかったので,ほぼ確実に勝てるようになっているのではないだろうか。
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レースに勝利すると,レースごとに設定された枚数の名馬カードを得られる。2レース目からは,新たに入手した名馬カードを使っていく。
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名馬カードの主な使いみちは,前述したサポート枠に設定した名馬カードの素質開花だ。各カードには「開花ポイント」という数値があり,必要なポイントに達すると,カードごとに設定された素質が開花するようになっている。カードによって開花に必要なポイントや空きスロットが異なるため,考えなしにカードを突っ込んでいると,ポイント足らずで空きスロットがなくなってしまい,開花しないまま終わることもある。
たとえば,開花までに160ポイントが必要,空きスロットが3つの名馬カードがあるとする。このカードに,開花ポイントが30のカードを3枚突っ込むと計90ポイントなので,160には届かず,開花しないままになってしまう。性能のいい能力ほど必要なポイントが高くなっているようで,素質に目が眩んで開花ポイントが高いカードばかり設定すると,結果的に苦戦することになりそうだ。
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また,セットしたカードによって「絆コンボ」が発動して,新たな「異名」を獲得することがある。異名にはさまざまな種類があり,異名をセットしておくことで,馬の能力を少し強化できる。
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また,1プレイ中に1回のみ,3レース目以降に「最強馬調教」が実行可能になる。これは名馬カードを使って,馬を一時的に強化できるものだ。能力の上昇によって次レースの勝率は高まるものの,使用した名馬カードは消滅してしまう。
繰り返しプレイして名馬カードを蓄積していくのが,このモードの下積み時代ともいえるようなものなので,カードを消費するのは避けたいところだが,何もせずに勝ち続けられるほど簡単なモードでもない。後半戦の「ここぞ」という場面で使うことになるだろう。
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基本的には,以上の手順を繰り返して12レースを戦うことになる。
実際にやってみると,最初の4戦ほどはあまり考えなくても勝ててしまうくらいだが,それ以降が難しい。オンライン対戦は最低6戦を勝ち抜いたあとに挑戦できるため,とにかく後半戦(7戦目以降)まで勝ち抜かないことには,オンライン対戦そのものにたどり着けない。
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恥ずかしながら,筆者は十数回のプレイで延々と敗退を重ねた。どこをどう工夫すれば勝てるようになるのかが,まったく分からなかったというのもある。そんななか,ようやく初めての後半戦へ……と思ったら,その7レース目で敗北!
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……しかし,ひとまずオンライン対戦に駒を進めることができた。
オンライン対戦は3レースを連続で戦い,ほかのプレイヤーが育成した馬とのレースを見守ることになる。
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当然,勝てはしなかったが,「大会競走馬ランキングの第13位にランクインしました! こんな強豪の中で上位に入るなんて,すばらしいです!」とお褒めの言葉をもらえた。リリース前にプレイしたので,ランキングの大半は開発スタッフとゲームライターなんだろうけど……。
その後,締切ギリギリまで挑戦し続けたが,オンラインランキングは10位,オフラインでは11レース目までの突破が限界だった。
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レースの内容はスキップして結果だけを確認できるので,どんどん飛ばしていけば,1プレイが短時間であるのは確かだ。出走するレースの選択,得られる名馬カードによって毎回のプレイに変化が生じるため,ちょっとしたローグライト競馬ゲーといえる。競馬シムといえば,長時間ジックリというスタイルが当たり前だったので,これだけお手軽なものは画期的だろう。
ただ,競馬のガチ初心者には分からない部分も多く,もう少し説明が欲しかったところ。絆コンボに関しても,特定の馬同士や史実における特徴に応じた組み合わせ,年代や脚質などの一致といった条件で発動するらしく,真剣に勝ちにいくなら初心者以上の競馬知識は必要になる印象だ。
「Winning Post 10 2025」公式サイト
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- PC:Winning Post 10 2025
- PC
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- CERO A:全年齢対象
- コーエーテクモゲームス
- プレイ人数:1人
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- ライター:本地健太郎

(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
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