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インディーゲーム開発者のサポートプログラム「iGi」の第5期生によるプレゼンイベント「2025 Demo Day」をレポート。5チームがパブリッシャや投資家に自作をアピール
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印刷2025/11/11 18:57

イベント

インディーゲーム開発者のサポートプログラム「iGi」の第5期生によるプレゼンイベント「2025 Demo Day」をレポート。5チームがパブリッシャや投資家に自作をアピール

 2025年10月31日,マーベラスが主催するインディーズゲームインキュベーションプログラム「iGi indie Game incubator」(以下,iGi)は,プレゼンテーションイベント「2025 Demo Day」(デモデイ)を都内で開催した。

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 iGiはスペインのバルセロナで運営されているインキュベーションプログラムGame BCNの成功事例に基づいた産学官連携プログラムだ。日本向けにカルチャライズされ,神戸市や神戸電子専門学校,大阪電気通信大学などとコラボして実施されている。

 今回のDemo Dayでは,30社を超える国内外のパブリッシャやゲーム関連企業に向けて,プログラム第5期生として採択された5チームが,開発中の自作タイトルのプレゼンテーションを行った。
 プログラム期間中,各チームは約400時間におよぶ国内外の専門家によるメンタリングを受けており,それぞれのタイトルはより優れたゲームとなった。なお,第5期生はこのDemo Dayをもって,プログラムを卒業となる。

 イベントの冒頭,iGiのプログラムマネージャーを務めるマーベラスの知念さおり氏は,第3期生のKOTAKE CREATE(コタケ)氏が卒業後に開発した「8番出口」が映画化され,第78回カンヌ国際映画祭に参加したことなどを例に挙げ,2025年は非常にインディーゲームの可能性を感じる1年であったと語った。

知念さおり氏
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5周年を迎えたiGiのこれまでの振り返りや,Game BCN10周年の紹介もなされた
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 後述する第5期生5チームによるプレゼンのあとには,iGiのアドバイザーであり,共同創設者/事務局長を務めるルーディムス代表 佐藤 翔氏が登壇した。
 佐藤氏はiGiが年々成長しており,関わっている経済産業省のクリエイター育成事業「創風」も含めて,世界的にも存在感を増していることを紹介。gamescomなど海外のゲームイベントでパブリッシャや投資家と話したときに,「日本でiGiに携わっている」と言っただけで「iGiを知っている」「創風を知っている」と返答されることが増えているそうだ。
 そうした現状について,佐藤氏はiGiの関係者や卒業生の努力および成果の賜物であると表現し,「皆さんがiGiを誇りに思っていただけるよう頑張っていきます」と意気込みを述べていた。

佐藤 翔氏
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iGiがゲーム部門を担当する創風の実績も紹介された
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第5期生によるプレゼンテーションタイトルを紹介


 ここからはプログラム第5期生5チームによるプレゼンテーションの内容を紹介しよう。


●プレゼンテーションタイトル
不可思議メメメは寝ていたい
あなたに花束を
リリーinドリームワールド
黒くないカギで開かないドアはない
リコネクト

●「不可思議メメメは寝ていたい」<LabyLab>

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 LabyLabの「不可思議メメメは寝ていたい」は,ずっと寝てたい自堕落な天才ハカセ・不可思議メメメが,不思議な癒やしで人々を眠りに誘う可愛い羊を発明し,世界を眠らせるためにそれを大量生産して部屋の外に放っていくというゲームである。

プレゼンを行ったLabyLabのnamase氏(左)と,デザイナーのdomo氏(右)
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 本作のコンセプトは「拡大再生産×3D簡単アクションで気軽に楽しめる,指数関数的にカワイイひつじ運びゲーム」だ。具体的なゲームサイクルは,部屋に続々と出現する羊を窓へ運んでポイントを獲得し,そのポイントを利用したキャラクターの能力上昇と新機能の開放によって効率を上げていく。その後はさらなるポイント獲得を目指すということを繰り返し,指数関数的に各数値を上昇させる。

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 「Cookie Clicker」に代表される拡大再生産ゲームをベースとしている本作だが,独自のセールスポイントは「3D空間を生かしてより魅力的に世界観とキャラクターを描き出すこと」「3D空間を利用して羊を運ぶ遊びをベースに,ほかにはないプレイ感を実現していること」にあるという。

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ゲームの進行に沿って,メメメの発明品によって部屋は効率的になるだけでなく,可愛らしく魅力的に変化していく
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 また本作にはアドベンチャーゲームの要素もあり,主人公のメメメが眠気を誘う羊を発明し,それを世界中にばらまいて人々を幸せな眠りに誘うという物語が展開される。物語は4〜8時間程度のプレイで一旦エンディングを迎えるが,その後も引き続きプレイができるようになっている。

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●「あなたに花束を」<abyss good games>

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 abyss good gamesの「あなたに花束を」は,来店した客の要望に合わせて花束を作るシミュレーターゲームである。現代日本に暮らす客の悩みを聞いて,7種類のラッピングと24種類の植物を組み合わせ,彼らの人生を少し明るくするような花束を提供していく。花束が注文どおりであるか否かで,客の反応や物語が分岐していくそうだ。

プレゼンを行ったabyss good gamesのabyss氏
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 本作のゲームサイクルは,「ノベルパート」で来店した客の話を聞き,注文を受けて「花束育成パート」で花束を作成,「撮影パート」で任意に花束を撮影し,再びノベルパートに戻るというもの。

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 客が花束を求める理由は,誰かへのプレゼントや自分へのご褒美,あるいは特別な日を彩るものなどさまざまで,ノベルパートでは会話を通じて彼らそれぞれの人生にふれることになる。

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 花束作成パートでは,客の注文をもとに花束を作っていく。注文は「ブーケを作って」「バラを使って」など簡単なものだが,プレイヤーの創意工夫によって多種多様な花束を作り出せる。

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 完成した花束は撮影パートで撮影可能で,SNSでシェアできる機能も実装される予定だ。ゲームプレイの実況・配信なども想定しているとのこと。

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 花束は,注文どおりに作ることで,基本的には客に喜んでもらえる。しかし中には,自分の本心に気づいていない,訳あって隠し事をしている,あるいは誰かに背中を押してほしいといった客もいる。そんな彼らの気持ちを読み取り,それを花束で表現することで物語は分岐していく。

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 本作のセールスポイントは「多様な花束を通じた,多様な人々の群像劇」で,花を贈る人と贈られる人双方の人生を考えつつ,プレイヤー自身の思いを投影していくこととなる。ゲーム内の1日は約30分,全14日間でクリア時間は7時間前後を想定している。

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●「リリーinドリームワールド」<ヨシオゲームズ>

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 ヨシオゲームズの「リリーinドリームワールド」は,死んでしまったミニチュアダックスのリリーが,飼い主のタケルを守るために悪夢と戦うアクションRPGだ。

プレゼンを行ったヨシオゲームズのヨシオ氏。実際に愛犬を亡くしている
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 本作独自のセールスポイントは2つ。1つ目は「見て楽しい犬アクション」で,主人公のリリーが口にくわえた剣を振るって戦うことに加え,「お手」で前脚が巨大化したり,百烈拳を繰り出したりと見た目のインパクトが強い。
 こうしたアクションは現実ではあり得ないが,夢の中で犬がこうやって戦っていたら可愛いし楽しいという思いを表現しているとのこと。またドッグフードを食べてHP回復といった,犬が主人公だからこその新鮮かつ可愛い表現にもチャレンジしている。

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 2つ目のセールスポイントは,「感動できる犬ストーリー」だ。愛犬の死をきっかけに,飼い主だったタケルは悪い夢を見るようになるのだが,リリーは彼を救うべく「ユメセカイ」に入り込んで悪夢と戦うこととなる。そうやって悪夢によって奪われた「オモイデ」を集めることにより,タケルとの絆を取り戻していくという,犬好きに刺さるストーリー展開になっているとのこと。

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 ゲームサイクルは1ストーリー1ステージ制となり,ダンジョンであるユメセカイと拠点となる「ヨミノ国」を行き来することとなる。
 ユメセカイでは悪夢と戦い,タケルとのオモイデを取り戻す。ヨミノ国ではオモイデを追体験したり,その地にいるキャラクターと交流したりして,次のステージに進んでいく。構成は大ダンジョン4つ,小ダンジョン2つでそれぞれにシナリオとイベントが用意され,エンディングまでのプレイ時間は6時間程度を想定している。

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●「黒くないカギで開かないドアはない」<Studio ZeF>

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 Studio ZeFの「黒くないカギで開かないドアはない」は,ルール文を改変してゴールを目指す2Dアクションパズルゲームだ。ゲームの各ステージはルール文で構成されており,プレイヤーはそれらに「ない」という言葉を足したり引いたりすることでルールを書き換え,ゴールを目指す。

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 ストーリーは,この不思議な世界に召喚された主人公が,女神から授けられた「ない」を操る能力を駆使して,悪魔にさらわれた姫を助けるという内容。しかし,ゲームの進行に沿って女神達が隠していたこの世界の秘密が明らかになっていく。

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 セールスポイントは,「否定という概念そのものを操ってルールを書き換える面白さ」。加えて,各ステージのパズルとしての楽しさや,ストーリー展開の面白さも兼ね備えているという。
 ゲームのボリュームは,10〜15ステージのワールドが7つ,約80ステージで想定プレイ時間は5〜6時間になるとのこと。

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発表直後から大きな反響があったことも紹介された
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●「リコネクト」<スタジオウィンク>

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 スタジオウィンクの「リコネクト」は, 小さなデバッグAIとなってコンピュータをハッキングし,世界のシステムを修復するパズルアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは心を持つAIたちのバグを直すための冒険に出る。

プレゼンを行ったスタジオウィンクのまーぴょん氏
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 本作は世界を探索し,パズルを解いて暴走したボスを倒してストーリーを進めていくという内容で,パズルゲームとRPGを融合したゲームサイクルが特徴となっている。
 メインの遊びは「ハッキング」で,プレイヤーが電子機器に侵入し,内部にあるパズルを解くと外部の仕組みが変わり,ゲームが進行していく。

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 パズルは電子回路をモチーフとしており,コードをつなげることでちょっとしたプログラミングができる。たとえば2つのユニットをコードでつなげることによって,別の回路が機能しだすといった具合に,仕組みをプレイヤー自身が操作できるクリエイティブな要素を備えている。

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 すべてのパズルにはストーリーと連動したヒント機能が用意され,パズル内でシナリオが進行。またパズル自体をスキップすることも可能となっており,誰でも最後までゲームを楽しめるようになっている。

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 各エリアの最後には,心が暴走したAI達がボスとなって立ちふさがる。それぞれのボスは独自かつ多彩な攻撃を繰り出してくるので,プレイヤーはパズルの仕組みを駆使して戦うこととなる。

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 首尾よくボス討伐に成功したら,彼らのAIのバグを修復するべく心の回路に侵入。ここでの選択によって,シナリオが分岐していく。

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 以上の内容から,本作独自のセールスポイントとして,「本格的なパズルゲームでありながら,感動的な冒険物語が楽しめる」ことが挙げられた。
 ゲーム本編のプレイ時間は5時間前後で,週末で遊びきれるコンパクトなボリュームを目指したとのこと。

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リリース後のアップデートで追加予定のコンテンツも紹介された
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