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[GDC 2025]主人公の動きによって時間を進めたり戻したり。パズルADV「RECUR」をプレイしてきた
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印刷2025/03/20 14:09

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[GDC 2025]主人公の動きによって時間を進めたり戻したり。パズルADV「RECUR」をプレイしてきた

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 GDC 2025に合わせて開催されたDay of the Devs 2025: San Francisco Editionで,ドイツのKaleidoscubeが開発する新作パズルアドベンチャー「RECUR」がプレイアブル出展されていた。ドイツ以外では初公開とされるそのプレイ感をお届けしよう。

 3か月ほど前に,パブリッシャのAstra Logicalから制作がアナウンスされた「RECUR」の主人公は,ごく普通の郵便配達員。彼はひょんなことから時間を巻き戻す不思議な力を手にし,迫り来るアポカリプスを食い止めるヒーローになってしまう。

 どこかヨーロッパのアニメ映画を思わせる,細かく描き込まれた手描き風のテクスチャが印象的。Kaleidoscubeは2021年に「A Juggler's Tale」を手がけた開発チームと聞けば納得できるかもしれない。


 3Dグラフィックスを採用しながら,ゲームメカニクスとしては主人公が左右に移動するプラットフォームアクションとなっているが,大きな特徴となるのが,主人公の動きに合わせて時間も動くシステムだ。主人公が右に動けば時間が進み,左に戻れば巻き戻る。立ち止まっていれば時間は進まない。

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 今回のデモでは,この能力をうまく使って駅に停車中の列車の発車時刻を変化させ,交通渋滞の原因を突き止めて列車をうまく出発させるというプレイが楽しめた。ジャンプで進める場所は,目立つように白いペンキが塗られているなど,ゲーム世界の“お約束”も取り入れられている。
 無事に列車が出発しても,今後は陸橋の崩壊が起こって,さらに危機を乗り越えるために頭をひねっていくことになる。

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 興味深かったのは,列車に乗っているときの背景に,未来的な建築物があったことだ。この世界では誰も気に留めていないようだが,この「リカー」と呼ばれているらしい建築物が発光したときに陸橋崩壊の事故も起こっていたので,アポカリプスの発生とも関係があるらしい。手前の平和な町の風景と,背景の不穏な雰囲気のアンバランスさに,Kaleidoscubeらしいシュールな世界観が見え隠れしていた。

 Steamのストアページ(外部リンク)には,インタフェースと字幕が日本語化されることも表記されている。発売は2026年と,しばらく先になるようだが,今回の試遊からは,近いうちにデモが公開されそうな雰囲気を感じた。50作近い作品が公開されていたイベントの中でも,かなり気になる作品だったので,注目してほしい。

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「RECUR」公式サイト

「GDC 2025」公式サイト

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